【覚え書き】優しい言葉だけせめて覚えておきたかった

と、本日は、ガンツの感想で挙げていた、『オンブ』について言及された「中世の愛と隷属」という本を見ることができたので、そのメモを残しに。
ひとつひとつくろのくんとたえちゃんのことを考えながら読むと、すごく面白かったです。


<聖なるオンブ>
・異界の聖なる存在との間の交流が、オンブという肉体的接触によって行われるという観念があった。

<死のオンブ>
・夢の中で人にオンブされて他界へ行くという観念

<女を背負う>
・人々が火事場から各々大事と思う様々なものを持って逃げ出す場面を描いたものであり、「火宅」としての「人道」に囚われた人間の業を描いたものである。これらの男は、女を最も大事なものとしてオンブして逃げ出し、その先には三途の川での苦行が待っている。
・そこに描かれた男と女の関係は、一組の男と女がその身長や体重の違いを相互の肉体を通じて認知しており、背負うという行為の中に記憶しているという関係であるように読みとれる

<婚約のオンブ>
・男と女は、嫁迎えのオンブから、その身体的愛情を公認され、それと対になった身体的技術を作り始めたと考えたい。
・婚姻のオンブから始まった夫婦のオンブは、結局、三途の川のオンブにおいて、その円環を閉じる。そして、自己の肉体によって結婚のオンブを担い、死後は三途の川のオンブまで一緒に連れ添う個人的愛情と幸せは、何人もの女をオンブしなければならない人々にとってよりも、むしろ庶民の愛情にふさわしい

・このような身体的儀礼が宗教の世界に反映し、神々による宗教的な送迎という観念が特に発展したと思える。
・人々の意識の中にあったものは、世俗における「送迎」と同じレベルでの神によるお迎えへの期待だったのではあるまいか。宗教がここまで現世における人格的な儀礼と同じ反映形態を示すことは、まさに日本においても「人間は自己自身に似せて神を創造した」ことの現われだったのではないか。


くろのくんは、神様になったのかなぁ。

(110703)

【ぬんぼ】自担、または自ユニを好きになったきっかけってなんですか。

ざっくり似たような回答をこちらでしています。
・あなたにとって「担当」という言葉の意味は?また、担当に落ちるきっかけ、歴代担当の共通点があれば教えて下さい。
http://theinterviews.jp/reddish3228/4075046

が、長いので抜粋すると、
百識露出の下地→12年2月からのいいとも視聴+えび座レポ乱獲→野球大会→露出継続→4月2日のいいとも新衣装+ハンチョウゲスト回再放送がとどめ
という流れです。

自ユニ、ということで野澤さんに話を広げてみるのですが、正直野澤さんのことを知ったのはいいともで真田と一緒にいるのを見てからです。以前はドル誌もちょこちょこ買ってはいたはずなのにジュニアのページを見ていなかったのか記憶がなかったし(これは真田に関しても)、嵐が卒業してからは店頭でちらっと見る程度だったので、今になって非常に後悔しています。
というわけで、あまりのコヤシゲのコヤシゲっぷりに買ってしまい手近にあったいちばん直近のドル誌=duet '12 2月号がおおよそ私のnoonboyzへのファーストコンタクトでした。ベム+仁SEASONS露出でKAT-TUNに、理想の息子+スパデリ露出でJUMPへの興味がぐんっと上がっていた時期なせいで、ドル誌を手にとる習慣がついていたようだ…。
偶然にも50の質問がのんさな回で基本情報を押さえるには非常にありがたい号でしたが、なぜか野澤さんの生年が1997年と書かれていて、(゜д゜)えっ…真田の隣にいるあんなおっきい子5つも下なの…?!それでユニット組んでるの…?!と誤解しかけました。そんなわけなかった。
あとここで引っ掛かったのは、「ジャニーズで仲がいいやつは?」という質問に対して佐久間くんを挙げる真田と、みんなとざっくり答える野澤さんという部分で、(゜д゜)えっ…お互いのことには言及しないの…??そういうものなの…??と盛大にはてなが飛んだものです。まぁ考えてみたら別に変なことでもないんだとは思うのですが、そのときはまだMis Snow Manを離れてのnoonboyzであること、もっと大きな母体があったことをあまり認識できていなかったんだと思います。っていうかこの辺りの認識の時系列いっそ私が知りたい…。

