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数字嫌いの経済日記

2010-03-10

困難なイノベーション

| 14:59

日本企業の苦しみを25年前から味わっていたアメリカ企業

このエントリーでは日本企業の直面している困難が上手くまとまっていて、面白く読めました。しかしこれを読むと、日本企業の将来は暗いと言わざるを得ない気がするので、それについて書いてみようと思います。

この文中ではイノベーションの成功例としてGEIBMが挙げられていますが、しかし両社のここ20年ぐらいの変革は生半可な物ではありませんでした。特にGEの方は極端で、もはや同社は以前のような家電メーカーではなく、現在は実質的に金融コングロマリット状態。変革が行われたというよりは企業としてほとんど別物になっているといっても過言ではありません。日本企業で例えれば、パナソニックがテレビ事業を売り払って銀行や証券サラ金で稼いでいるようなものです。果たしてここまで日本企業は踏み切れるのか?と考えるとかなり難しい気がします。企業が存続して行くためには、今までやってきた事業に固執せず時代の流れにうまく対応して新しい事業を開拓していくのが最良の策だという意見は多いですが、生き延びるためにここまでドラスティックに事業構成を変えるのは指揮系統の硬直的な日本企業には相当難しい気がします。

アメリカという国は製造業日本企業に破れ、90年代以降は金融ソフトウェア事業にリソースを集中して成功することができましたが、中国韓国企業に追われる日本企業が同じような道を歩むのも難しい感じがします。だって金融もソフトも技術的にアメリカにいい所を全て抑えられて日本が入る余地がないんですもの。別の分野に進出するにしても日本企業が他に得意そうな分野って何かあったっけ?と考えても何も浮かんできません。このまま座して死をまつしかないのかなぁ〜、ああ、暗い結論になっちゃった・・。


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LilacLilac 2010/03/11 01:52 トラックバック有難うございます。元記事筆者です。
GEについては、確かに2008年までは金融事業などで利益を出していたのは確かで、ものの本などはそこに重点が置かれて書かれているのですが、事業の基盤は航空機エンジン、発電タービン、医療機器や産業機械などの重電にあると私は思っています。
もちろんドラスティックな変化なのは確かなのですが、既にあるアセット(人員だけでなく文化とか暗黙知のようなもの)を強みとして生かすのが成功の鍵なのだろうと思っているところです。
私も続き記事を書こうと思ってるので、またいらしてください。

bonzokuxbonzokux 2010/03/11 20:37 コメントありがとうございます。
確かにGEは売上で見ると重電分野の比率が高い会社だと思います。ただ、利益面で見ると以前まで本業とあまり関係が無かった金融分野が相当な比重を占めているので、イノベーションの例として出させて頂きました。
しかし仰る通り普通であれば既にある強みを利用して会社の事業を変化させて行く、というやり方の方が成功しやすいだろうという気がします。GEの金融事業での成功は運にも恵まれた特殊なケースという気もしなくはないですね。

P.S. 続きの記事、楽しみに待っています。

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