memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

誤算連発

TL3Nの音を好みの方向にチューニングする手段を思案中。


先日のレーザーセッティングにより、フォーカス感が良くなって音のエッジがこれまで以上に立ってきました。UX-1の方はそれで良いのですが、TL3Nの方は柔らかさとは逆方向に動いてしまったため音声デジタルケーブルをGSA5からKS-2020に戻したところ結構いい感じ。でも、まだもの足りません。


それではと、電源ケーブルNBS BlackLabel2に交換してみたのですがどうもしっくりきません。TL3Nに関してはCardasの方が好みの音に近いようです。


できることならTL3Nのインシュレーターを標準サイズのD-PROPに交換したいものの、価格が高いので現時点での導入は不可。
他に何か手はないかなぁと思案していたところ、ふとIECインレットの交換を思いつきました。UX-1は電源系の基板を外さないと交換できないので諦めていたのですが、TL3Nならいけるだろうと、軽い考えでジョデリカETP-600CUを楽天ジョーシンに発注。在庫があったので日曜の午前中に届くようです。


[rakuten:jism:10507057:detail]


で、日曜の午前中。8時に起きて軽い朝食をとり、珈琲を飲んで一服した後、準備にかかります。
TL3Nをダイニングテーブルの上に置いて天板を取り外しにかかります。左右側面4カ所のネジはいじり止め付きのヘックスローブTー20でしたが、オヤイデのMTB-4を改造する際にビットセットを入手していたので問題なし。背面3カ所のネジは普通のプラスドライバーでいけました。
天板と側面は一体型になっていて、後ろにスライドさせるようにすれば取り外せます。その状態がこれ。



IECインレットを外すには向かって右側のパネルを外さなければならないようですが、その前に隙間から覗いて状態を確認してみたところ、なんと線材ではなくL字型の導電部品で電源基板に接続されていました!



ETP-600CUの奥行きは少し長いので、この配置だと基板上の接続箇所を覆ってしまいます。それに電源基板を一度外さないことには作業はできません。(+。+)アチャー。


発注前に事前の状態確認も頭に浮かんだのですが、なんか面倒くさいし、どうせ中身はスカスカだから簡単に交換できるだろうと高をくくっていたのが徒となりました。やっぱりやるべきことはやっておかないと痛い目を見ますね。


仕方がないのでTL3Nの改造は諦め、他に交換できる機器がないかを検討。Wadia521とm903はヒューズ一体型なので通常タイプのETP-600CUとの交換は不可。SS-010は重いので動かしたくないし、PL-Lの外部電源のIECインレットは筐体にネジ止めされておらず普通のものとは異なるタイプのようです。
残るはルビジウムユニットとOCXのクロック系機器、そしてM1-DACの3つだけですが、クロック系機器よりはM1-DACの方が効果がありそうなのでターゲットはM1-DACに決定!ヘッドフォンシステムの強化というのも中々に良い考えではあります。


早速ベッドサイドからM1-DAC持ってきて、いそいそと天板を外してみたところ、何とこいつも基板直づけです...(゜◇゜)ガーン
価格の安い機器ってそうなっているんですね...(T_T)



「ついてないなぁ...」とガックリしていたところにピンポ〜ンというチャイム。どうやらETP-600CUが届いたようです。
顔馴染みのヤマトのドライバーさんから玄関で小さな箱を受け取った際、思ったよりも軽いのでちょっと違和感がありましたが(ジョデリカのETP-600CUのレビューを事前に検索した際に「結構重い」という感想が何件かあった)、発送元はジョーシンになっているので間違いないようです。


届いたのはよいけれども使い途をどうしようと考えながら、リビングに戻って箱を開封してみたところ、何と中身はこれでした!



なして“SIM”?


念のため納品書を確認しましたが、発注商品は間違いなくジョデリカETP-600CUとなっています。ということはジョーシンの梱包ミスですね。おそらく入れ間違えてb-mobileのSIMを注文した人のところにETP-600CUが届いているのでしょう。普通の人はIECインレットなんて知らないと思うので私以上にビックリしているかもしれませんね。


とは言え、これは不幸中の幸いかも。ジョーシンのWeb上では在庫僅少となっていたので、もしETP-600CUを間違えて送ってしまっていたとしたらメーカー取り寄せになるかもしれません。日数がかかるようならそれを理由にキャンセルできます。(そもそも未開封なら返品はできますが、こちらの都合が変わったからと返品するのは私の良心が痛むので...)


早速、「直ちに正しい商品を送ってもらいたいが、在庫有りだったので貴店に注文したが故に、もし日数がかかるようならキャンセルしたい」とのメールを送付。


そして夕方。ジョーシンの事務局からメールが来て、丁寧なお詫びの文言とともに、「早ければ明日(月曜)には正しい商品が届くよう手配したので間違ってお送りした商品を配達員に渡して欲しい」とのこと。
う〜ん、素早いクレーム対応だなぁとかなり感心しましたが、詰まるところETP-600CUは我が家に届く運命なのですね。


こういうことにはきっと何らかの意味があると思うので、おそらくどこかにETP-600CUの使いどころがあるということなのでしょう。
ルビジウムよりはOCXの方が良さそうな気がするので、ETP-600CUが届いたらOCXを開けて交換できるかどうか見てみることにします。


というわけで、誤算連発の一日だったのでした。