30年戦争:ホワイトマウンテンをソロプレイする

懸案の30年戦争クワドリ(新版)から、ホワイトマウンテンをソロプレイしました。
ホワイトマウンテンを選んだ理由は、これがミランダのデザインした新作だからです。発生順序でも4作の中で最初になります。
ミランダは、ホワイトマウンテンについて、「30年戦争では珍しい決定的な戦い」であることを選択理由として挙げています。30年戦争の第1フェイズである、ボヘミア・ファルツ戦争の決着戦であり、同時にハンガリー内乱に引導を渡した戦いだからです。
この戦いでは、帝国軍が量で優位に立っています。しかし、ボヘミア軍は丘の上に陣取っており、右翼にスターパレス要塞を構えています。
全局的な展開としては、量に勝る帝国軍がユニット数の余剰を生かして両翼で延翼してボヘミア軍両端を攻撃、ボヘミア側がその損害をいかに戦線整理して最後まで逃げ切るかという流れになりました。
ゲームシステム的には、ごく単純な移動/戦闘方式です。ただし、SPIのスタンダードとして日本のゲーマーにも馴染み深いNAWとは異質です。
マストアタック方式なのですが、実はZOCに移動停止機能がまったくありません。
NAWはマストストップかつ戦闘結果以外では離脱不可で、膠着すると自分では自由に展開できません。
ところが、本作ではそうした移動制限がないので、敵の隣を通過して敵を包囲することもできれば、包囲されてもどこか空きへクスがあればスルスルと離脱してしまいます。だいぶん前にプレイしたコマンドマガジンの「リー将軍最大の賭け」が同じような印象だった記憶が‥。
と言うことで、感覚的に馴染まない部分があるので、このシステムを何回かプレイしないとユニット捌きがこなれない印象です。ただ、プレイアビリティが悪い訳ではないので、また別の戦闘をやってみたいものです。