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ブラザー社員のブログ brotherhood

2006-04-28

[]両面印刷ってどうやるの? (3) 両面印刷ってどうやるの? (3)を含むブックマーク


前回は、レーザープリンタ「HL-5200シリーズ」に搭載されている自動両面印刷機能をご紹介しました。自動両面印刷機能というのはプリンタが人に代わって用紙をひっくり返してくれるんです。そう、こんな感じです。


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それをたったこれだけの部品で行ってしまうのですよ!


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いったいどうやって用紙をひっくり返しているのでしょうか?今日はその秘密に迫ってみたいと思います。と言うわけで、今回も前回に引き続き、レーザープリンタの設計者の伊藤さんに話を聞きました。


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伊藤:『自動両面印刷がどのように行われているかは、この図を見ていただければイメージをつかんでいただけると思いますよ。』


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伊藤:『これはプリンタを横から見た断面図ですが、緑色の線は片面印刷の時の用紙の経路です。プリンタ下部にある用紙トレイからSの字を描いて用紙が搬送される様子がわかると思います。「ドラム」と書かれているところで印刷が行われるので、用紙は下側が印刷面となって排出されます。


ピンク色で描かれた線は両面印刷のもう片面を印刷するときの経路です。緑の経路を通って一旦片面印刷された用紙は、今度はピンクの経路を通って、後ろ向きでプリンタに引き込まれます。引き込まれた用紙は、上の写真のトレイを通って、今度は印刷されていない方を上にして、もう一度ドラムがある場所に戻されるんですね。』


古橋:『前進したりバックしたり…まるで山岳鉄道のスイッチバック*1のようですね。』


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伊藤:『ちょっと変な感じがするかもしれませんが、「HL-5200シリーズ」で自動両面印刷をする時は裏面から印刷するんですよ。まず、裏面のお尻の部分から印刷して、その後、用紙を裏返して表面の頭から印刷します。こうすると、両面の印刷が終わったとき表面が下になって、2枚目、3枚目…とページ順に印刷することができるんですね。』


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古橋:『なるほど、ただ用紙をひっくり返すだけでなく、印刷方向も考えているんですね。


伊藤:『両面印刷を可能にするトレイには3つのローラーがついています。以前のモデルではもっとたくさんのローラーがついていましたが、コンピュータを使ったシミュレーションや、実験を通して、少ない部品点数でも同じ仕事ができるようにしました。


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他にもさまざまな工夫をいくつも積み重ねることで、お客様にお求めやすい価格に近づけることができたと思います。これからも便利でお求めやすい製品をお客様にお届けできるよう、がんばっていきたいと思います。』




HL-5270DNHL-5280DWは4月下旬に発売です。


おわり

*1スイッチバックとは鉄道において急な勾配を登るために駅や信号場で列車の進行方向を変えて運転することです。