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ペーパーライセンスボクサーの司法試験日記

2010-02-20

いのちの電話についてのニュースを見て 1

08:25

自殺関連でいくつか日記を書いたので、
ちょっと前に見た、
ある「いのちの電話」の現場のニュースについて。

僕が見たのはテレビニュースだったけど、
新聞記事にもなっていた模様。
http://www.find-j.jp/information/information-6.html
 

ニュースの趣旨は、一言でいえば、
「いのちの電話」の現場はすさまじく過酷な状況である、
ということだった。

 
・電話はひっきりなしに24時間かかってくるのに、
 電話を受けるカウンセラーを各センターで数人くらいしか
 確保できてない時間帯があったりする
 (テレビでやってたのは深夜に2人しか受け手がいない状況だった)

・基本、ボランティアなので、なかなかなり手がいない

・結果、カウンセラーの負担は異常に大きく、
 ケアを要する人への対応が不十分になってる

 

現場に人が少ないのはきついよね。

僕はカウンセリングのことはよくわからないけど、
ただ想像してみただけでも、
こういう相談って一人ひとりの相談時間は相当長いものになるはず。

生活状況や原因をつかむだけで時間がかかるだろうし、
本当に動揺している人たちばかりなんだから、
そもそも具体的に話し出すだけでも、
いろんな垣根を乗り越えて行かなければならないんじゃないかと。
そういう人がとりあえずでも落ち着くまでにも時間がかかるだろう。

相談員はそれをずっと待たなきゃいけないよね。
話を急かしたり、まして途中で打ち切ったりするのはご法度のはず。
それじゃ下手したら自殺教唆になりかねない。
せっかく出してくれたサインを踏みにじることになるんだから。
かろうじて見つけた人とのつながりが切れたら、
後は絶望しか残らない。

 
一人ひとりの電話に時間をかけなきゃいけない。
そうすると回線はずっと話し中になる。
相談員が足りないんじゃ、電話は結局受けられず、
サインは届かないまま終わることになる。

いのちの電話をプレイガイドへの
チケット予約にたとえた人がいるけど、
本当にそういう状況ぽい。

 
とにかく人が必要なはず。

もちろん誰でもいいわけじゃなくて、
本当に責任感があって、
かつ専門的な訓練を受けたプロがいる。

それも、夜中に働いてくれる人が。
人が苦しむのはやっぱり夜中の方が多いだろうから。

いのちの電話についてのニュースを見て 2

08:25

え〜と…、基本的なことけど…、

なんでボランティアなわけ?

必要としているのは「プロ」なんだよね?

 

少し前に、厚労省が、
自殺者を2万2千人までに
なんていうふざけた…

いや、とりあえず自殺者を1万人減らすための対策をすると、
大々的に宣言したことがあったはず。
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=68910&log=20050609

 
それって、こういう精神的なケアの部分に、
一定の予算を振り分けたりするって意味だと、
行政に素人の僕は単純に思ったわけだけど、

僕の考えはなんか間違ってたのかな?

 
あれから何年か経った。
報道を見る限り、数値的にも状況は全く改善されていない。

厚労省は何かをやったのか?

細かく調べたわけじゃないから断言はできないけど、
とりあえず僕の耳には何も入ってこないよ。

 
自殺予防に数値目標を出すなんていうある種の無神経さは、
結局のところ、まともな対策なんて何もする気のないことを、
まさに象徴していたように思えて仕方ないんだけども


 

いや、「いのちの電話」をやっているのは
「一般社団法人」だということだから、
もしかしたら、
「公の支配に属さない慈善事業等への公金支出禁止」(憲法89条)
に抵触する、みたいな感覚もあるのかな?

しかしねえ。
こういう地道な活動で実績がある団体を積極的に支援するのって、
ものすごく実効性のあることだよね。

正直、僕は憲法89条の政教分離以外の部分は、
何のためにあるかよくわからない。
何とかならんもんか。

 

民間の事業の問題に対して、
すぐ行政のせいにするのは短絡思考だ、
的な批判をする人もいて、
それも一理あるんだけど、

やっぱりこういうのって、
資力も権力もある政府が有効かつ具体的な方策をとっていかないと、
私人だけでどうにかできる問題じゃないと思うんだ。

社会全体で責任を取っていくべき問題なんだから。

無力な僕は、やはり行政の責任を問いたい。

なんでこういう過酷な現場を放置しているんだと。
なぜ現場で奮闘する人に話を聞きに来ないのかと。

 

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