10/21 KUNIOの8時間

KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』第一部と第二部を続けて観る。休憩も入れると総計9時間くらいは付き合っている計算になるのだが、これは圧巻の演劇体験だった。やるほうも凄い。もともとの戯曲が、登場人物の背後にある様々な人種や宗教や政治的価値観(そしてその総体であるアメリカ)を浮かび上がらせていく。これを日本人が普通に演じようとすると、大変陳腐になりそうとゆうか、他山の火事でしょ、みたいになりそうなのだが、ロイ・コーンの突出した演技などもあり、また杉原邦生の手つきでもあると思うが、見事に相対化して見せていた。8時間、飽きさせないで観させる演出力もお見事。

終演後、見に来てた何人かで池袋のふくろで飲む。Q