2010-01-02
ささめきことがたった1クールで終わってしまったのはもったいないと思う
旧アニメーションメモ | |
10月に始まったアニメの中で一番地味な印象があった百合アニメ「ささめきこと」。それが気づいてみれば一番次の回が待ち遠しいアニメになっていた。特に5話以降は演出のテンションがやたらと高く、本作を何度も見返していたお陰で他のアニメがあんまり見れてなかった(苦笑)。
このアニメの最大の魅力は各話毎に演出の方向性がかなり違う事だと思う。例を挙げると、百合アニメにあるまじきギャグと爆発シーンを見せる5話「friends」と10話「ハプニング・イン・サマー」。そして朱宮くんの女装姿をバカバカしくも楽しく描いた7話「少年少女」。そんなギャグばかりかと思えばあずさの苦悩をじっくり見せる9話「ひまわりの君」があったり、キャラクター同士の微妙な関係性を描いた11話「なんでもない」のような回もある。笑わせる時は思いっきり弾けて、シリアスなやりとりをする時はしっかりキャラ同士の人間関係を描く。各話とも担当コンテマンの個性が強く出ていてああ、この人はこういう風なコンテを切るんだ、と色々な発見もあって見ていることがとても楽しかった。
開始当初は前クールでやっていた百合ものの傑作「青い花」の出来が良すぎたせいか、ついつい比較してしまって話に入り込めなかったのだけれど途中からそんなこともなくなっていった。でも、こういうふうに中盤から面白くなっていくタイプの作品がたったの1クールで終わってしまうのはすごく残念だ。あれ、面白くなってきた、でも、え、あれ、もう終わちゃうのって感じ。1クールといっても13話あるから11話ポッキリだった青い花よりマシだけどもっと長く見ていたかった。森脇真琴さんのギャグ回をもっと見たかったなぁ。あおきえい氏の絶妙な構図の取り方もたった1話見ただけじゃ物足りない(ご本人も原作のファンなのでもっと関わりたかったらしい)。中山岳洋氏の担当回は女の子が可愛く見えるなぁ、あと何話か見たかった、見たかった・・・。
やっぱり1クール作品は辛いや。だって作品にハマっていっている時に終わっちゃうんだもの。前述の「青い花」や「紅」「アキカン」「大正野球娘」「喰霊」などなどコレは面白いや、とテンションが上がった時に1クールものは終わっていくので、何だか肩透かしを食らった気分になってしまう。アニメは最低2クールでやって欲しいなぁと切に思うのであった。

