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【書いてる人】
第二次ベビーブーム末期に生まれた男です。
都内在住。
本、マンガ、フリーライターなどについてあれこれ綴っています。
コメント・トラバご自由に、リンクフリー。
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16/08/21

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16/08/20

また走ってきました。



hokkaido touring (8)

2年前に続いて、夏の北海道



hokkaido touring (24)hokkaido touring (7)hokkaido touring (22)hokkaido touring (15)hokkaido touring (27)hokkaido touring (11)

前回と同じ6日間。大洗からフェリーに乗って移動した日を含めると計7日間。

2年前に通った道は可能な限り通らないことをルールに、メーター読みで約2,000km。

雨不足で猛暑のお盆前後の関東に対して、湿気がほとんどなく、朝夕は寒いほどの北の大地は、本当に気持ちよかった。



D

今回はSONYアクションカメラドライブレコーダーに導入。

9割方の走行をレコードしてきた。

動画は、別海町の西のほうの農道(道道951号→830号)を北西から南東の方向へノンストップで走ったもの。

こーいった、対向車がほぼ来ず、信号や一時停止のない直線をあちこちで堪能してこれた。




もう一つ、堪能してきたのが、アニマル達との触れ合い。




hokkaido touring (6)

どこの宿でも店でも、たいていの牛乳がうまい

この一点で、半ば本気で移住を考えてしまう。



hokkaido touring (1)hokkaido touring (2)

こっちは触れ合いとは逆に、袖にされたほう。

4連勝中だか5連勝中だかしているという「センゴクエース」という本命から流しで賭けたところ、2つ目の坂を上りきるかどうかというところで座り込んでしまう。

もう1レースは、賭けた馬がトップで入り、やったーと喜んだところ、なぜか2位。ばんえいは、鼻ではなく、引いてる橇の一番後ろがゴールラインを切った時点で判定するらしい。



hokkaido touring (13)hokkaido touring (28)

数的に一番観たのはカラス

北海道夏の風物詩である巨大ロール群やら、冬の雪・風避けの柵の傍やらで。



hokkaido touring (25)hokkaido touring (10)

次点でよく観たのは、うみねこ

夕刻、台風が近づく野付半島で目にした群れの壮観さは印象に残った。



hokkaido touring (9)hokkaido touring (12)

大物は鹿。2年前にも、本当にただの道端で見かけたが、今回は親子連れも目にすることができた。

知床半島で見た1匹は、バイクでそろそろ近づいていってもほとんど逃げる様子がなく、のんびり草をはんでた。ちょっと慣れすぎ。



hokkaido touring (19)hokkaido touring (20)

観たいわけではなかったけれど、目にしてしまったものも。

が、苔むした倒木の虚に、動画の逆回しのように尻尾のほうから入りこんでいき、最後に頭がひょっと消えていくシーンは見入ってしまった。

でも、うーん、種類には全く詳しくないけど、もしかして強い毒とかもってたのかしら。



hokkaido touring (21)

ないよねーと思いつつ、若干、ほんのちょっとだけ期待していたラスボスには道中、会わずじまい。

いや、それで良かったんだ……。



hokkaido touring (3)hokkaido touring (5)hokkaido touring (4)

今回の最大の収穫は、2年前にちらっとした目にできなかった、子ども狐との触れ合い。しかも2度も。

1匹目はとにかく目の綺麗さに引き込まれた。



hokkaido touring (16)hokkaido touring (17)hokkaido touring (18)

2日おいて見かけた2匹目はやんちゃ系

見ていると、2車線のセンターラインの横で寝そべってしまう(もちろん車は通る)。

こいつ、長生きできそうにないな……と心配になり、追い立てるように林のほうにムリヤリいかせた。





そんなツーリングとは無関係に、怠惰の結果として5月ティアの感想→P&Rはサボってしまったわけなので、明日に入手したブツについては、心を入れ替えて臨みたいと思います。




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    • 冊子「画楽.magEX」



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16/05/05

[][] コミティア116  コミティア116を含むブックマーク  コミティア116のブックマークコメント

  • 10時35分頃、最後尾到着。ピーカン。じりじりと暑い。週間天気予報ではピンポイントで雨の可能性もあったが、前日で降りきってくれた。だいぶ建設がすすんだ東7、東8ホールの脇をぬうように歩いて、11時10分頃、入場。
  • ひまわりらんぷ》で新刊……の通販の申し込み。え? 船戸せんせーに会場頒布の予定を尋ねると、難しげな表情。なので、送料込み400円を払い、宛名シールに住所氏名を記す。今月末に発送予定とのこと。楽しみが伸びたね!
  • 《ring》でtoi8ポストカード頒布されていたので、どーいう繋がりか尋ねると、旦那さんですと。マジですか。夫婦そろって好きな、ファンをさせてもらっているマンガ家orイラストレーターの人って初めてかも知れない(たいていは結果的に片方しかファンでない)。
  • 《すじ(素路)》で、ティアマガのサークルカットページに連載?されてた穴埋めマンガのまとめ本。穴埋めの性格上、ページが飛び飛びで掲載されるので、箸休めだとしても読みづらいのはそうだったので、まとめて読めてうれしい。
  • 《おおきめログハウス》の新刊は台湾旅行記。台湾は街のいたるところに、悲しそうな目をした犬がいるらしい。
  • 《あとづけ》をまた買い逃したので、次回は午前中に寄ること。
  • 富沢ひとし》で委託?されてた、去年9号目で休刊した画楽・magの「EX」という本。

