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小野俊介 サル的日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-09-19

悪魔に追跡されない

というわけで、ようやく涼しい秋がやってきた、と思う。 皆さんお元気? ほんの数日前までは蝉しぐれがまだ賑やかだったのに、なんだか急に静かになってしまった大学構内。

国会がお休みの期間は政治家連中の声を聴かずにすむからイライラが少ないのが通例だが、今やっているどこかの政党の総裁選挙とやらをニュースが取り上げるものだから、聞きたくもない声が耳に入ってくる。 「(利害関係者と) ゴルフが駄目で、テニスはいいのか? 将棋はいいのか?」 などと幼稚園児並みのへ理屈を並び立てるニポンのリーダー。 外人がよくやるウィンクしながらのギャグあるいは皮肉の類かと最初は思っていたら、どうやらマジモードでの発言らしい。

なんだよ、将棋って。

公の場でのこんな愚劣な物言いが蔓延る世の中では、次世代の子供がまともに育つわけがあるまい。 すまんな、子供たち。 私たちみたいな大人にはなるなよ。

*****

Web ニュースで、あのスジャータさんの記事が。 そう、あれですよ、あれ。 日本中の良い子たちを震え上がらせてきた、トラックの横 (それも右側面限定ね(笑)) に書かれていたやつ。

ターャジス 人恋の色褐 くらいめ京東

街中でこいつを目にすると、たいていの子供は怖くて失禁する。 大人でも一瞬ギョッとして固まりますよね。 ビミョーに意味が通じる感が絶妙であり、それゆえに恐ろしいのである。 どっかのやばい宗教団体の方々が小さな声でつぶやく秘密のマントラを偶然耳にしてしまったかのような恐ろしさ。 あの名作 「悪魔の追跡 (Race with the Devil, 1975)」 に通じるものがある。

ターャジス ・・・ ターャジス ・・・ 背筋がゾクゾクするような音韻である。 どこかの宗教音楽のごとき不気味な不協和音を伴って現れるのが、妙に抽象的でありつつも現実との距離をグイっと縮める 人恋の色褐。 褐色の肌をもつ美しいおねいさんが民族音楽に合わせて華麗に舞いながら、思わせぶりな目くばせしてくれる光景が目に浮かぶ。 彼らとは目を合わせてはならぬ、なぜなら彼らは人さらいだから。 おねいさんの陰にいるのは、もしかしたら松崎しげるか。 そして最後を締めるのが くらいめ京東京都の東の街々を覆う暗い目の経済不安。 インバウンド景気がどこまで続くのか。 不安をよそにそこはかとなく漂う和の風情。

よいこが泣き出すわけである。

ニュースの記事によると、しかし、この表記はもうすぐなくなってしまうらしい。 それはそれでなんだかとても残念な気がするのである。 昭和が終わってしまうかのような寂しさ ・・・ あ、終わるのは平成だったな。

前にも書いた気がするが、20年ほど前、地下鉄霞が関駅の、通産省大蔵省(あえて旧名) のあたりのエスカレーターの横の壁に、

でいなら走

と書いてあったのも衝撃的だった。 でいならそう。 上りのエスカレーターの左側の壁に、左下から右上方向に でいなら走。 いったい誰が、誰に、何を伝えようとするメッセージだったのか。 今でもすべてが謎に包まれている。(注 1)

(注 1) そのエスカレーターは今でも稼働中であり、でいなら走 の各文字と思しき痕跡が残っています。 興味のある方は探してみてね。

当時お役所に勤めていた僕は、夜間、大蔵省に資料を届けにいく途中で 「でいならそう、でいならそう ・・・」 と呟きながらそのエスカレーターを駆け上がったものである。 主計局の担当者に叱られぬためのおまじないとしては、「くわばら、くわばら」 並みには役に立っていたのかもしれぬ。

そんなこんなで、遠い目をして昔を懐かしんでいたサル的なヒト。 「♪ まわる まわるよ 時代はまわる、か ・・・ ふふふ」 と晩夏の本郷三丁目の交差点を歩いていたら、目の前を一台の商品配達用のトラックが通り過ぎたのである。 側面に書かれていたのは、

もついで力のなんみ


・・・

・・・ な、なにも終わっちゃいなかったんだ ・・・ ぐ、ぐふぅ (血を吐いて倒れる音) ・・・

*****

最近 「ギャラリーフェイク」 を自炊し終えたのだが、何度読んでも面白すぎて危険である。 33巻一気読みという無謀なことをしてしまった53歳。 反省。 もうすぐ34巻が出るのね。 朝イチで買いに行こうっと。

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