2010-07-08
なんとなくを言葉にしたい
ぼーっと株や為替の売買グラフチャートを眺めていると、ここが節目のラインなんだなとか、このタイミングで悪い情報、経済指標とかが悪化すると一気に崩れるよなとか、なんとなくは思うんだけど、それを上手く言葉で説明できない。
科学的にどうのとか、差別がどうのとか、戦争犯罪とか、色々言っている人がいて、科学的である事の追求とか、差別の可視化、差別の撤廃、差別の積極的是正とか、それは凄い正しいんだけど、でもなんかそれ違うよなとなんとなく思う時があって、けれど、やはりその正しさを訴えることそれ自体は正しいので無闇に否定することもなんか違う気がして、そんなもやもやを上手いこと言葉で処理して説明することが出来ない。
何か違うんじゃねぇかとは思うんだけど、結局それは勘っていう分類にされてしまうんで、具体的に言え、論理的に反証しろと言われても言葉に窮してしまう。でも、全く根拠がないかっていうとそうでもなくて、依然読んだ経済学の本とか、ファイマンの科学は不確かだとか善の研究やら道徳の彼岸やら、他に色々、本だけじゃなくて、あの時の恩師の言葉とか、上司の選択だったりとか、自分自身の失敗談とか、色々な知識と経験がごっちゃになってぼんやりとした像を作るんだけど・・・いや像にはなっていない、もやみたいなもんで、手が届かないんだけどそこにあるのは分かる、と書いていて途中でポエムになったのでもう書くのを止める。
上手いこと反論できないけど、なんか違うんじゃねぇかリストとか作ったら面白いだろうか。
2010-06-19
そして僕も発言しなくなった
ちょっと前からidトラックバックとか、発言一括りでの間違いの指摘や、ブックバカーやら、安全圏からの陰口だのの指摘で、いよいよブックマークでのぼやきすらもしなくなりました。
バカは発言するな、の行き着く先は無言で観察するだけってことになるのか。最終的にはブックマークすらもしなくなる予定。二年ほど、だらだらブックマークをして、最終的な結論がブックーマークをしないってのも何かあれだなと。
ブログのタイトル変えようか。
いや、ブックマークサービスは別にはてなだけではないから、他のソーシャルブックマークサービスを使ってみるのありか。というか、その発想がなかったことが恥ずかしい。
とすると、やっぱ英語か・・・しばらくタイトル変えて英語修行編とかにするか。
2010-06-07
ブックマークだけなんて、もったいない気がして
基本、自分にとってのはてなの利用ってトップページからの人気記事とブコメで安全圏からの戯言をほざくくらいなんですけど、なんかもったいねーなーと思って、新着エントリーをかたっぱしから読んだら面白かった。発見があったりね。
人気記事を追うのはそれはそれで別にいいと思うんすけどね。そーいう時間の使い方というか。全ての人間が、積極的に発掘する必要ないし、俺にとってのネットってのは、暇つぶしだったり、ストレス発散だったり、現実逃避だったりするしね。
ああ、で新着エントリーなんだけど、なんか一言呟いているだけとか、美肌挑戦している人の四日目の日記とか。写真付きの日記が結構いいよなとか、旅行記とかね。政治やら、ジェンダーやらとかをヘビーにくねくね扱っている人ってはやっぱ一部で、まぁだから人気エントリーとかで目立つんでしょうけどね、でも、そこからちょっと外れた、他人の日常が垣間見えたりとか、それって、素敵やん?