garaku mag ex

  • うだつフラット》でペーパーを“パピルス”と呼んでて、なんかいいなと思った。「新刊お願いします……今回もパピルスなの?」みたいな。
  • 《どじんち》にて、ペーパー(背中の真ん中に性器がある少女の話)欲しさに冬コミで入手済みの既刊をもう一冊。その後、別のサークルで、冬コミで入手済みの件を伝えればペーパーだけもらえたのにと。……よい本は何冊あってもいいもんだ。しかし、さらに追加で見せられた、昨年出た画集の表紙の裏にイラストを描く中村せんせーの動画にはショックを隠しきれず。なぜ、自分は自宅から画集をもってこなかったのか。
  • 《人界の歩法》で、去年11月のティアで頒布された読切の「リテイク版」をいただく(前のを購入した人は無料でいいとのことだったので)。

retake

gomibako

    • 内側しか絵がないのはさびしいという人は、もう一個、裏表逆に作って重ねるといいぞ!
  • 《NUu》の3冊目の合同誌は「五十嵐海(17歳)」をめぐる競作。ミステリー仕立ての伊藤正臣「オラージュ」、双子姉妹の掛け合いが小気味良い大澄剛「天秤姉妹」が良かった。
  • MARU PRODUCTION》のペーパーで、「事件記者トトコ!」が5月売りハルタ最終回との告知。さびしいけれど、次の新作を楽しみにしています。
  • 休みサークルは、あれーここが?というところから、今回もか……というところまで各々。2年ぶりに新刊が読めるとワクテカしてた《Dogdays》のお休みちょっと堪えた。
  • マッドメン展」含め展示系を回る時間は取れず。

madmen

shinki kaitaku

「THESE FOOLISH THINGS」「大蛇」

      • 奥付にあたるものがないことに気づく。名刺とかもなし。ティアマガのサークルカットを全部見直し、似た絵柄のサークルをチェックして回っても、該当なし。次に出会うのを偶然に任せるには惜しい作品なので、来週の読書会でしらみつぶししようかと。
  • 帰り、最寄り駅の書店で《ABXXX》の人の読切が掲載されたエレガンスイブの最新号を入手。さほど大きくなく小さくもない、ほどほどの規模の書店で、ここまでほとんどの女性コミック誌が揃っている店が地元にあるというのは、有り難いなぁ……。
  • そうそう、ティア前日におそるおそる足を踏み入れた部屋ですが、心配していたコバエの群れの発生はなく。去年、グリーンカーテン用のプランターにまいて、余ってた虫除け炭(蚊取り線香の成分を染みこませた炭)を土の上に敷き詰めておいたのが効いた……ように思う。




zisin (1)zisin (2)zisin (5)zisin (4)zisin (9)zisin (10)zisin (7)zisin (13)zisin (8)

