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2009-03-20 012:達(お茶会参加)+お気に入り

012:達

ユモレスク君のポケットまさぐれば春のふかくにいつか達する (松原なぎ)

D

五十嵐きよみさんのお茶会に参加しています☆

お茶会案内状☆21日まで開催されているもようです。

3・21追記 お茶会のみなさまがたへ

・(25日までの)コメント期間中、作者は自作に対するコメントを控えてください。とのことですのでお口にチャックしとります。


 今回気になったお歌たちです。

 取り上げさせていただきましたらTBでご報告、もし不達でしたらコメントか伝書鳩か気合いでお伝えいたします。

 受け取っていただけたならうれしいです。

 敬称略しますことどうぞ、あしからず。

■植物のように静かに咲いているここが到達でも構わない (月下燕

 アイムオーケーのすばらしさ、力強さを感じます。

■お土産に達磨を選ぶ感覚が信じられないでも捨てられない (ぽたぽん

 お土産屋さん、たしかにどこでも達磨売ってますねぇ。

 好きになったもん負けっす。

■こまらせてあえがせたいからいつまでも上達しないことにしている (キヨ

 何を?と気になる短歌でした。

 こういう心情がちょっと分からないわたしなのですが憧れもふくめ。

■不用意に表面張力信じればついに破れて海に達する (O.F.

 スケールが小さい→大きいっていう視点がおみごと。 

 「不用意に」っていう単語からこんなカタルシスが得られるとは…!

■(発達の過程で失くしたもののあるヒト科のメスの本能が)泣く (岡本雅哉

 「泣く」までの説明なはずなのに()内のカオス

 「ある」は動詞じゃなくて「ヒト科のメス」にかかるのかしら。

 なくしちゃダメでしょう、ほんのう。っていう歌ではないし。歯ごたえありますね。

■黒髪の人達さらば 今回も志望動機で噛んでしまった (笹本奈緒

 あしーたがあるーさあすがある♪

 大丈夫っすよ、というコメントが鑑賞として正しいのでしょうか。

久哲久哲 2009/03/21 12:12 ルクレツィア・ボルジア  ルネサンス期の
ローマ教皇アレクサンデル6世の娘。
兄 チェザーレとの近親相姦の疑惑あり。美人。

ルクレツィア・ボルジアさんを透明な妹として放つ迷宮

おはようございます。
久哲でございます。

突然なんじゃ?と驚かれるかも知れませんが、自作を使って
初めて詞書きを試みてみました。しかし、ルクレツィア・ボルジアを
知らない方に対する鑑賞の手引きとしても、長すぎますね。
それに、もしこれが紙の媒体での発表だとすれば
「字数とかレイアウトの問題で没ね。書き直し!」
となってしまうでしょう。

まあ、何が言いたいかと申しますれば、松原さんの試みがインターネット
と言う媒体を使った、しかも映像、音声までついた「ユモレスク」に対す
る鑑賞の手引きとしての、革新的な詞書きと言うことは理解できます。

しかし、そうなってくると、これは短歌と音楽映像を使ったコラボ
レーション作品では無いのか?と言う疑問が生じ中々、面白いので
すが、話が長くなりますので、松原様の提出歌に戻ります。

下句の「春のふかくにいつか達する」素晴らしい表現ですね。
一朝一夕で出来るものではありません。「ふかく」のひらがな
表記も効果的です。ひょっとして不覚かもしれないですし。

しかし、下句の素晴らしさゆえ「ユモレスク君」は誰でも
良かったのではないか?とも感じてしまいます。

やっぱり「ユモレスク君」ですよポイントは。
これは、他のお茶会参加者様への固有名詞の使用についての
五十嵐様の書き込み等と重なる訳ですが、より直裁に言えば
ユモレスクとは、フランス語で何とかと言う意味であり、
ドボルザークが作曲をしたユモレスクと言う音楽はこんなの
であると言う予備知識が無ければ、読者としては初句の
「ユモレスク君」以降に踏み込め無いのですよ。

