2008-10-09
2008-04-18
利益の共有ができることを示したものの勝ち
雑考 | |
![]()
RFID活用が期待に比べて広がらないのは、RFIDを活用することで得られる利益より費用の方が大きいためである。
と言い切ってしまっては身も蓋もないのだが、導入効果の多くを得られるのが川下の企業である一方、ICタグの貼り付け等の費用を負担するのが川上の企業だったりするのだから、サプライチェーンの中での活用が難航するのもむべなるかなというところか。
まあ、大手企業が、取引の停止をもちらつかせたりしながら下請の「自助努力」を要求するという図式は今に始まった話ではないのだが、ウォルマートは既に部分的運用を開始しているデータの蓄積があるのだから、本来はそれを利用してサプライヤーと共有する利益を語ることができるはずだが、まあ、それができるほどに上手くは行っていないのだろう。Win-Winモデルの提示がなくても、こういう取組の中から「自助努力」で利益共有を実現できるサプライヤーが出てくるのだろうか。
ウォルマートは2008年1月、約1万社の全サプライヤにICタグ張り付けを要請するレターを送付した。その概要を今回、公の場で初めて明らかにした。
【RFID Journal LIVE!】「全商品にICタグを付けて」と米ウォルマートが宣言、対応しないと“罰金”:ITpro
2008-04-14
システムの採否はどこで決まるか
データアクセスコントロールにLFを利用した事例だが、一般的にはHFを利用してのシステムが多いので、興味を惹かれて読んでみた。
既存の入室管理システムで利用していたLFのカードを兼用できることが採用を決める一つの理由であったことは確かだと思うが、結局のところ、こういうことが決め手になるのだろう。自分がユーザーの立場ならば、もちろんそうだ。
According to Wilhelm, Encentuate has worked hard to meet the hospital's needs. "I find that they listen to what the institution has to say about what would make the product better," he states, "and so they are coming out with versions and releases that will take care of what I need. Whereas some of my concerns with the bigger [security] companies is that I was often told I would have to wait six months for a new release that would take care of the issue."
RFID JOURNAL : N.J. Medical Center Uses LF Tags to Protect Patient Records
2008-04-08
ICホログラム
2.45G, 新製品, 日立, トッパン, ミューチップ | |
![]()
展示会に出展されていたらしいが、残念ながら見逃してしまった。
デザインバーコードや、カラーコード、電子透かしの利用等も含め、情報を表示するスペースをデザイン化し付加価値をもたらす製品は、新たな市場を生み出す可能性がある。
情報それ自体は不可視なRFIDであるが、インレイをベタベタ貼ってしまうことが許される場合は良しとしても、インレイのサイズが問題になったり、タグにチップの厚みで生ずるわずかな段差がファッションアパレルメーカーの要求する水準を満たさず、商談が進まなかったりするケースは少なくない。
9月出荷とのことだが、このコンセプトでは個別商談毎にアンテナデザインまで違ったものになるはず。現状、既にサンプルの入手も難しいようだが、おそらくは、よくある「タグのサンプル1000枚とR/Wの組み合わせ一式」のお試しセット様の商品が出されるのではないか。
受注生産で、価格は個別見積もり。出荷当初の1枚当たりの価格は50円程度だが、生産量を増やすことで、単価を下げていきたいという。「2010年までには、1枚当たり30円を切る価格で提供したい」(凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 セキュアソリューションセンター 部長の小沢達郎氏)。
という価格で実際に出荷できるならば、十分に実用化が可能な範囲と思われる。(見るところ、月産1億枚が前提とは書いていない。あるいは、個別アンテナデザイン料金は別というオチか?)
さあ、何に使おうか?と夢を膨らませてみよう。
個人的にはこの製品が出たことがセキュリティ・プライバシーに関する議論にどのような影響を与えるかがとても気になっています。HFタグは数十cm・UHFタグは数mの距離でしか読めないから云々という物理性能に依存した言説がまったくひっくり返されてしまったわけですから。
こちらこそ、コメントありがとうございました。
すぐにでも実用化できそうな時点での新技術発表ですから、インパクト大ですよね。
アクティブを利用したRTLSシステムは、適用フィールドの広さや求められる精度の観点などから、米国で事例が増えている程には日本では広がらないように思います。もちろん、価格や精度要求のハードルが低くなれば、ユーザーにとって魅力のあるソリューションが構築できる余地が広がるでしょうから、この技術にはとても期待しています。
セキュリティ・プライバシーの観点は重要なのは言うまでもないのですが、現状では、その難しい課題を考慮しなくて済むとしても、単純にROIの観点から有用なソリューションがなかなか構築できないというのが、市場が期待されているようには広がらない要因の一つと思います。新技術によって今まで無理だったことが可能になるならば、私のようなソリューションの提供側が、そこから新たな価値を生み出すことを考える番です。責任重大?です(^_^)