memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Zeppelin 腕時計電池交換

2013年に購入した腕時計(ZEPPELIN LZ129 Hindenburg 70861)の電池交換をしました。自力での電池交換は、Luminox、PRO TREK、TISSOTに続く4機種目となります。



LuminoxとTISSOTは3点支持オープナー、PRO TREKはプラスドライバーで裏蓋を開けられましたが、Zeppelinはマイナスネジが4本。精密ドライバーを合わせてみたところ、0.9mmで開けられました。



ネジ4本は難なく外せたものの、裏蓋の取り外しで躓きました。最初はドライバーか何かで裏蓋をこじ開ければ良いと思っていたのですが、本体と裏蓋の間にほとんど隙間が無くマイナスドライバーは勿論カッターの刃すら入りません。だったらネジ式かと思い裏蓋を押し付けて反時計回りに回そうとしたもののびくともせず。




ということは裏蓋を真上に持ち上げればよさそうなので、道具箱をひっくり返して吸盤を探し、裏蓋にくっつけて上に引っ張ってみたところ、パカッと蓋が取れました。やれやれです。



裏蓋を開けると電池が見えました。しかしながら電池が外れないようにガードが本体にマイナスネジで固定されています。見た感じでは裏蓋を固定していたマイナスネジよりも溝が細く、案の定0.9mmでは溝にはまりません。



そこでamazonで0.6mmのものを購入。上が翌日届いた0.6mmで、下が精密ドライバーセットに入っている0.9mmのマイナスドライバー。ところがこの0.6mmでも厚過ぎて溝に入りませんでした...(; ;)


amazonで調べてみると0.6mmよりもサイズが小さいものとして0.4mmがあるのですが、発送まで5〜10日となっており届くまで時間がかかります。
そこで試しにカッターの刃を当ててみたところ、ピッタリではないもののなんとかネジを回すくらいの引っかかりは確保できそう。でもカッター本体に入れたままでは、ご想像の通り時計本体と干渉してしまいうまく回せません。


そこで考えたのが、折ったカッターの刃を何かに取り付けて回せるようにすること。最初に思い浮かんだのは消しゴムでした。消しゴムにカッターの刃を刺して固定するという方法です。しかしながらこのアイデアは実現できませんでした。何故なら我が家には消しゴムが1つもなかったのです。コンビニに買いに出るのも面倒なので別の方法がないかなと考え思い浮かんだのが割り箸でした。



早速簡易マイナスドライバーを自作し、出来上がったのがこれ。割れている方にカッターの刃を挟み、セロテープで固定したものです。消しゴムほどトルクはかけられなさそうですが、慎重に扱えばなんとかなりそう。これでダメならコンビニに走りましょう。



結果、簡易マイナスドライバーはうまく機能してくれました。外したガード部品がこれ。



入っていた電池はSR927SWでした。Luminox3109と同じですね。早速amazonで購入し3日後に到着。



電池を交換しガード部品をセットしてみたところ、ネジ穴がある方が浮き上がってしまってうまく作業できないため、セロテープで固定しました。ちなみにガード部品の穴と本体のネジ穴の位置合わせはルーペを使って厳密に行いました。
位置合わせの後、左手でルーペを持ち右手にピンセットを持ってネジ穴にネジを差し込む作業をするのですが、ネジが小さすぎるのとルーペの直径が小さくて視認範囲が狭いことが相まり、なかなかうまく差込めません。でも諦めずに何度もトライするうち、ようやくネジを差し込めました。
今度は右手に簡易マイナスドライバーを持って慎重にネジ溝に合わせ、ゆっくり回します。なおネジを回す際は簡易ドライバーを回すのではなく、簡易ドライバーの位置は固定して時計本体の方を回すとうまくできました。



ここまでくれば作業は終わったも同然です。時計の秒針が動いていることを確認したのち、裏蓋に吸盤を付けて本体にはめ込みます。その際、ネジ穴の位置をルーペで確認してきっちりと合わせます。



作業完了です♪


最初は簡単に交換できるだろうと思っていましたが、結果的にはPRO TREKに次いで手間がかかる作業でした。やっぱり道具って大事ですね。


続編:「Zeppelinの不調」