7泊8日

普段は2時間の授業で、一歩踏み出すきっかけを提供するために何ができるかを考えている。

そう考えると、7泊8日はとても長い。
一歩でも前に踏み出すために、自分の位置を知るために、たくさんの発見があるように、
たくさんの道を見つけられるようになるために。

一体何ができるのか。考える時間はたくさんある

それなのに、だからこそ。
これまでやってきたことを、これまでやってきたということを理由に、やらないでほしい。
楽しかった、無事に終わった、ことに満足しないでほしい。

参加者は毎回違う。一人一人違う。
その純然たる事実を認識し、一人一人に何が必要かを考え続け、行動し続けてほしい。

自分の出来ることをやったことで満足しないでほしい。
自分に何ができるかではなく、参加者にとって何が必要かを考えてほしい。

「自分が来年もう一度同じことをやるわけではないし、明日同じプログラムをできるわけでもない。」
「そんなことを反省したことがないし、どうやって反省したらいいかわからない。」
ある学生にそう伝えられた。

事前に十分に想定することや準備することはもちろん大事だが、
もし今日うまくいかなかったことがあるのであれば、
残された時間の中で、どうやって挽回するかを考えることが反省することではないだろうか。

大事なのは何をやったかではなく、それによって何が起こったかだと思う。

「自分にはもっとできたことがあった」と思うなら、今後の行動に繋げてほしい。
「これまでの自分を変えたい」と思ったのであれば、行動で示してほしい。

何をやったかではなく、何ができたかを大事にしていきたいですね。

こまい