でももったいないつって、結局そーいう時間の使い方自体が一番モッタイネーっていうツッコミは正にそうで、でも、生産性と創造性だけを追求するのも逆にダルイでしょ。
とか肩の力を抜く感じで。そいや、人力検索とかも面白そうだよね。今度なんかくだらない質問してみるか。なんかあれだね。もっとダルイ感じで書いたり書かなかったりで。辺境ブログだしな。
2010-05-19
まおゆうは、goodではなくevilの物語
『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』に対して、嫌悪感や否定の感情を表す人が結構いるけど、それはそれでありだと思います。というのも、この物語の主人公達の属性はgoodではなくevilだから。
ちなみにここでいうgoodとevilは、RPGのウィザードリィで言うところの善(good)・中立(neutral)・悪(evil)です。PCの日本語版初代ウィザードリィの説明書で、この性格(alignment)についての興味深い解説があり、うろ覚えですが、確か・・・善悪中立は、犯罪者などの意味としてではなく、例えるなら、道端で大きな荷物を抱えて困っているおばぁさんがいたとして、問答無用で助けるのが善、金持ちそうなら助けるのが悪、で周りに人がいたら助けるのが中立・・・みたいな話だったと思います。
海外のRPG,例えば最近だとセイクリッド2とかプレイすると、この辺の感覚が分かると思います。
で、「まおゆう」ですが、これはgoodの勇者がeivlの魔王にそそのかされる話だと思っています。よって、その過程で弱者を踏みにじる描写や展開が出てきます。けど、それはそういうものです。だって「悪」の物語だから。
後、経済や思想や「その先の物語」がやたら強調されていますが、個人的に、「まおゆう」は「ゲーム小説(※1)」としての評価をしたいです。キャラクターを配置して、シュミレーションしたもの書き起こしたみたいな。
僕の推測が正しければ、この作者さんは以前に属性がダークでカオスな主人公のネットゲーム小説を書いていますし、まだ読んでいないですが、現在連載中の作品も、ダーク展開なネットゲーム小説との前評判を聞いています。
今回やたら経済や軍事の話が出てきたのも、僕はあんまやったことないけど、ハーツオブアイアンやシビライゼーションやらの影響もあるんじゃないかなと思っています。出だしが、PSのガンパレードオーケストラのあるシナリオに似ているって指摘も多分正しいでしょう。というか、ドラゴンクエストを下敷きにしているってのが、そもそも論過ぎますけど、つまり、この作者さんはずっとゲーム小説を描いている訳です。
ゲーム的な文脈・・・というと大げさですけど、この物語に関しては、登場人物の主義や主張はあくまで小道具でしかなくて、それよりは、物語後半でも台詞に出てくる「箱庭」の世界から、NPCでしかなかった登場人物がいかに「プレイヤー」になるか?もしくはプレイヤーである自分を自覚するか?というゲーム的なメタ視点を物語構造の主軸においている、という事のほうが重要だと思います。
そう考えていくと、ゲームシステムとしての世界の「箱庭」の仕組みが書き換えられて、世界中で勇者と魔王が発生するというラストの展開は結構凄いな、とこの文章を書いていて今更感じました。
「まおゆう」はゲーム小説であるという考え方をもう少し発展させると、魔王ってのは知識と交渉にステータスポイントを極振りしたキャラで、本来の「まおゆう」の世界のゲームバランス的には成立しないキャラです。ですが、戦闘主体のRPGなのに、シュミレーション的な方法論を使用することにより、システム設計の穴をついて、ゲーム世界の仕組み自体にハッキングをかけた物語、とも解釈できるのではないかと思っています。
この作者さんは本当にゲームが好きなんだなってのを読んでいてずっと思っていました。ここでいう「好き」は、設定とかキャラクターとか物語としての好きだけじゃなく、システム的な面も含めた、表現としてのゲームに対する「好き」です。それを、小説という手法にどうやったらいかせるか?という苦悩の後が、物語の端々から見て取れる。
経済知識の描写が多い事から「女子マネージャーがドラッカー〜」と比較されている方もいますが、その比較はある意味で正しくて、「女子マネージャーがドラッカー〜」からドラッカーを取ると物語の骨格が崩壊するのに対して、「まおゆう」から経済や思想を取り除くと「ゲーム小説」としての骨格がしっかりと現れる。
繰り返しになりますが、この物語において、取り扱っている経済や思想は道具立ての一つであって、それ以上でも以下でもないです。「まおゆう」の元々の世界設計が戦闘主体だったので、そのアンチテーゼとして経済知識が必要なシュミレーションの攻略法を取ったに過ぎない。
それよりは、最初から与えられた非常に強固な「世界の枠組み」という「ゲーム」と自分の持っている問題意識にズレがあった場合、どう向き合うか、あるいは、どう対処するか?というテーマ性が重要であって、そのことが、現在の社会の設計や閉塞感に不満を持つ人達の心を捉えたのではないか?ってのは少し言いすぎでしょうか、と書いてから少し後悔しました。
・・・物語を語るのは自由だし、その自由こそが面白いのだけれども、「まおゆう」はやはりゲーム小説なので、その文脈を無視して語ると、なんともヘンテコな解釈になってしまうので、そこは注意したほうがいいんじゃないでしょうか、というところで今回はお開き。
追記:はてなのブコメ欄で「ファンタジーRPG」+「自己責任論ネオリベ経済学」の融合は正にネトゲのMMORPGでは?という指摘があって、思わず膝を打ちました。ドラゴンクエストという下地で見えにくくなっていますが「まおゆう」は、この作者がずっと描いているネットゲームの世界そのままだなってのは確かにと。
とここまで書いてて思ったのが、そうすると、これはスタンドアローンのゲームからネットゲームへの変遷を描いた物語なのか?とも読み取れるかもしれない。
※1 ここでいう「ゲーム小説」ってのは、電撃文庫とかスニーカー文庫などのライトノベルとして扱われているものや、或いはTRPGリプレイのようなもの、もしくはフォーチュンクエストのようなもの、と考えて頂いてかまわないんだおう!!(余談ですが、クレイの災難辺りから読んでないのですが、シリーズはまだ続いているそうな。長いなぁ)
