コーチング・マネジメント 伊藤 守 著

コーチング・マネジメント 伊藤 守 著

7〜8年ぶりに読み返す。ほとんど忘れてるかも。
キャンパスに向かって、クライアントとコーチとが同じ方向に向かって座って、クライアントがキャンパスに絵を描いて、それをコーチが会話をして、クライアントがよりはっきりした絵を描けるようにする、ってことらしい。これが一番大事だろうな。残りの部分はスキルの話。

成功の秘訣は―頭より心ド根性だ! 丹羽 宇一郎 著

成功の秘訣は―頭より心ド根性だ! 丹羽 宇一郎 著

成功の秘訣は――頭より心 ド根性だ! (文春文庫)

成功の秘訣は――頭より心 ド根性だ! (文春文庫)

NHKの本に続き、丹羽さんの本。題名のセンスがいまいち。
2006年におこなった講演を収録した本(最後の講演だけ2007年)。なので、同じような話が繰り返しでてくる。記憶力が衰えた私にはありがたい。
勉強しろ、心を養え、行動で示せ、ってところかな。

NHK仕事学のすすめ 2010年4-5月

NHK仕事学のすすめ 2010年4-5月

たまたまNHKで見たのでテキストも買って読んでみました。なにか成し遂げた人の話は面白い。

細雪 谷崎 潤一郎 著

細雪 谷崎 潤一郎 著

細雪 (下) (新潮文庫)

細雪 (下) (新潮文庫)

他の本を読みながらちょびちょび読んでたので、足掛け4ヶ月くらいかかったかな。本当は新潮文庫細雪じゃなくて、旧仮名遣いのが読みたかったので古本屋で角川文庫の昭和35年発行のを買って読んだ。
誰もが思うことだろうと思うけど、細雪は隠された美が好きな谷崎の作品らしからず、変な場面はでてこない。ストーリーもあってないような物だし(なくてある?)、登場人物の深い心理描写もないし、気楽に読める作品だと思う。じゃ、なんで読むんだ、という話になるけど、やはり谷崎の日本語の奇麗さが際立っていて、何となく読んでしまう。川端康成の小説にでてくるような変態はでてこないけど、感じとしては川端後期小説と似てるかも。ストーリーがあってない、というところだけかもしれないが。

漢文力 加藤 徹 著

漢文力 加藤 徹

漢文力 (中公文庫)

漢文力 (中公文庫)

2年くらいに買った本にようやく手を付けました。。。いわゆる詩や孔子孫子などの国語の授業で習った漢文だけでなく、物理的な内容の漢文なども取り上げ、それについての著者の意見などが書かれていました。大学の授業用のノートを本に直したということで、いろいろな分野の漢文を紹介しているところはすばらしいと思いますが、内容的には「漢文」と言う共通点だけで物足りませんでした。これを元に他の本も読んで見なさい、というところなのでしょう。求めていた物よりも薄く広く、という感じでした。逆に薄く広くを求めている人にはちょうど良いでしょう。

自分のこころをどう探るか 自己分析と他者分析 岸田 秀 著

自分のこころをどう探るか 自己分析と他者分析 岸田 秀

本棚から掘り起こして久しぶりに読み返す。個人的にはフロイト時代の心理学のありようと現代のそれのありようとを対談している所が面白かったかな。今は葛藤ではなく衝動の制御が問題らしい。水は低きに流れる、のか、朱に染まれば赤くなるのか、堕ちる所まで堕ちるのか、精神の成熟度が低くなっているってさ。

「自分だまし」の心理学 菊池 聡 著

「自分だまし」の心理学 菊池 聡

「自分だまし」の心理学

「自分だまし」の心理学

まとまってはいるけど、特にこれと行って目新しいことはなかったかな。
同じことについても他人の認識が自分の認識と違うことは良くあることだし、記憶は美化されがちだし、何かあったら自分の都合の良い論理を考えているものだし。自分でそれをすべてわかっているとは言わないけど、たしかにそのこと自体に気づいていない人もたくさんいるようだし。