であるから、YouToubを使った詞書きでしょうけども、この
読者に鑑賞の間を与えなければならないタイムラグ。

もったいないですよ。

これは、短歌を専門的に読む人ではなく、短歌を知らない人が
知っているような、名歌を引いて来ると分かりやすいですね。

やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 与謝野晶子

この歌には、YouToub、グーグル、広辞苑も必要ではありません。

ご不快でしたら、ご容赦くださいませ。
むしろ、ただのおっさんに、ここまで考えさせていただいた
松原様の作品に感謝いたします。

ありがとうございました。

追記:しかし、その使いたい固有名詞なり言葉の範囲が狭いと
思っても、一首を立てる為に必要であれば、迷わず使って下さいませ。

キヨキヨ 2009/03/21 12:28 こんにちは! 選んでいただきありがとうございました。
…何がなんでしょうね(・w・)
具体的な何かをイメージしていたわけではないのですが、年齢差のある二人の、年下の方の言い分かと思われます笑

まつばらまつばら 2009/03/21 13:19 久哲さん
こんにちは。おこしいただいてありがとうございます。

キヨさん
こんにちはー。
こちらこそすてきなお歌をよませていただいてありがとうございます。
「上達しない」という甘えの方法はわたしの長女気質ゆえかあまやかにうつりました。
「あえがせて」ってずいぶん大胆な年下の君ですね、ふふ。

梅田啓子梅田啓子 2009/03/21 17:24 松原 なぎ さま

初めまして、梅田といいます。
「お茶会」のコメントに伺いました。

ユモレスクはドボルザークの曲ですね。
バイオリンの軽やかな音色で始まり、春にふさわしいと思いました。
ただ読んだ時に、「ユモレスク」だけでは少し唐突な気がしました。
ユモレスクを聴きながらとか入れたらどうでしょうか。

「君のポケットまさぐる」という表現は素敵です。
ポケットをまさぐって、春にいつか達するは素敵だと思います。
「春のふかくに」は、「ふかく」がちょっとわかりにくかったです。

春の喜びが感じられるお歌だと思いました。

燕 2009/03/22 08:19 なぎさんおはようございます。燕です。
お茶会コメントに参りました。

▼ ユモレスク君のポケットまさぐれば春のふかくにいつか達する

今の季節にふさわしい気持ちがはずむ歌ですね。
「分かる」より先にああいい歌だな好きだなあと感じました。
そう。春の足どりを感じさせるユモレスクにも似た
わくわくする気持ちがこの歌の基調を流れています。

ユモレスク / 君のポケットまさぐれば / 春のふかくにいつか達する

初句唐突に「ユモレスク」と入るのが
ぐっと引きつけられるアイキャッチとなっているとともに
一首を通しての空気感を印象付けるしっくりなじむBGMとして流れてきます。

「君のポケットまさぐれば」か。
「まさぐれば」がいいですね。
恋人のポケットなのでしょう。
何を探してか
神妙な顔つきでもぞもぞしている様子が
この一語でいきいきと立ち上がってきます。
<私>の好きなようになすがまま
ポケットをまさぐらせている「君」に対しても
とてもほほえましく好ましい感じをもちました。

そして「春のふかくにいつか達する」。
意味が正確につかめるかというとうまく言えないのですが、
初句からの流れや<私>と「君」の関係性を説明的でなく
しかも無理なく受けとめる下の句となっていると思います。

結句まで読んだときに、
初句のユモレスクが一首を通して心地よく響いていることに気付く
いい歌だと思います。

五十嵐きよみ五十嵐きよみ 2009/03/22 12:55 こんにちは。お茶会のコメントにお邪魔しました。
この歌にはYouTubeの動画がリンクされていますが、ほかに歌にも、歌の内容に関連した写真やリンク先のURLが添えられているんですね。
「題詠blog」の前身である「題詠マラソン」の頃には、1つの掲示板に参加者が歌を投稿するシステムだったため、歌以外には詞書をつけるくらいの工夫しかできませんでした(それが一般的な短歌の発表形式ではありますが)。ところが、「題詠blog」になってからは、各自が自分のブログから参加する仕組みになったため、ブログの機能を活用して、さまざまな工夫をすることが可能になりました。以前の参加者の中にも、投稿歌1首ずつに写真を添付して、写真と合わせて1つの作品になっているような、興味深い試みをしておられる方がいらっしゃいました。
私がインターネットを通して短歌を始めた頃は、「ネット短歌」などという一種の蔑称がありましたけど(今でもあるのかな?)、ネットならではの工夫を凝らした、ネットでしか100%味わえないような作品が登場したら、面白いなあと思います。そういう歌なら、「ネット短歌」と呼ばれて然るべきだと思います。

