水戸有志の会:ポセイドンを対戦プレイする

まだ2011年です。
12月の茨城会が流会になったので、29日に有志で水戸で遊んできました。
いや、車で行きましたが、さすがに遠いですね。特殊事情でないと、ちょっと参加しがたいところです。
ゲームは軽いものをいくつもやるつもりでいました。
その筆頭に、18xx系の新機軸の入門編で2時間で終ると言う触れ込みのポセイドンをやってみました。
結論、2時間は大嘘です。5時間はたっぷり掛かりました‥(^_^;
また、18xxの入門編と言うには、18xxのスタンダードとは違和感のある重要なルール変更が多過ぎるように思います。
ゲーム自体は面白いので、そこらへんの売り文句に偽りがあることを除けば評価に値します。
デザイナーは、1880中国のデザイナーでもあるヘルムート・オーリーです。
題材は紀元前1800年のエーゲ海の諸文明の興隆です。
アテネ、スパルタ、テーベ、コリントなどが、18xxで言う大企業になります。トロイ、ミケーネなどが、プライベートカンパニーになります。
18xxと決定的に違うところをいくつか挙げておきましょう。
1:線路タイルを引きません。代わりに冒険船を盤上を動かして行き、その経路に交易ポイントを配置していきます。
2:会社のトークンが、株券と駅(このゲームでは交易ポイント)の兼用になっています。会社発足時に、株券の枚数を決め、残りが駅として使用可能なストックになります。「シビライゼーション」みたいと言う意見がありましたが同感です。まったく異質な資源を合計して制限を課す方式なのです。
3:株式の発行数が上述のように自由で、運行配当は計算値を各株式に支払う。つまり、発行株式が多ければ、配当総額はそれに比例して多くなる。このため、株価を安く設定して多数発行して購入すると、得られる配当が多くなる。単価を安くしても枚数が増えるので会社の資金が減る訳ではない。ここらへんの感覚は今までの18xxでは見たことがない非常に不思議なもの。
4:終了条件は銀行の破産でもプレイヤーの破産でもなく、所定のターン数を終了するまでプレイした時にだけ終了する。
5:株式の売切れ上がりがない。また、社長以外の人が株を売っても株価が下がらない。言い替えれば下げられない。
6:4の列車、6の列車が登場して、2列車、3列車(実際には列車ではなく船)が廃車になるタイミングで、会社が駅トークンとして保持している分を株式転換して増資ができる。このため、所謂、腹切りが発生しにくい。また、列車インフレに対応できるため、中盤での列車更新の停滞期が存在しない。