caguirofie

哲学いろいろ

#24

全体のもくじ→2004-12-07 - caguirofie041207

§6 G.ドゥルーズ / F.ガタリ共著《アンチ・オイディプス》 e

§6−2(つづき)

われわれは 分裂症(* スキゾ・シャーマン)を自然主義的なひとつの極点(* タカマノハラ原理・そのタカミムスヒの力)に固定しようとしているのではない。分裂症患者が典型的に類的に生きているものは 自然の特定のありう極点なのでは全くない。(* ただし それを 思想の出発点とはしている。)そうではなくて それは 生産の過程としての自然なのである。
(『アンチ・オイディプス』1・1)

ここで言う《自然》とは 人間にあてはめれば その自然本性(つまり 人間という生物 理性的動物であること)の はだかの部分ないし衝動の部分のことを 言っていると思われる。またわれわれは 特にこだわらないならば タカマノハラ神話症を タカミムスヒ傾倒すなわちスキゾ・シャーマンの思想形態に 特定して今後は話しをすすめたいと思う。括弧内に注釈したようにである。

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