#175
第四部 聖霊なる神の時代
第十六章 イエスの死〔だから復活〕の後の歴史的時間としての聖霊の時代――聖霊は真理の霊として 《罪〔の記憶〕について 正しさ〔の知解〕について また裁き〔なる愛〕について 明らかにする》――
さてこれからは 《〈三位一体〉論》を継ぐというかたちになりますが 論点は 父と子から発出する聖霊の派遣ということがらにあります。
父はかれをわが名において遣わされるであろう。
(ヨハネ14:26)
また
私はかれを父からあなたがたに遣わそう。
(ヨハネ15:26)
と第二のアダムとよびうるキリスト・イエスが言われたことの 神の国としての・および現代という歴史における問い求めであります。