この号は記事自体も当たりで、
(のωん)よく言うよー!何年いっしょにいると思ってんの。おまえが夜中に菓子パン食うヤツだってことは知ってるんだぞ!!
(サ∀ナ)あ…。
(のωん)で、おなか痛くなって、うずくまったまま寝るんだよな?
というのがものすっごかわいくて。かわいくてだな!!!
2人の距離感はこんな感じなんだなーと思っていたんですが、まぁ知るにつれてそうでもないし、むしろ最新号では (サ∀ナ)いいともが始まってから野澤に妹いるんだって知った! とか言うし(Mis〜時代に弟妹トークをしているっぽいのに)、雑誌が出て彼らの会話を垣間見る度に、”2人にされた”2人の距離の測り方を進行形で見せられているんだなぁ…という気持ちになっています。

はっ…Σ(゜д゜)おこがましいけど野澤さんのことも!好きなんだよ…!?
私が見始めたのが今年からという大層大きくおなりになったところからなので、すっかり野澤さんを大人に近い人と認識しがちなのですが、滝ちゃんねるでの「(ドッキリ以降)大人が信用できなくなった」「今度は大人に頼らないでやろう」というような『自分と大人を線引きする』発言やら、滝ちゃんレポーターは今まで河合くんでしたね、という話の流れで飛ばしてくる「じゃあバトります?」とかいう言葉とか、いわゆるのんちゃんスマイルと言われるような目も口もきれーに弧になるような笑い方とか、指の開いた拍手とかそういう、体の大きさに相反した子どもっぽさが見えると、これは!こういうところ大変好きですね!!!となります。
野澤さんに関してはこれがきっかけ!というのは難しくて、真田の隣りにいてくれるのを見ているうちに、という流れでしか言えないような気がします。

【真田】ドラマ・映画・CMで自担のお姉ちゃん役で「ぜひ1度...」と思う共演して欲しい女優さんはいますか?

ぜひとまで考えたことはないので今ぱっと脳内でイメージ検索したのですが、山田優ちゃんを姉にして、生まれたときから決まっている上下関係にしいたげられてるのが見たいですね!\(^o^)/ ちょっとコンビニに買い物行かされるとか嫌いな食べ物を皿に移されるとか理不尽に背中蹴られるとかそういうレベルの。あとたまに仕返しがうまく行ってへへんって思ってたらトイレに籠城されて、朝から (;サ∀ナ)ノシ姉ちゃん!姉ちゃんここ開けろよはやくしろよあのすいませんお願いだからここ開けてください…!とかドアどんどんやってる。高校生推奨。

なんだろうこれ、両親は何らかの理由で不在で姉弟で暮らしてる感じなのかなぁ。主役は優ちゃんで反りの合わない相手とのツン同士の恋愛もので、弟佑馬くんは自宅シーンに現れるので視聴者はその瞬間を心待ちにしています。ぶつぶつ言いながらゴミを捨てに行ったり電話で帰宅の報を受けてビールを冷やしはじめたり、頭をはたかれながら宿題を見てもらったりします(お姉ちゃんは頭がいい)(佑馬くんは平均辺りをふらふらしている)。酔いつぶれたお姉ちゃんをおんぶで連れ帰ったりします。呆れてたら背中から弱々しい声が聞こえてくるので、心配になって相手の男に意見しに行ったりします。
たまに学校のシーンがあります。役の佑馬くんは体力とよい体格を身につけなくてはと思っている+お姉ちゃんがいない場で安心しているのでここで(真田の)役得とばかりにたくさん食べます。でもむやみなドカ食いっていうより1.5人前早食いって感じ。学食で佐久間くんと食べてたら、メシ丸飲みはやめろよ真田、と通りすがりの野澤さんに注意されます。佐久間くんはクラスメイトですが野澤さんは部活が同じ人です。部活はバレーボール部です。全8話くらいの間に1回佑馬くんメインの回があります(同級生に告白する回)(花男2の進くん回的な)。それからそれから

とかやってたら最初は思い付きだったはずでありしかも女優さんの質問なのに回答が弟佑馬くんにスライドしていて、空想がエンドレスになってきたのでこの辺りで終わります。内容がベタだとか言っちゃいけない。ベタは皆が好きだからベタなんだ。
しかし春馬姉役だったごくせん2008と、夏ドラマ共演者志田ちゃんのお姉ちゃん役だった「正義の味方」はちゃんと見ていませんすみません…。

ちなみにいちばんやらせたいのはトイレに籠城されるシーンです。

【真田】自担を漢字一文字で表すと?

