memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

CDを聴かない週末

この3連休、一度もCDを聴きませんでした。別にオーディオシステムが故障したわけではなく、外出して家にいなかったわけでもなく、意図して聴かなかったというわけでもなく、結果的に聴かないまま3連休が過ぎてしまったというだけなのですが、フラストレーションが溜まることもなく充実した休日を過ごすことができました。
要するに「他にやることがあったから」というだけなんですけどね...(^_^;)


●買い物自転車のブレーキ鳴きへの対処をする
昨年5月末に購入したアサヒサイクル グラマラス206のブレーキ鳴きが酷い状態です。気温が低い秋〜春先は問題ありませんが、気温が高くなると出始めて、夏場はもう悲惨な状態。それでも以前は乗っているうちに(ブレーキを使っているうちに)徐々に収まっていったのですが、ここ最近は常に鳴きっぱなしで、しかもその音が甲高く耳障りな“キキッー!”という音なものだから、周りの人もビックリしてしまう傍迷惑な状態です。
グラマラス206のブレーキは前後ともキャリパー型なので、ブレーキシューを上から見てハの字型(トゥ・インの状態)にしてやるという調整方法がありますが、残念ながらグラマラス206は角度調整ができません。そんな理由もあって、何とかしなきゃとは思いつつも手つかずできたわけですが、もう限界です。
そこでネットで詳しく調べてみたところ、ブレーキシューの角度調整以外にリム(ブレーキシューが接する部分)の掃除をするという対処方法を発見。早速試してみました。
方法はいたって簡単で、台所用のクリームクレンザー(我が家はジフ)をウェスにつけて、リムを磨くだけです。目視だとちょっと汚れてるかなという感じでしたが、実際に磨いてみるとウェスが直ぐに真っ黒に! 見た目ではわからない汚れが付いているようです。
とりあえず大まかな汚れを落とすために1回磨き、その後仕上げのためにもう1回磨きました。前輪/後輪の左右なので都合4カ所、時間にして40分くらいで磨き作業終了。ついでなのでフレーム等の汚れも落とし、タイヤの空気圧も調整して1時間で全作業が完了。
ちなみに前輪の左右を1回だけ磨いた状態(見た目はきれいな状態)で試してみたところ、音は小さくなったものの依然としてブレーキ鳴きは残っていましたが、2回磨いたら完全に止まりました。
またブレーキ鳴きが止まっただけではなく、ブレーキのフィーリング(ブレーキレバーにフィードバックされる感触)が凄く滑らかになって以前とは全くの別物みたいです。これは思いがけない副産物でした。
これからは毎年ゴールデンウィークくらいのタイミングで磨いてあげたいと思います。


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●T1のケーブル接触不良を直す
ここ2ヶ月ほどはE8を使っていたのですが、2週間ほど前に久々にT1を使ってみたら、左chの音が時々途切れます。XLRプラグから出ているコードのあたりを動かすと音が鳴ったり止まったりするので、おそらくはプラグ内部の接触不良が原因の模様。直さなきゃと思いつつも、E8かHD800を使えばよいので放置プレイに...。この連休に直そうと思っていたわけではなかったものの、自転車を整備してその成果に気分がよくなったこともあり、勢いをかって修理に着手。
とりあえず左ChのXLRプラグをバラして見たら、案の定はんだ付けしたところが1カ所浮いていました。はんだ付け、下手くそです...(^_^;) 早速ツールボックスからはんだごてを引っ張り出してきて、再度はんだ付けを実施。ついでなので、残りの2カ所と、右Chプラグ内の3カ所もはんだ付けをやり直し。今度は引っ張ってもびくともしないくらいしっかりとつけたので、もう大丈夫でしょう。


●ビルトインコンロの掃除をする
実は最近まで知らなかったのですが、ビルトインコンロって細かな部品だけでも売っているんですね。調べてみたらバーナーと筐体以外は全部交換できそうな品揃えです。我が家のコンロ(リンナイ製)はマンション購入時のものなので、かれこれ11年使用してきたことになります。本当はガラストップ製のコンロに交換したいのですが、まだまだ使えるのに勿体ないなぁ...という思いが先に立って実現には至りません。ケーブル買うより安いんですけどね。
本体を買い替えるのは勿体ないけど部品交換だったらいいかと思って替えたい部品をピックアップして試算してみたら、軽く1万円を超えました。「う〜ん、機能が上がるわけでもないのにこの出費は馬鹿馬鹿しいかも...」ということで、部品交換は中止したという経緯があります。
そんな背景もあり、自転車を整備しヘッドフォンケーブルの修理をした勢いのまま、これまた予定していなかったビルトインコンロの掃除もやってしまいました。普段はレンジ用クリーナーで拭くだけですが、今回は念入りバージョンです。
五徳部分にこびりついた油はジフとスチールたわしでこそぎ落とし、トッププレート、バーナーリング、排気口カバーはジフとナイロンたわしで油汚れを一掃。前面パネルはキッチンマイペットとペーパータオルで汚れを落とします。唯一、バーナーキャップの錆だけは落としきれませんでしたが、隅々までスッキリして気分も上々です♪


