フリードリヒ最大の危機をソロプレイする

ルールを読んでソロプレイして見ました。
メインエンジンは、チットプルアクティベーションです。
開始時にはプロシアだけが参戦状態で2枚のチットをカップに入れます。これらは第1ターンには必ず引かれるので、プロシアの先制攻撃が実現できます。第2ターンからは、オーストリアが2枚、さらにターン終了チットが1枚加わります。
ターン終了チットが引かれるとターンは終了し、残ったチットは出てきません。同時にターン終了フェイズが実行されて、各国の動員が実施されます。
チットを引くとダイスを1個振って、その数だけ行軍を実施できます。1行軍は、将軍の指揮能力に応じて4/8ユニットを自軍支配下なら2マス、そうでなければ1マス移動できます。行軍さえ使えば同じスタックを続けて移動できます。プロシアは特別でダイス目に+2修整します。
戦闘はユニット数のダイスを振って6出ろシステムですが、指揮官の能力に応じて4/8ユニットのダイスに戦闘修整を加えられます。フリードリヒは8ユニットに+3修整と言う凶悪能力で、野戦では無敵に近い感じです。城塞には籠城可能ですが、一般城塞は1ユニット、策源要塞でも2ユニットしか籠城できません。しかし、籠城すると相手の指揮修整はなくなるので純粋に6だけヒットになります。一方、籠城側は城塞修整+1/+2に通常の指揮修整が累加します。
プロイセン/フリードリヒの行軍能力と野戦能力は異常に高いのですが、前述したシステムの都合で時間と、チットドローの運が敵と言う感じです。
勝利条件的には、プロイセンは9つの策源を持ってゲームを開始しますが、16個になると勝利。逆に7個以下になると敗北です。
緒戦でオーストリアザクセンへの先制攻撃が決まることが約束されているように思うので、その後、オーストリアを一気に蹂躙できるかが課題。それができない内にフランスが参戦してくると、なかなか勝てなそうな気もしますが、イギリス参戦、ロシア参戦と構図が大きくなっていきます。
チットドローとダイスの振れが大きいので作戦研究しても同じ状況は次には発生しないタイプのゲームに見えます。毎回、その時の与えられた条件の中で最善を尽くし、天命もゲームの与件であると割り切ってプレイするタイプでしょうか。連合軍側でプレイしても面白いかどうかがゲームの評価の分かれ目になりそうな気がします。
千葉会で近日対戦予定。