名前に入ってる「佑」の字はよいなぁと思います。
真田佑馬、ってわりと他3文字や名字はいかめしい字面に見えるんですが、1つ佑という曲線+少ない画数の字が入ることで適度にやわらかい印象を与えてくれます。
で、字の持つ意味が「たすける」ということを思っては、「この子は生きることで人の世をすくってる…!」という天を仰ぐような思想に飛び立てます。こうして人の前に立って、一生懸命生きて、自身の人生とパフォーマンスを見せて人の心をふるわせることでこの子は人の世を救ってる。壮大な夢と希望を勝手にかけています。

ところで今ざっくりウェブ上で「佑」を引いたら「祐」は異体字(かたちは違うが同じ意味を持つ字)として挙げられていてちょっとテンションが!上がりましたね!(゜∀゜*)ふぅー!ふぅー!
常々「ゆうま」「ゆうき」という名前の並びの2人ってかわいいなこれ出だし2文字かぶるからお互いに名前呼ぶことってないんだろうなと思って楽しんでるんですが、結局かたちを分けた同じものなんだと思うと更に楽しいですね。

【真田】あなたにとって「担当」という言葉の意味は?また、担当に落ちるきっかけ、歴代担当の共通点があれば教えて下さい。

グループに入る前にいただけた質問なのでなんだかうれしいですありがとうございます(*´∀`*)

さて担当、というものをはっきり理解しているとは言えないし、そもそも他の方の間でも正答がないまま言葉がひとりあるきしてるからこういう質問も浮かぶのが自然かという感じなので、現時点で考えてみたものを書いてみます。もしかしたら後で自分の言葉選びに不備過不足があるなぁと思ったら書きかえるかもしれないので、自分でも一応日時を一緒に書いておこうなぁ。
担当歴と言うならば06〜松本潤、12春〜真田佑馬というざっくりしたもので、その言葉に考え込み始めたのは12年3月末ほどです。それまではあんまり深く考えたことはなくて、いちばん「かわいい!」ってはしゃげる対象だったんじゃないかなと思います。これは潤くんに対しての気持ちの方が浅かった、というのではなくて、担当、という言葉にさほど囚われていなかった、と見ていただけたら幸いです。

で、今真田担としての自分がどういう意味でそれを名乗ってるのかと考えてみて出てきたのは、「自分の名札に一緒に明記したい人」という感じなのかなぁということです。
言いかえる、言い足すなら
「その相手にとっての内野に入っていたい(cf.(`^3^´)外野の言葉はシカトする!はっはー!)」
「自分=(といえば)その担当の人間、と関連付けて認識されたい」
「その言質がほしい」
というようなことを主に外部(同担他の子担の別ではなく自分以外の方という意味合い)に手っ取り早く伝えるために名乗るときに用意された単語として「担当」があるのかなと思います。
じゃあ自分の中ではというと、あぁぁぁぁぁもう!!!好き!!!そのえへへへらーって平和そうに笑う抜けた顔もそんでマイクに入っちゃう笑い声とか広いのにまるっとした肩とか少クラとかの年下といる集団内では調子乗っていろいろ遊んでるところも離さないで愛/tornメドレーを見た私に「あぁ、真田は北島マヤだったんだ」と思わせたような、目というよりもずっともっと脳が、意識が見てしまうしかなかったようなパフォーマンスも、好き!この人が私の好きな人!。゚・(⊃д⊂。)・゚・と日々何か好きなところを見つけ、感情がいちばんに動いていく人、という感じです。
私の場合自分に対しての信用がないので、身のない言葉や浅慮な言葉を喋ってそれで悦に入ってしまうことを恐れているのですが、今のところはきっとその不安はなさそうです。

