caguirofie

哲学いろいろ

#1

もくじ→2008-07-30 - caguirofie

はじめに

はじめに この書物は 一般に 社会に関する考察として 新しい視点を導入することを試み まったく新しい書物であることを目指します。それは 必ずしも 一個人の思惟を述べようとするのではなく むしろ一般的に 思惟の形式を提示することを 目的とします。個体の思想を語るというのではなく 思想の枠組み(準拠枠)を明らかにしようと努めます。
個体の思想でないということは 必ずしも文学ではないという意味であり 文学でないということは 社会科学の視点に拠りたいと思います。ここで 社会科学の視点に拠って捉える思惟の形式とは 社会体系といった視座です。

《経済的社会構成が進歩してゆく段階として――K.マルクスによれば―― アジア的 古代的 封建的 および近代ブルジョア的生産様式があげ》られたわけですが ここでは アジア的な《生産様式》を むしろさらに アジア的な社会体系といった概念に広げて 次のような《経済的社会構成の発展過程》として 捉えることを仮説します。

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