茨城会:When Lions Sailedを対戦:第3ターン

午後から始まったゲームだが、1ターンに2時間は掛かるスローペースで、当初協議した第4ターンまでのプレイは断念。第3ターンまでで終了と言うことに。
資金的にはリードしているスペインなのだが、冷静に得点で数えてみると、植民地港が10点なので、アジアに5つの植民地港を持つオランダがVP的にはトップなのが明らかだった。
したがって、まずオランダをなんとかしなければならないのだが、イギリス艦隊は飽くまでアンティル諸島を攻撃してくる。非常に困ったことだ。
スペインとしては、大局的見地からオランダの植民地でもっとも攻撃しやすいレシフェへの攻撃を実施する。しかし、オランダの最強提督トロンプの前に攻勢は失敗して頓挫してしまう。
そうこうしている内にイギリスが植民地港でもない港を次々と確保し、突然、イギリス固有の勝利条件を満たしましたと宣言。
ちなみにイギリス固有の勝利条件は下記の通り。
「London、Irelandに加えて以下から7つ支配すれば勝利
Quebec、Massachusetts Bay、New Amsterdam、Jamestown、Hispaniola、Port Royal、Antilles、Cape Colony、Madras、Bengal」
ふーむ、だからアンティル諸島なのかと理解したのは後の祭り。
そうこうする内に、今度はアジアの5つの植民地港を支配したオランダが、
「Amsterdamに加えて5つのトレジャーフリート港を支配すれば勝利」と言う固有勝利条件を達成。このままでは、イギリスとオランダのダブル勝利と言う状況になってきた。
此処で強力艦隊を擁するイギリスが単独勝利を目指して喜望峰を越えてインド洋へ侵入。オランダの植民地港の一つであるゴアを奪取する。
これに対するオランダ主力艦隊の反撃は、日没サスペンデッドで成果を挙げず。
もはやイギリスの勝利で確定かと言う場面で、イギリス、オランダの両主力艦隊が疲弊したのを見計らってスペインの主力艦隊もおもむろに大西洋で行動を開始、アフリカ西岸のゴールドコーストから一直線に北上してテムズ河口封鎖を実施する。
これにより「ロンドンに加えて」と言う前提が崩れてイギリスの勝利条件が消える。
イギリスの第2艦隊が反撃に来るが、強力な片舷一斉射撃を持って撃退、かくてテムズ河口大海戦にてスペイン艦隊は歴史的な勝利を収める。
最後はパズルで、勝利得点を計算して、1位オランダが2位イギリスの150%に届かず、イギリスがスペインの150%に届かないように最後まで作戦可能なスペイン艦隊が行動を実施すると、本ゲームでは一つ下の順位の国の+50%の勝利得点を取らないと勝利できないので、
「ゲーム終了時に誰も勝利していなければ、スペインは全ての本国港を支配していれば勝利する。」と言うスペインの固有条件が発動して、スペインの勝利でゲームは終了することになった。
1ターン2時間ペースで、合計6時間。たった3ターンではあるが、普通のゲームの1ターンと意味が違うので十分に満喫できるプレイだった。
参考にVPを書いておくと、
オランダ62VP、イギリス48VP、スペイン36VP。