千葉会:オスマン帝国の黄昏を対戦プレイする2

と言うことで、あまりに解せないので、気を取り直して同じ陣営でもう一回やり直すことに。
今度は少し自重気味にポイントを残したのだが、それでも第2ターンに2箇所の攻撃で痛み分けてしまうとポイントが一桁に突入。此処で手番が後の連合軍の攻撃を受けると、そこで損害が出るとサドンデスということに。確率1/6しかないのだが、不思議なものでこういう時には1/6が出る。
うーん‥(^o^;
提督さんが、これは振り直しましょうと言ってくれたので、結局、そこは出なかったことにして継続。
そうすると、オスマン帝国側はペルシャ侵攻でVPが増えてきて軌道に乗るようになってきた。逆に連合軍はANZAC部隊の上陸作戦が不調でVP難に。また、ANZAC精鋭部隊はゲーム中に一度しか動員できないので、その後の攻め手に苦悩することに。
うーん、まぁWW1だから膠着するのは、むしろ必然なのかも知れませんが。
結局、夕方までプレイしてオスマン軍優勢ではあるが決着には至らないところで終わりにしました。

構造的な不安定要因を抱えるゲーム

と言う風に分析して良いのではないかと思います。
問題点は複合的です。
1:勝利得点を使って増援を動員するシステムであること
2:CRTが攻撃側にハイリスクに出来ていて、最大比でも1/6の確率で攻撃側損害に終わることがある
3:2の事情があるので、出来る限りの動員をして攻撃しなければならないが、そうするとVPが枯渇してきて、特にオスマン帝国軍はサドンデス負けになりやすい
4:オスマン軍が先攻で先にVPを消費するのだが、その時点ではターン終了時まで見通せない。自分の攻撃の失敗や、相手の反撃によるマイナスVPが嵩む可能性があるので、かなり余裕を持ってVPを残さないと頓死確率はかなりある。
と言うことでしょうか。
そうした分析からすると、わたしのオスマン帝国のプレイはVPを使い過ぎでした。そこまで使わずに辛抱して、ペルシャ侵攻が成功してVP残高が上昇に転じてから動くのが正しいプレイ方針なのかも知れません。
とは言え、強制攻撃のランダムイベントがあると、そうも行かずに無理な攻勢に出て潰れてしまう訳ですが。

つまらない訳でもない

上記のような不安定要因を抱えていて、非常に危なっかしい印象のゲームです。しかし、つまらないと言う訳でもありません。スエズ戦線、ロシア戦線、ペルシャ侵攻、英軍上陸と言った多方面の戦場を一枚のマップで総合的にプレイするのは、なかなか興味深いものがあります。ルールは少し多い印象もありますが、煩雑に過ぎるというようなことはありません。ミランダのゲームで共通のテイストですが、史実で起こった様々なイベントが用意されていて、悪く言えば振り回され、良く言えばドラマチックになります。
オスマン帝国が、もっと抑え気味にプレイして、連合軍の上陸作戦が適度な成果を上げたときに、最後まで物語が進んでいったらどうなるのか興味を感じさせます。ですから、また機会があればプレイしてみても良いかなとは思いました。