2012-05-09
いま、目の前で起きていることの意味について(ジャック・アタリ)
各界の有識者の意見を纏めたもの、フランスに対する危機感が読み取れました。
地方との格差、教育に対する危惧については日本も深く洞察する必要があると考えます。
先進国としてどの様なビジョンを明示して進んでいくのか。
いま、目の前で起きていることの意味について――行動する33の知性
- 作者: ジャック・アタリ,Jacques Attali,ルネ・ジラール,マックス・ガロ,ブトロス・ブトロス=ガリ,フィリップ・ソレルス,岩澤 雅利,木村 高子,加藤 かおり
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本
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2012-05-05
21世紀の歴史――未来の人類から見た世界(ジャック・アタリ)
GWはジャック・アタリをまとめて読んでいます。
「超帝国」「超紛争」「超民主主義」という流れで世界が形作られていくという内容であり、西洋思想に基づく一つの未来予測として読んで良いと思う。
新しい秩序が生まれる前には大きな戦争があったのは歴史から明らかであるが、新しい秩序が生まれたからと言って紛争が根絶されたことがないことも歴史から明らかである。
「超民主主義」というのはある特定の一面のみから物事を捕らえば、実現可能であると言えるが、それは本物ではない。
世の中は混乱しており、解決されることをみんなが望んでいるが「解決する」だけが答えで無いように思える。
「解決」ではなく「共存」。
人間が時には猛威を振るう自然に対し向合う、そんな姿勢が必要ではないかと考えます。
- 作者: ジャック・アタリ,林昌宏
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2008/08/30
- メディア: 単行本
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2012-04-24
白と黒の境界線 − グレーゾーン
全ての物事について白か黒かと問うのはナンセンスだと思います。少なくとも「どの視点から見て」という枕詞が必要でしょう。一つの物事は見る方向によって白にも黒にも見えるのですから。
それを踏まえると世の中には”絶対”というものは存在しないのではないかと思います。
もし「絶対」と思えるものがあるのであれば、まだそれに対する洞察が浅い恐れがある、という思慮が必要なのでしょう。
事にいろいろな見方がある、とても複雑で奥が深い。
白か黒かと割り切れば分かりやすいが事の本質を見落とす可能性があります。白と黒の境界線、限りないグレーゾーンがあることを常に念頭に置いて生きたい。
2012-04-06
「空気」の研究(山本七平)
「多様性」という言葉は”幅広く性質の異なるものが存在すること”という意味で、最近では「生物多様性」が国際的な議題になっている。「多様性」は大事なんだと。
”人”に焦点を合わせると出身国が異なる人たちが集るアメリカなども「多様性」がある。「多様性」のある国はある種の強さを持っていると感じる。
一方、日本人は自分達の中での「多様性」を認めているのだろうか。日本人はたった4種類の血液型で性格を分けたがるし、朝の12星座占いも大好きだ。
一方、他人と違うことをする人に冷たい。
そういう意識が日本人にはあるのだろう。それが「空気」を醸成しやすく、「水」を差すことが難しくなる遠因なのかも知れない。
今、日本はある「空気」に満たされている。その「空気」に対して「間違っている」「もっとこうすれば良い」と思えばどんどん「水」を差すことが求められている。
「多様性」は「空気」に比べると複雑で面倒で大変だ。でも、日本国を発展させるには必須だと思う。太平洋戦争の時と同じことを繰り返さない為に。
- 作者: 山本七平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1983/10
- メディア: 文庫
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