ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

昨年末からのSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ

新年初対閃光防御今年最初のVRAINS 第84話

 いざ決戦へ。そこに至る過程は、正直よく取ろうと思えば取れるし悪くとれば幾らでも悪く言える。

 初期手札にいつも使ってるモンスター(ヴァレット・スニッフィング・ゲートウェイ)、後攻ドローはリボルブートセクター。事故でもなんでもなく、ドンサウザンドのような異形のドローゴーでもなく、単に戦意が無い。二回殴られて本当に敗北……してもまあ構わなかったんだろうな。デュエルでぶつかりあう中で感情の落とし所を探しケジメをつける、という「いつもの」に真っ向から反する所業。古い強カードをよく持ち出すくせそういう習いは守らない。それを(ハッカー技能のない尊を呼んだことを含め)「謝罪したかったのでは?」というのは少なからず無理やり感があり、真実の一片だとしても上手い表し方とは言えない(というか父の枷に縛られたリボルバーの言行が器用で利口だった試しがない)。その不器用加減を、他ならぬ尊から生まれ出たフレイムが口にするのも不思議なものだ。イグニスはオリジンの資質に影響を受けるがそのものではないと見るべきか、オリジンが事件で変容を余儀なくされたと見るべきか。

 多分フレイムを賭けられるまでもなく、リボルバー含め現ハノイの騎士は全部の責任を取るつもりでいる。だからこその開き直り居直りぶりはいっそ腹立たしい程で、そのうえここまでのやりようからして「責任を取る」(≒罪を償う)ということを全然わかっていると思えない。自分で自分をわかってない可能性すらあるリボルバーはまだしも三騎士はもっとちゃんとしてほしい(そのくせ今回は後方支援である)。スペクターはスペクター。
 実際アイの言うように、リボルバーにロスト事件の責任はない(ハノイの騎士が起こし続けた事件には依然としてある)。けど鴻上博士も正味責任を取ったとは言えない。息子もそう思ってるかどうかはともかく、「なかった」はずの責任を敢えて背負い込んでる節はままある。イグニスという脅威を打破するためだけに自分達の命を使うという破滅的な形で―――最近見た作品からの予断をひとつ。

 ……私はね、あんた達が時の運行を変えたせいで消滅した未来に居たの。
 私の時間はもうどこにもない。だから、あんた達イマジンなんかみんな消えちゃえばいいと思ってる!!
 その私がちょっと待ちなさいって言ってるのよ。待ちなさいよ!

 とにかくにも、最後の戦いの開始である。だいたい全部後方で見れる流れの草薙さんがなんかしそうな気もするし、1期の頃からどうなるんだろうコイツ感が凄かったロボッピへの「施術」も伏線(もしくは保険?)な予感もするがはてさて……ボーマン完成までの時間を稼ぐ第1戦は特に因縁もなさげなハルVSブルーメイデンwithアクア。まさかの弟だか兄だかわからない(兄弟ということがわからない)チビっ子の初陣にして推定最終戦。1期だと葵ちゃんスペクターにやられちまってるからそういう不安がないでもないが……あと次回予告ポエムの内容は「弟を取り戻したい兄」が読んでることを思うと謎の趣。


「◆KUMO 機動戦士ガンダム 君は生き延びることができたら良いな」 【完結】