●白石晃司作品を再鑑賞する
10/2に白石監督のフェイクドキュメンタリー作品「カルト」がリリースされました。白石監督の作品は好きなので、リリース日に合わせてツタヤDISCASでレンタルし、先週末に鑑賞。
同じフェイクドキュメンタリーではあるものの、以前観た「ノロイ」「オカルト」とは作風が変化していました。あびる優岩佐真悠子入来茉里という3人のアイドルが本人役で出てくること、霊現象 vs 霊媒師という構図がハッキリしていて良くも悪くもわかりやすくなったこと(これまでは超常現象に関わってしまった周囲の人間を描くことが主であったように思うが、今回はオーソドックス(ありきたりともいう)なホラーとして霊現象を明確な形で見せて、それを祓うという流れになっている)、三浦涼介演じる最強霊媒師が何やらヒーローっぽい描き方をされていてもしかするとシリーズ化を目論んでいるのではないかと思われること、などなど。
ノロイ」「オカルト」が持っている何とも言えないイヤ〜な感じとか後味の悪さみたいなものは薄れてしまっていますが、それでも他のB級ホラーよりはよほど面白くできているところが白石監督の面目躍如といったところでしょう。パラノーマル・アクティビティなんかよりはよほど面白いです。そんなわけで当初はレンタルで観るだけにして買うつもりはなかったのですが、これは近々また観たくなる気がしたのでネットで購入してしましました。
で、ここまでは先週のお話。「カルト」が期待に違わず面白かったので、過去の作品である「ノロイ」「オカルト」(この2枚は持っている)を土曜日の夕方から観直したというのが連休中のお話。先にも触れたように作風が変わっているので一概に比較はできないのですが、この3作だとやっぱり「ノロイ」が民俗学的要素が強い分一番好きかなぁ。「オカルト」はある意味白石監督の独自性が一番強く出ている作品なのではないかと思いますが、個人的には最も生理的にイヤ〜な感じがする作品なので、面白いとは思うけど好きではありません。でもきっと何年かしたらまた観直すんだろうなぁ...。

オカルト [DVD]

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マリア様がみてる 4thシーズンを再堪能する
この連休中にCDを聴かなかった(聴けなかった)最大の要因は「マリア様がみてる」です。日曜日の昼下がり。何がきっかけだったのか全く憶えていないのですが、実写版「マリア様がみてる」を観直そうと思ったのが事の始まり。

劇場版 マリア様がみてる 通常版 [DVD]

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キャスティングは悪くないと思うけど、演技ヘタすぎでしょう。お嬢様学校だからあえて感情表現を抑えるような演出なのかもしれないけど、台詞棒読みとの差がわかりません。
やっぱりアニメは良くできてるなぁと思って、1stシーズンの1話〜3話(DVDの1巻〜2巻:実写映画と同じエピソードの部分)を観直しました。

そしたら止まらなくなって、2ndシーズン〜春〜の「レイニーブルー「青い傘」パラソルをさして」(祐巳さんと祥子様が仲違いをして仲直りするまでのエピソード。祐巳さんが祥子様との関係を見つめ直して成長していくところが好き)、3rdシーズン(OVA)から「子羊たちの休暇」(祐巳さんが西園寺の曾祖母さんへのプレゼントとして“マリア様のこころ”を歌う場面が好き)、「涼風さつさつ」(祥子様がパンダのぬいぐるみを着た祐巳さんを見つけ出すシーンが好き)を鑑賞。
その後、夕食作り等々で4時間ほど挟み、今度は原作内容を確認するべく「子羊たちの休暇」「涼風さつさつ」の2冊を飛ばし読みし、さらに第1作(所謂、無印)を精読して日曜日が終了。

翌月曜日もマリみて熱は収まらず、午後の3時くらいから4thシーズン全13話を鑑賞。4thシーズンは祐巳さんの妹(スール)作りが主題で、祐巳さんと瞳子ちゃんの関係の変化が丁寧に描かれています。このあたりのお話は原作をリアルタイムで追っかけていたので(文庫新刊発売が楽しみで仕方なかった)とても感慨深いものがあるのですが、あらためて観直してみても実に良くできていると思います。
4thシーズンは総集編(ファンディスク)を過去に3回ほど観直しているものの、やはり総集編は総集編でしかなく、本編13話を観直すのとはその充実感に雲泥の差がありますね。
途中、食事やら家事やら挟みつつ、全て見終わったのが午後10時半くらい。心があたたかいもので満たされた充実感、そして心地よい疲労感を感じつつ、連休は終わりを告げたのでした。