    • ずいぶん久しぶりに肉体労働系のボラ活をやってみて、「やだ……これすごいお役立ち……」と実感したアイテムは以下。使用環境ピーカン最高気温26〜27度。
      • 帽子
      • 手袋or軍手+ゴム手袋
      • ゴーグル
        • 割れた窓ガラスの収拾時に効果を発揮する。わずかな破片でも眼球にアタックされるとマズイというのは、想像しやすいと思う。ただし、ゴムバンドが自分のヘッドサイズにあっていないと、孫悟空なみの強烈な締め付けと戦う羽目になる。ずだ袋にぎりぎり入るか入らないくらいのサイズの破片は、まずムリヤリ入れてみて袋の口を閉じ、その上から瓦の破片など叩いて砕くと良い。
      • 極太ペン
        • ずだ袋にナニを入れたのかを袋の表面に書いておくのに使う。一目見て分かるように赤色とかが良い。チームを組んだ人に支給されたり持参したりしているのを借りても良いが、その人がチームをたまたま離れていたりする場合もあるので、なるべくあると便利。
      • 安全靴
        • 前述の釘バット的物体などから足元をガードするため。自分はバイク用ブーツで代用。
      • 防塵マスク
        • 花粉マスクよりは、3Mの排気弁付きとかのほうを推奨。隙間を無くしつつ、息苦しさは和らげるため。ただ、ゴーグル同様、ものによって締め付けはきつい。
      • 水2リットル以上
      • 塩飴
      • 汚れてもいい長袖+長ズボン
        • オシャレしたい人はそれでもいいです。実際、なんか異性との出会いを求めてるっぽい人もチラホラいたので。
      • 救急セット
        • サビ釘が指に刺さったりした場合、ボラセンターまで近い場合はいいけど、遠出していた場合、きっと困ったことになりそうな気がします。倒壊注意の赤紙が貼られた家の軒下で作業とかもあったりしたので、不測の事態の確率は低くなさそうな気がしました。
      • トイレ
  • 名前をカタカナで書いたシール写真のやつ)を「利き腕の反対側に貼ってね♪」と指導されたのに、別の日にいった別のボラセンターでは、問答無用で利き腕のほうに貼られた。どっちやねん。
  • まだ使えるだろうというソファやらテレビやら冷蔵庫やらが、道路の端のあちこちに。無料収集のお触れが出たので、これ幸いとばかりに、ということらしい。
  • 派遣先で、「まだ使えるので」と檜の板材を軒下に移動してくれないかとおばあさんからの依頼。崩れたトタン屋根材をどかし、トラックに詰め込み、ようやく移動し終えたところで、息子夫婦登場。「そこに置いたってしょうがない……」と置き場所でおばあさんと揉めはじめる。10分ほど悶着の後、別の場所へ再移動。徒労感、苦笑い、連帯感。
  • 1時間ほど残し、その日の作業を終了。派遣先の隣の家のおばさんと30分くらい立ち話。平日は仕事なので週末しか片付けができず、いつまでたっても家のなかがぐちゃぐちゃなのに、ボランティアを頼んでもきてもらえないと(優先されるの身寄りのないお年寄りとか全半壊の家など)。半分グチみたいなのを聞くのも活動うちデス。
  • 時間が余ったのは、割り当てられた住所が存在せず、近所に同じ名字の家もないという伝達ミスの結果。徒労感、苦笑い、連帯感(リフレイン)。
  • 遠い親戚の教会の施設を借りて、一泊500円でボラ仲間に貸し出し、集めた500円玉は教主の人に寄付しているという猛者。関西から車中泊3日目の猛者。福岡から新幹線通いの猛者。猛者がいっぱい。
  • 月並みですが、一日も早い、日常の回復を。



