2012-04-27
■[carp]ありがとう tamura-te
それを知ったのは いつも一緒に観戦している方からの一通のメールだった
土曜日専門ではあったが 今回は襲撃日を金曜日の夜に定め tamura-teにたどり着く
階段を一段一段踏みしめらがら 扉の前にたどりつく
いつも この扉の向こう側に いつも違ったドラマが待ち受けていた
それは 国際色豊かな 海外留学生との遭遇であったり
真夜中の今宮戎 参拝計画であったりした
開けた扉の向こうには 最後のtamura-teを惜しむべく多くの方が集まっていた
カウンター席を一つ 譲っていただき しみじみと 店内を見つめてみる
ときおり 「なにたくらんでるんですか?」と 声をかけられるも
おいらは ひそかに 最初の一杯を頼む機会をねらっていた
いつも最初に頼むのは シャンディーガフ
ここ数年 そのローテーションが狂ったことはない
今日で ここでのシャンディーガフが最後だと思うと
少し さみしくなった

今日のtamura-teは 大忙し 閉店のお知らせを聞きつけ
たくさんの方が 駆けつけていた
田村さんは大忙し 店内を右へ左へ
なかなか お話できなくて ちょっと嫉妬してみたりしたが
みんな田村さんとお話してるんだと思うとそれはそれでうれしかったりした
あたらしいお客さんがこられるたび 左へ左へカウンターを移動していると
気がつけば 時間は終電まぢかとなっていた
テレビでは まえけんのノーヒットノーラン試合がながれていたが
おそらく 試合終了までいると 終電に乗れないだろう
後ろ髪をひかれつつ お店をあとにする
街では拡声器をもった女性が どぅびどぅばぁ〜 と
一風変わった ストリートパフォーマンスを繰り広げている
お好み屋さんの 焼きそばパン販売の方に ひきとめられたふりをして
おいらは しばらくの間 パフォーマンスをながめていた
気がつけば もう終電もなくなっており
再び あの階段を一つ一つ登っていく
お店は まだ 熱気をおびていた とにかく みんな 熱い
いつものごとく 今日も一人で訪れたわけだが
まったくの孤独感を感じさせない
一人で飲みに行ける空間
むしろ 一人で飲みに行きたい空間 tamura-te
どのくらい経っただろう
最初にここで飲み明かした人たちに 今日最後にここで出会う
そして 陽が昇るまで 飲み明かした
最後の客となったおいらが お店をでたときは
すでに陽は天高くのぼっており 街は 夜とは異なった顔をしていた
ありがとう tamura-te
ありがとう いっしょに 飲み交わした みなさん
ありがとう 田村さん

最後に 田村さんから 2つの道具をあずかった
一つは 剣玉、一つは サインボール
この剣玉には約束があり
このサインボールにもまた 思い出がつまっている
次のお店をするまで期限つきで しばらく預かることになった
また あずかり物をお返しにする日を楽しみにしています






