ハートで感じる英文法

NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法 (語学シリーズ)

NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法 (語学シリーズ)

コレ、非常にオモシロイ。ネィティブが各文法で物事を表現するときに、どういう感覚が
背景にあるのかを説明して文法にどういう意味があるのかを説明している。
内容的には中学か高校の初期の簡単な文法しかないけど、今後英文を読むのを楽しくしてくれる
ような内容だと思う。
読んだ感じ、映像がある方がさらにオモシロイ。以前再放送で見た映像は文だけよりさらに
納得感が強かった。DVD(3ヶ月トピック英会話 ハートで感じる英文法 DVDセット)ほしー。


この本で、特におもしろかったのは、

  • 未来形
  • 助動詞のイメージ
  • 過去形による婉曲表現

あたり。最後の数ページのまとめも、頭の中での整理に非常に役に立つ。
最後の「主要助動詞の相関」とか「主要文型のイメージ」とかもおもしろい。

未来形

未来形なんてない。英語の未来表現はすべて借り物。

  • 精神力を表す「will」
  • 流れに載っている 「ge going to」
  • 予定・計画の「進行形」
  • 確定の「現在形」

特に、前半2つの説明は、さらに前のページの関連する説明を読んでから読むとかなり納得する。

助動詞のイメージ

  • 圧力の「must」
  • 閉ざされていない「may」
  • 精神力の「will」
  • 潜在の「can」

潜在のcanを理解すると、canの過去形couldを使って「過去に"実際に"出来た」という表現が
_できない_ことが理解できる。こういう場合 be able to を使う。
Couldを使うと過去の潜在(やろうと思えば出来た)、または婉曲的なイメージ。


自然言語バッドノウハウの塊。Perl自然言語からそれを受け継いでる感じがする。
含蓄深いが、コンテキストがわからないと何を表現してるかわからない。
自然言語の場合、コンテキストがわかっても何を言ってるのかわからないときもあるし。