すみません、前置きが長くなりました。
この歌の場合ですが、どうしてもYouTube動画が大きく表示されてしまうため、ちょっともったいないなと思いました。存在感がありすぎて、歌を引き立てるというより、動画のほうが主役に見えてしまう(特に再生した場合は)のではないでしょうか。

初句「ユモレスク」にいろいろな意見が出ているようですが、初句切れでぽんと投げ出されていて、私はちょっと唐突な感じがしました。詞書ふうに「ユモレスク」の動画をつけるなら、この初句「ユモレスク」はなくてもいい…というか、もう一工夫する余地があるかなと思いました。
二句以下は、曲の世界を巧みに表現されていて、魅力的ですね。春の雰囲気が伝わってくる、素敵な歌だと思いました。

boomoon1boomoon1 2009/03/22 13:47 梅田啓子さま
燕さん
五十嵐きよみさま

おこしいただきありがとうございます。
お口チャックマンです。

月下  桜月下  桜 2009/03/22 15:05 こんにちは。
お茶会のコメントに伺いました。

ユモレスク君のポケットまさぐれば春のふかくにいつか達する

「ユモレスク」クラッシックが好きで小学校のときから親しんできた曲名ですので初句からあのメロディーが流れ始めました。
たんららんら らんららんら らんっららんららんっららんら・・・
バイオリンの穏やかでときどき弾むような旋律が春を確かにイメージします。
「君のポケットまさぐれば」
恋人なのかな?ポケットをまさぐるってかなり意味深でもありますよね。だって上着のポケットはともかく、ズボンやスカートのポケットって・・・(照れ)。だめです。これ以上はかけません。
「春のふかくにいつか達する」
あぁ・・・さっきの読みで妄想が暴走しております。
「春」は「恋」、もっといえば「性愛」。猫の春とでももうしましょうか。
「ふかく」は「深く」と「不覚(にも)」の掛詞。
「いつか達する」・・・・・達してしまってもよいものか。
ゆるやかにはじまった戯れのふれあいがまさぐりになり、春になり達してしまう・・・

脳内では18禁映像がただいまながれております。
いえいえ、私はこういうことは滅多におこりえないのです、と申し添えておきます。

松原なぎさんの(もっと明るい春めいた歌なのに・・・なんてこと;;)というお嘆きの声もきこえてきそうです。
こんな読みになってしまいました。
はなはだしく勘違いでしたらどうぞご容赦くださいませ><

庭鳥庭鳥 2009/03/22 16:40 こんにちは、庭鳥と申します。

「ユモレスク」……どっかで聞いたな、クラシックの曲名かなとしか思い浮かばなかったので早速、リンクのYouTubeで曲を聴いてきました。
「ふかく」を漢字で書くと、「深く」かな?いや「不覚」かも……と考えながら短歌をもう一度読み返したところ”まさぐる””達する”が目に付きました。

ふむ……ひょっとして、「俯角」かもしれないぞ。遠近法とか視覚効果とか、そういう世界かも。
ユモレスクという曲の鑑賞者(あるいは演奏家?)が、曲の新たな理解を得るべく心のポケットをまさぐって色んな角度から考えているのかもしれない。
その努力と考察の果てに達する新たな境地……と、妄想いたしました。

詩月めぐ詩月めぐ 2009/03/23 00:45 こんばんは。
お茶会のコメントにうかがいました。

春。
始まりの季節。
つき合いはじめの二人。
ポケットに手を入れている君。
君と手をつなぎたいわたし。
近づきたいのに近づけない。
手が冷たいから・・・なんてむちゃくちゃな口実で君のポッケに思い切って手を入れる。
変だって思われるかも・・・心臓のドキドキが聞こえちゃいそう。

ふたり照れながら・・・手をつなぐ。
今はまだぎこちないけれど、少しずつ少しずつ。
今はまだだけど、いつかきっと。

ポケットをまさぐって達する春は、大好きな君との未来。


的外れかもしれませんが、そんなことを思い(妄想)ながらお歌を鑑賞しました。
ユモレスクのあのメロディーが温かな春を運んできてくれました。

boomoon1boomoon1 2009/03/23 13:26 月下 桜さん
庭鳥さん
詩月めぐさん

おこしいただいてありがとうございます。
もぐもぐ