”体中の愛がうたいだしてる ぼくらの鼓動は全ての始まりだよ ハレルヤ”
とある天使の灰姫遊戯(シンデレラストーリー)(『とある魔術の禁書目録』二次創作長編・完結)
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※時系列は9・10巻(大覇星祭)以後。ヒロインはサーシャ・クロイツェフ。あと同級生オリキャラ女子1人。
「……ミーシャ?」
直後、上条の足元に連続して五寸釘が打ち込まれた。
「うおおおおお!?」「ちょ、今、今つま先かすった! そして吹寄はどうしてそんな冷たい目で俺を見る!? 助けて運営委員サマ!」
「女性絡みで、貴様が正しかったことが一度でもあった?」
きびしー! と絶叫しつつ、上条は踊り続ける。赤い靴を履かされたカーレンの気分だった。
やがて弾槽――そう呼んで差し支えあるまい――が空になったのか、金髪少女は釘打ち機を下ろした。地獄の針山もかくやという有様になった歩道で、少女が呟く。「問一。何故私を男性の名前で呼ぶのか。容姿体型が理由であるのならすぐさま神の御許に送るが」
「サーシャちゃんはさ、舞台に上がってくれたじゃない」
「どんな事情があったとしても、どんな秘密があるのだとしても、私にとっては私の演劇に
参加してくれた“貴女が”サーシャちゃん。」
「……それがお芝居でもいいじゃない。同じ世界(ぶたい)に立ってるってことなんだからさ」
(言祝栞)