真田担になる経緯、というのは自分のためにtogetterに2月からの該当ツイートをまとめたものがあるのですが長いのでそこから要所を並べると、
・百識で真田のことは知っていた
・2月、学校のことが一応一通り終わったのでいいともが見られる時間に家にいるようになり見始めた
・と同時にえび座のレポがたくさん流れてきていた この時点でだいぶ贔屓のようになる
・3月、野球大会に行って真田がぼっちに見えて(それまで私が見ていた環境(上記3つ)とは違うありかただったから)心配になった
・更に継続される露出
・4月2日、いいともの衣装が新しくなり、すごいねぇ、新しい衣装がもらえるってこんなにすごくてうれしいことだったんだねぇ、私この子のこと見てるとすごく感情が生きてくる気がしてる、とひとしきり考えた2時間後に控えていたハンチョウの真田出演回再放送で見た湧くんがあまりにイケメンで、その”役に入り込んだ”姿、パフォーマンスをする姿の可能性があまりにも広く高く強く広がっていることを突き付けられる
というわけで、4月2日が、私が決意を持って真田担になった日です(´▽’)ノ まだぎりぎり東京にBS環境もなくひとりぐらししていたので少クラも見られていなくて、真田のパフォーマンスを見るのはおよそそれが初めてだったのですね…

共通点というと一見なさそうですが、笑うときに開く口が大きいなぁって2人とも思います。潤くんのときはそれを「下あごの稼働域が広い」と表現していて(なので時々左右にも歪みがち)真田もそうだというわけではないんですが、ほんとに楽しそうなのが現れているので大好きです。笑うときに限らず、こないだの少クラカオスミソスープ(五関戸塚真田菊池)のときも口がおっきく開いて、歌ってるのにべろが見えるのってかわいいなぁーと思いながら見ていました。
あとは真田がくびれているかは疑問ですが、潤くんはくびれていることによって案外肩幅がある感じに見えるので、その肩幅のありようと、胴と脚の比率、そこからもたらされる体形全体の感じは案外似てるんじゃないかなと睨んでいます…。

(120604)

【嵐】嵐を好きになったきっかけはなんですか?

おそらく人生の中に初めて入ってきたのは、中学のときに吹奏楽でA・RA・SHIを吹いていたときだと思います。その当時はKinKiがデビューした後で(しかしデビュー、ジュニアという区分も知らない…)、オール女子だった部内では剛派・光一派という会話がままあった覚えがあります。根暗二次元オタに片足突っ込んだ状態の私はさほど興味がを持っていませんでしたが、基本的に短髪至上主義だったためか剛兄さん派でした。あと友達が超V6好きだった。健くんだった今思い出した。

それから完全に二次オタだった高校時代はそれでもいくつかのジャニドラマに覚えがあり、天国に一番近い男教師編、ムコ殿、ネバーランド辺りはたぶん見ていた…でもバスストップ(ウッチャン飯島直子のドラマ。太一くんが出てた)とかも見てて、多分その頃はTOKIOの面々が好きだったんじゃないかな…
さて嵐が出てきません。
意識したのはそれから数年、06年頭です。
当時つけていたテレビから流れてきたNever Everの声に火をつけられ。っていう。嵐じゃねぇよ!翼くんだよ!!!っていうツッコミが聞こえますが、その曲の翼くんの声があまりにもツボをついていたのでレンタルに行ったところ、3枚セールが行われていました。で、VenusとTOKIOのMr.Traveling Man、それからあと1枚なー、と見ていて、ジャニーズつながりだしなぁ、とWISHを手にとるに至ったのです。花男未視聴未認識。ここで、「君に似合いの男になるまでこの僕に振り向いてはくれないみたい」という歌詞に、お、嵐ってこういうの歌うんだ。と感じた覚えがあります。それまでどういうイメージを自分が持っていたのかも分かりませんが、こんな日常にありふれたような「僕」という男の子の歌を歌うんだぁ。と。

で、そこから二次オタ経由だったのもあってコンレポ漫画なりをあさりに行く場所に心当たりがあったためいろいろ掘り返す。前年Oneコンのレポとか収穫でした。
それから、内輪感・5人で集まってなんかやってるぞ!感あふれるGの嵐を見るようになりました。当時精神的に鬱々とした状態だった私には、仲の良い人たちが楽しそうに、それはもう楽しそうに夜中に遊んでいる映像だけで、深く意識はしないようにしていたにせよ救いのようだったんだと思います。逆にというかたきつばとか、前から天才テレビくんで知っていた斗真及びそこからのやまとまコンビ、NEWS辺りに関しては、集団による定期的な露出がなかったのが原因でか、さほど深入りすることなく収束していった状態…。

