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甲子大黒天本山のブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-02-19 真言宗とスピリチュアル

 私の宗旨は真言宗です。真言宗は弘法大師空海が開祖ですが、その教えの根本は即身成仏です。この身このまま仏になるという平安時代においては画期的な教えであり、真言宗の登場によって哲学的な仏教が実践的な仏教に転換され、鎌倉仏教へとつながっていきます。真言宗においては三密という修行によって仏様と一体になった境地を悟りと考えます。仏様と一体になるとは、この宇宙と一体となる、すべてがひとつとなる境地のことです。


 現在のスピリチュアル的な世界においても、ひとつとなる境地が唱えられています。その境地とは真言宗と同じものなのか分かりかねますが、現代のこの世界はあまりにも区別がいき過ぎているように感じられます。たとえば自分の敷地のゴミは拾っても、それとつながる道路のゴミは拾わない。家族であってもそれぞれのプライベートを優先して遠慮してしまう。自分の子供は可愛がっても、隣の家の子供には興味がない。社会問題には興味がないのに、いざ自分が被害者なれば黙っていられない。


 この世界と一体となって生きるということは難しいと思います。ですが、行き過ぎた分離を反省して、自分のことばかりではなく、相手のことや社会のことも自分のことのように考えられるようになれれば素晴らしいと思います。人間は一人で生きているわけではありません。この社会のなかで共存していくためには、お互いの距離感が大切だと思うのです。一体とまではいかなくとも、緊張や不安ではなく、親しみを持てる関係性を上手に築いていけたらと思います。




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2018-02-15 まちづくりの苦しみ

 地元のまちづくりに関わって、ずいぶん経ちます。たとえるなら、まちづくりはマラソンのようなものだと感じます。最初のうちはピクニックのように楽しいものです。挑戦、仲間、評価、充実感などプラスの要素ばかりで楽しく活動することができます。ところが、数年すればマイナスの要素が目立つようになり、継続が困難になることもあります。継続は力なりという名言がありますが、それだけ続けることは難しいことだと実感させられます。


 人間は同じことを続けることに苦痛を感じます。ですが新しいことを次々に開発することにも限界があります。そういう状況が続けば飽きてやめてしまいたくなります。マラソンにたとえたのは走るほどに苦しくなり、歩きたくなる誘惑との戦いが続くからです。何事も継続していくためには、やめたい誘惑に負けないようにしなければなりません。様々な口実が浮かんでくるなかで、続けていくためには意志の力が必要です。意思とは想いや志から生まれるものです。


 そもそも何のために続けるのかという根本的な疑問に、揺れることなくしっかりと答えられるものが必要です。中途半端な気持ちで長く続けるのは難しいものです。自問自答によって、ちゃんと自分の気持ちを作っていかなければなりません。以前も書きましたが人の気持ちは自然と緩んでいくものです。面倒になったというのは、気持ちが緩んでいるからなのです。そこでやめてしまえば楽になりますが、虚しくもなるものです。仲間がまだ頑張っているのに、自分だけ抜けてしまえば、かえって苦しくなります。上手に自分の気持ちを支えていかなければなりません。




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2018-02-14 新しいアクションとリアクション

 冬は朝の除雪からはじまり多くの時間を雪に費やすため、一日が単調で早く感じます。新年の誓いも程々に雪と格闘する日々に埋没して気づけば春になってしまいます。雪でなくとも仕事や介護などによって睡眠を除く多くの時間を奪われてしまうのが大人の生活です。子供と比べれば様々な制約がなく自分の考えで生活できますが、時間に関しては子供よりも不自由なのかもしれません。


 単調な生活に埋没しないためには、新しいアクションが求められます。いつもとは違うアクションやリアクションを意識することで緊張感や充実感のある生活になるかもしれません。多くの人は年齢と共に保守的になるものです。変わらない生活に飽き失望しながらも、ことさら変化を求めない矛盾した生活になるのかもしれません。何もしなければ、何も変わらず、何も感じられず、何も得られない生活になってしまいます。


