caguirofie

哲学いろいろ

#47

もくじ→2005-05-13 - caguirofie050513

第二部 唯物史観への批判

第二章 史観が共同主観であるということ

第四節b 唯物史観に対するわれわれの共同主観

だから 精神(記憶)も知解(知性)も愛(意志)も 人間そのものではなく また全体としておよび各個とも 人間の有(もの)(行為能力)なのである。この人間が キリストの模範にしたがうとき(――十字架上のかれをわれわれが飲みまつるとき――) われわれは 神(三位一体の神 そしてペルソナとして父なる神および子なる神)の遣わされる聖霊を享けて そのはじめの神の似像であるという栄光から かれに似るであろう栄光へ変えられると言う。

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