空と飛び猫 アーシュラ・K・ル=グウィン/訳・村上春樹

空飛び猫 (講談社文庫)

空飛び猫 (講談社文庫)



村上春樹による訳ということで読んでみました。



原作はアーシュラ・K・ル=グウィンという人。

アメリカの女性作家です。

調べてみたら、ゲド戦記の原作者ということがわかり、驚きました。





この本は短い絵本です。



背中に羽の生えた子猫たちが都会を出て

住みよい場所を求めて旅をするというストーリー。



挿絵は欧米的で、羽の生えた猫というセンスがすごい。



ストーリーを簡単に言うと、、、







子猫たちは環境の悪い都会を離れ、森へ飛んで行きます。

でも森での生活はふくろうに襲われたりと、これまた苛酷。

最終的に田舎の良い人に拾ってもらう

という感じです。



これは猫じゃなくて人間の話なのかもしれません。

本当に住みよいところとはどこなんでしょうね。



ちなみに、なぜ羽が生えているかについては不問。

まぁ絵本ですから。