嵐はちょうどというか06年AAAからの07年花男リターンズ及びLove so sweet、08年AAA+、魔王、24時間、オリンピック攻勢というような言うならば上昇気流の時期で燃料はいくらでも入ってきたし、ある種「伝説に立ち会ってるんじゃないか」的高揚感もありましたが、たぶん結論として意識して言えるのは、自分は集団バラエティ(集団バラエティ?)出だなぁってことです。
私は楽曲の良し悪しを考える音楽的素養もないし、ジャニーズに限らずコンサートというものにも慣れていないまま入ったのが5×10福岡ドーム、君僕国立のみで正直ファンサとかうちわ、ペンライトを持つ個人としての意義(というと大げさだし言葉が悪いけど)もあまり実感できたと思ったことはなくて(もちろん楽しかったんだけど)、自分もその内輪に入れる、と感覚が持てるというとたぶんいちばん大きかったのはバラエティの存在なのです。いつの間にか刷り込まれていく何この人たち楽しい!感…それがゆくゆくは事務所担という結果になるのですね分かります。

【漫画】漫画読みますか?一番好きな漫画を教えて下さい。

非常に広く浅くという感じです。基本的に以下敬称略で失礼します。長いよ。
そもそもは小中学生の頃市の図書館がわりと一般の漫画を多く置いているところだったのでそこが始まりで、中でも花とゆめが多かったです。安孫子美和「みかん絵日記」、川原泉桑田乃梨子那州雪絵ここはグリーン・ウッド」、日渡早紀ぼくの地球を守って」、魔夜峰央パタリロ」、山田南平和田慎二森生まさみとかその辺りの、少し上の世代がリアルタイムで見てきたようなものを、巻数も特に気にせずにランダムにあったら繰り返し借りてという感じでした。しかし少し目に見えて絵柄に時代を感じたためか、美内すずえガラスの仮面」は高校生のとき友達に薦められてから(ちょうど雑誌増刊も出てた頃だった)、和田慎二でも「スケバン刑事」はちゃんと読んだのはここ数年です。でも大判コミックスのところに「いきなり最終回!」っていう名前の通りいろんな漫画の最終回だけを集めたアンソロジーがあったので、スケバン刑事の最終回だけは目にしてはいたらしい。大判コミックスだと、ますむらひろし須藤真澄手塚治虫が主。今書き連ねて、ほんとにこの辺り自分の幼少期に関わってるなぁと改めて思う並びだな…。最近アタゴオルの連載読んだら、ギルバルスの超絶的なかっこよさは何十年経っても現役でおののいた…

一瞬なかよしを経てから週刊雑誌を読むようになったのは、01年高校生当時見ていたスクライドの漫画版がチャンピオンに連載していたことが大きい。監督谷口悟朗と脚本黒田洋介が「アニメと同じことをやっても意味がない」って考えの人だったので漫画版はそりゃあまぁ別物で、毎週毎週地方で週刊誌の発売が遅い中金曜日の朝にチャンピオンを読んでいました。あとは02年03年辺りでゲットバッカーズとSAMURAI DEEPER KYOとマガジン連載漫画がアニメになっていたのがたぶんきっかけ。その前中学生のときにラブひなを見てたのもあるのもあるかなぁ。今でもわりとマガジンが中心です。05年くらいか、マガジンを読んでいて「何この九州方言多用素敵漫画…?!(゜д゜`*)」と思わずページめくり直して出会ったのがトッキューです。ちょうど第七・九・十一管区合同競技会の前哨戦(中華料理)のところだったわけですね…。そこから久保ミツロウプラネテスを読んでいたので(これはこれでスクライドからの谷口悟朗アニメってことで見始めたんですが)ヴィンランド・サガも最初のマガジン連載時から読んで、アフタヌーンに移籍する流れを目撃した…。
アフタヌーンはそれとおお振りから。最初私「おおきく振りかぶって」ってどこかのサークル名なんだと思ってたら漫画の名前だと知って、ちょうど池尻の図書館で1巻を見てすごく面白くて雑誌も追うようになりました。
そんな感じでジャンプとか少女月刊誌にあまり触れてこなかったのでどうにも困るのが、同世代の友人が私にとっては謎なくらいに圧倒的共通言語として持っている「るろうに剣心」と「こどものおもちゃ」がまったく分からないことです…いや読めばいいんだろうけど、今私が読んで感じた何かと皆が子どもの頃にリンクして得たものって結局同じものにはならないんだろうなと思うので、たぶんこのままで行くんだろうと思います…
あっそうだその前中学生の頃は角川系のドラゴンジュニアとか読んでた忘れるところだった。モンコレナイトとかスレイヤーズとかオーフェンリウイとかああいう辺りの漫画が載ってました。聞いてびっくり、一回だけヴァンドレッドのヒビキを描いたハガキが載ったことがあるね。ヴァンドレッドWOWOW放送だから見れなかったのにね…中高生の若気の至りで絵を描いたんだろうね…PNも覚えてるけどもはや黒歴史だよね…

