浴衣姿は艶やかなり。

サッカーは世界の言葉!

木曜日はヒューストンとの電話会議の日。テキサスはハリケーンシーズンで、ここ丸二日雨が降ってるそうで。それが終わると毎日華氏100度(摂氏38度)を超える日々がずっと続くとのこと。日本も、長めの梅雨を終えて蒸し暑さが増してますが、太陽光線に直撃されるアメリカの夏も厳しそうです。
無事に会議を終えて大手町で東西線に乗り換えるときに、浴衣姿の女の子を何人も見かけました。おそらく足立花火大会の帰り道なのでしょうか? やはり艶やかでいいですね。ここ数年流行している浴衣は、大分定着したようで、見ている側にも涼しさを伝えてくれます。そういや、茨城の実家が自分用の浴衣を仕立ててくれたので、今年の地元の祭りが開催されるなら、それを着ていこうかな? 
那珂湊の夏祭りは「八朔祭り」という名前で、天満宮という地元の神社の祭神が、むかし、海から出現したという伝説にもとづく浜降祭りだそうです。(出典:ひたちなか市ホームページ、http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/2012kezai/event-hassaku.html)このページの写真にもある通り、早朝5時ごろに神輿を海に浸して揉むという催しがあり、眠い眼をこすりながら観にいくと、いつも黒山の人だかり。また、多くの山車(だし)が朝から晩まで街をねり歩く勇姿は生で見ると壮観です。やはり、日本の文化っていいですね。

海外生活を通して振り返るようになった日本文化

と、こうした思いを改めて明確に抱くようになったのは、留学という海外生活がきっかけだと思います。私の留学していたUSC IBEAR MBA(www.ibear.com
)は、50人強の学生が23ヶ国(だったと思う)から来ていた、とても国際色に豊んだビジネススクールでした。そんな環境で周囲の人間は、ボクが○○大学出身とか△△社勤務であるといった経歴は全く関心がないし、ボクも相手側の過去なんか知ったこっちゃありません。要は、いまここで何ができるか、お互いに何を提供しあえるかだけが、唯一の関心事というワケです。そういった意味で、日本での全てのしがらみから解放され、純粋に将来だけに目を向けたもの同士で、ゼロからスタートできる環境を心地よく感じたものです。ただ、そうであるが故にこそ、逆に自分の源泉である日本という国や出身地についても改めて考える機会になったように思います。実際、クラスメートから「◇◇って、日本ではどうなの?」と聞かれて答えられないと結構恥ずかしくて、いろいろ調べなおしたりしたし。そうしたプロセスを通して、自分が日本人であること、日本という国や日本人という民族についてなどなど、認識を新たにしたようにも思います。

そして世界の共通言語、それはサッカーだぜ!!


こうした環境で、自分の拙い英語で日本のことを十分に伝えきれたかはあまり自信がないんですが、そんな中でもみんなとしっかりコミュニケーションできたと自負する部分があります。それはサッカー!!  思い返せば、勉強やプロジェクトはすごく忙しかったけど、そんな中、ピッツバーグでもロスでも、果てはスイスでもやってました。ちょっとしたスペースとボールがあれば、後はただただ皆でボールを追いかけるだけ。やはりサッカーは世界の共通言語です。でもって、南米は個人技主体、イギリス人は直線的と、やはりお国柄が出るもの。日本人のボクは・・・ 技術がないのを、運動量とポジショニングでカバーしましたですよ、はい。

石崎 浩之
国際ビジネスコンサルタント

今日のBGM:土井啓輔「Infinity、-祈り-」

日本の音楽の代表として尺八の名手を選びました。(http://www5a.biglobe.ne.jp/~sindo/second.htm
一度聴いて大ファンになり、追いかけて何度も見ています。「尺八、和太鼓、スパニッシュギター、エレキベース」というカルテットで、パット・メセニーや韓国音楽やるんだから、凄いでしょ!? 音楽を愛する人全てに聴いてほしい、日本が世界に胸を張れる音楽家です。(ボクは事あるごとに外国人の友だちに聴かせてます。)