 池に小石を投じれば水面に波紋が広がっていきます。新しいアクションは小石と同じように、生活に新しい波を生み出します。もちろん、そのアクションが良い方向に向かうのか、悪い方向に流れてしまうかは分かりません。そのため新しいアクションには恐怖が伴うため変化を嫌う人もいます。ですが、変化とは与えられるものではなく、自分で作っていくものです。簡単に思うようにはいかないかもしれませんが、望む方向に少しずつ変化・成長していけたらと思います。

 




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2018-02-12 仕事と趣味の違い

 愛読している月刊誌に「趣味では人間は磨かれない。人間は仕事を通してしか自分を磨くことができない」とありました。たしかに趣味は楽しいもので、続ける続けないも自分の意志で決めることができます。苦しさに耐えて趣味を続ける人は、道を志す人を除けばほとんどいないのではないでしょうか。楽しいから続けるのが一般的であり、その楽しさは気楽さに起因しているのかもしれません。


 仕事は厳しさと責任のなかでおこなうものです。就業時間も決まっていますし残業もあります。勝手な仕事はできず上司からの指示に従い成果も求められます。最初から楽しい趣味とは違い、仕事にやりがいを見出すためには、相応の努力が求められます。頑張るということや方法を知らず転職を繰り返す人もいますが、どの職場にいこうとも仕事を覚え成果を出して、自分の役割と信頼を得なければ、やりがいを得るのは難しいものです。


 仕事は厳しいものですが、だからこそ磨かれるのではないでしょうか。いかに仕事の厳しさと向き合うかが大切です。ただ、この向き合い方を間違えると自滅してしまいます。最もダメなのは嫌々頑張ることです。無理して頑張っても成果は出ず、ストレスを抱えるばかりです。逆に頑張ることを放棄しては存在意義がなくなり、給料泥棒になってしまいます。目先の結果だけを求める頑張りも長くは続きません。冒頭にあるように、仕事によって自分を磨く意識が必要です。仕事から学ぶことは人生全般に通じることです。苦しいことや悔しいことがあっても、それが自分のためになると思えれば耐えることができます。冬に耐え春を待つのと同じように、苦難に耐え自らの成長を促したいものです。




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2018-02-09 ストレスを遠ざける

 迷ったときに、親しい人に相談すべき、歴史や偉人から学ぶべし、客観的・論理的な思考をすべし、運勢に従うべし、魂に相談すべしなど様々な意見があると思います。これからのアドバイスに正誤はないと思うのですが、それぞれに合う合わないはあります。論理的な人は論理的な思考から解決すればいいのです。人間関係が得意な人は人間関係から解決することに向いています。直感に優れた人は自分の内なる声を指針にすればよいと思います。


 あれもこれも手を出し中途半端にせず、自分の道や解決方法を持っておくことが大事だと思うのです。そのためにはいろいろ試すことも必要ですし、自分のタイプを理解しなければなりません。自分に合わない方法をいつまでも試していても意味はありません。段々と岐路に立つことも多くなり重要な判断に迫られることもあります。そういったときには自分を信じる勇気、独りよがりにならない調和、選択した道を誠実に歩む努力が求められます。


 何事においても自分らしさが大切だと思います。自分なりのスタイルをもって生きている人は魅力的ですし強いと思うのです。現代社会においては無理をしたり折り合いをつけて生活しているのが一般的ではないかと思います。それゆえストレスを強いられます。そのストレスを軽減するためには、自分という人間を自分で理解することも必要ですが、次の段階として自分という人間を周囲に理解してもらう必要もあります。


 無理をしなくてもいい関係を築くことができると楽になります。そのためには相互理解が大切です。相手の好き嫌いが分かれば、生魚が嫌いな人をお寿司屋さんに連れていってストレスを与えることがありません。このようにお互いに多くの情報を共有できれば、楽な関係を築くことができます。相手に興味を持ち、相手に興味を持ってもらう。この輪を広げていくことで、ストレスを遠ざけることができるかもしれません。



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