で今は、バンビ〜ノきっかけでスピリッツ読んで、マガジン読んでモーニング読んでアフタ読んで、あとはメロディとKISSとフラッパーと、目についたものという感じかな…どれもつまみ食い程度なんですが。今少年誌!熱い!っていうのは「エデンの檻」「AKB49」「GE〜グッドエンディング〜」で、今週から金田一の連載が復活するのでやっぱりマガジン楽しいです。あとはスピリッツの「電波の城」。女子アナの闘い・成り上がり記だと思ってた頃はさほど読んでなかったんですが、レムリア教団絡みになってから思わず見てしまっています…やっぱり宗教ってどこかにタブー感を関してしまうのか。
最近になって出会ったなぁ、と思うのは高尾滋谷川史子、おかざき真理、中村珍だなぁという印象。高尾さんは「人形芝居」10話の桃香の大ゴマ(史の『悲しくて』っていうモノローグが入ってるところ)があまりに鮮烈でページをめくって、っていうところから始まり、コミックスを集めるところまで。谷川史子はそれまでも読んでいたのだけれど、きれいで皆の感情がまっすぐであまりにまぶしくて、するするすると入り込んでしまった感じ。おかざき真理は亀さんのサプリっていう印象しかなくて全然触れてはいなかったんですが、ついこの間「&」で主人公の女の子の「触られて初めて自分の輪郭が分かる」的なモノローグのコマがやっぱり鮮烈で、食わず嫌い以前の無関心だった状態からの衝撃を受けて、今から掘り下げていこうかなぁと思っているところです。実は谷川史子とおかざき真理ってその話の中にセックスっていう肉体的接触の方法があるかないかの違いだけで、その感情を露わすことにてらいを持つ間もなく一生懸命生きている感じっていう点では表裏一体のものだったのかなって今になってちょっと考えています。珍さんは元々モーニング・ツー講談社)の羣青を見かけていていつの間にかIKKI小学館)に移籍していて(゜д゜)?!となってたりと最初は飛びとびだったのだけれど、あの小学館の句読点を打つ言葉の書き方とか、ご本人がツイッターで発言するものにわりとどこまでも軸があるんだろうと想像せざるを得ない感じとかが、一言一句読み違えたくないという気持ちにさせられて、早く羣青の下巻出ないかなぁ、一気に全部通して読みたいなぁという感じです。

とここまで書き連ねてきて漫画ってもはや自分の血脈なり軽い食べ物だったりエンターテイメントだったり日常、自分の内部に入りすぎてる感じで好きな漫画というのも難しいなぁと思ったんですが、誰かに語り継ぎたい、与えて静かにその人の中のものにしてほしいという意味を持つなら、柳沼行先生の「ふたつのスピカ」なんじゃないかなぁと思いました。前の「なぜ空は青いのですか」の質問のときに出した漫画ですが、宇宙を目指す高校生のお話。やっぱりそのときの回答と重なるんですが、宇宙を目指す物語の魅力として共通するのって、その途方もない行く先を目指す過程により自分の感情とか壁とかにぶつかっていく/しまうまっすぐな純粋さが透かされることだと思うのが私見で、スピカは本当にこの点について純粋にもほどがあると思うわけです。この話を、アスミを、府中野くんを数々の人を親子を好きでいたいなぁそう思える自分でいたいなぁという気持ちを湛えてしまう作品だと思います。