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16/04/28

いつもより早めの更新です。

明日から西のほうへ被災地支援に向かうので。

一つ、気がかりなのは、最近2株を増やした鉢植えに絶賛発生中のキノコバエ

水のやりすぎが原因らしい。あと、買ってきた土が卵付きだった可能性。

どこかに止まることなく、手の届きにくい枝や葉の間をえんえん飛び回っているので、キャッチ&ポイする隙が見当たらないという曲者。

この季節、ベランダに置いておくにはまだ肌寒いため、留守中も部屋置きを続けるしかない。

帰って玄関を開けた途端、ハエの黒雲がお出迎え、なんてことにならないといいけど。




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  • 今純子 《シャザーン》
    • コピー誌「その心、泣いているね。」
      • 大きく“糞”と彫られた机。その前で薄ら笑いを浮かべる「うん子」。(大丈夫)(いじめなんかじゃない)。いつものように自分に言い聞かせていたところ、突然、クラスメイトの「キララ」が「これっていじめぢゃん!」「弱い物いじめはやめようよ!」とクラス中に呼びかけ――。「うん子」「キララ」のキャラクター、作画がとにかくインパクト大。重いテーマを扱った緊迫の冒頭が、まるでコメディドラマの一場面。教室での一件から靴を隠された「キララ」が「あたしかわいそぉぉぉぉ」と大声で泣く場面は、良い奴なんだろうけどウザい感が絶妙に表現されていて特にいい。ラストは、「キララ」のように他人へ心を開いてみようと思い始めた「うん子」……では終わらず、見開きで特大リアルのウ○コがお目見え。そこまでの展開もあって思わず笑ってしまったが、いじめの理不尽さを象徴するこのシーンこそ、作者が描きたかったことに見える。(P&R投稿)
    • コピー誌「退屈すぎた夏の終わりに」
    • コピー誌「マル秘女学生スメグマ白書 〜熊子の花園〜」
    • コピー誌「恋ドロボー
  • マッチTNC
    • オフセット「えすえる」
      • 何も起きない。なのにどうしてこんなに読ませるんだろう? 暑い夏の日、後輩に手伝わせて、引越し作業をする先輩。ただそれだけの話。最終ページに辿りついた時、ここで終わり?となった。でも何故か満足感がある。どんなオチが待っているんだろう……とページを読み進めていたときのワクワクが、嘘になったりはしない。いい感じに力の抜けた絵とスイスイ読めるネームが一役買っていることは間違いないが、さらに別の雰囲気作りの上手さを感じる。(P&R投稿)
  • はらだとうま/大竹優太/古川大/種盛真也 《非常勤
    • オフセット・合同誌「わくわくラッコずんずんずん! 非常勤作品集 2」
    • オフセット・合同誌「カモノハシは飛び立った 「非常勤」作品集」
      • 参加作家のうち、はらだとうま、という人の絵をすごく好きになった。
  • ビュー(大谷秋人) 《球体
    • コピー誌「長い滞在」
      • 一日一回、大きな手が空から落とす食料と本で毎日を繰り返す「J」。ある日、「あなたに会いにきた」と「N」がやってきて――。「N」との出会いで自分の孤独に気づいた「J」の真実が「私」の独白で明かされる衝撃と、「J」再生の抽象的描写に目を見張る。ラストで文字通りの地平線へと走り出す「J」が美しい。(P&R投稿)
      • 「N」が、やってきてすぐ、「いつまでわたしはここにいてもいいの?」と聞き、日々をすごした後、「わたしはもうここにはいられない」と去ろうとする。これが、後半の伏線になっているはず。が、どうしても読み解けない。「J」と「N」の由来も思い当たらない。この2つの点が心残り。
    • オフセットアメリカという国」
  • 真田 《殺風》
  • 池嶋ユウキほそスピン
    • オフセット「御供師のおしごと」
      • 異形の神様のご機嫌伺いをする「御供師(おそなえし)」の仕事に就いた、いつも不機嫌顔の「宮座リョウコ」。苦労は大きいものの、遣り甲斐を感じ始めて――。本当は素直で努力家なのに、板についた不機嫌顔で損をしている主人公が、一般世間の常識の外にある神様のお世話をする中で、本来の自分を活かすことに手応えを得る。その過程が、短いページ数でうまく表現されていて、自然と主人公を応援したくなってしまう。個性的な神様たちの造形や、神様が暮らす街並みの雰囲気も良いアクセントになっている。惜しいのは、話の後半で、仕事に就いて間もない主人公に署長がある大役を任せた理由が、いまいち弱く感じられるところ。続きがあるなら、この理由に突っ込んだ話を読んでみたい。(P&R投稿を一部改稿)
  • 蛆虫カイコ 《禽獣虫魚
    • オフセット「母と姉」
      • 突然の「母」の死。自分を縛り付けていた母を回想する「姉」。帰りが遅くなった母似の「妹」。もう自由になれると自分に言い聞かせる姉だが、彼氏と一緒の妹を目撃し、迸るように言葉をぶつける。このシーンの緊迫感と、本当は誰が誰を縛っていたのかに気づくラストの読み応えがすごい。また、キーアイテムとして出てくる能面は、視点を変えると、母や姉ではなく、母の死を経ても大きな変化の見えない妹にこそ相応しいように思える。(P&R投稿)
  • 彫樹そばねこ 《路地裏
    • プリンタ本「私のネコを捕まえて!」
      • なんか気になる。作者が。




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  • 佐藤なり 《まぬけ屋
    • オフセット「先生はとてもちいさい 5」
      • 先生だけど小っさ可愛い「みすみ」、昔なじみのツンデレ「かおる」、優柔不断気味の「一哉」の3人が繰り広げるラブコメの5冊目にして完結巻。姉に焚きつけられ、半分成り行きで懸命に一哉に迫る下着姿のかおるがいじらしい。ラストページで「誰がこんなバカと!!!」と再びツン要素全開で叫ぶかおるがやっぱりいじらしい。(P&R投稿を一部改稿)
      • 下敷き
  • SUZ 《クロ僕屋
    • オフセット大江戸七十七夜 クロ僕屋時代劇作品集」
      • 時代劇の短編7本を収録。巻頭の「江戸の質屋 むじなや」が面白い。婿入り費用を捻出するため、思い出の春画を質草に持ち込んだ武士が、結婚後も質草を請け出しせず、利子だけを払いに質屋に通う。青春の象徴を手放すことへの迷い、その良さを理解してくれる質屋の女主人との心地よいひと時が、十二分に伝わってくる。踏ん切りをつけ、女主人に別れを告げるシーンも、しっとり切なくて良い。(P&R投稿を一部改稿)
  • smison 《
    • オフセット「呪われました。」
      • 散歩中、唐突に「あなたは呪われました」と告げられる少女。解呪の方法はなく、そこに現れた呪った張本人の少女の話でも分からない。打つ手なしの状況に追い込まれるまでのテンポがグー。呪いの理由のくだらなさも良いアクセント。最後、二人があっさり友人になるのは少しオチとして弱い。(P&R投稿)
  • てつなつ 《にしんそば
    • プリンタ本「大森陵の食卓」
      • パソコン作業をしながらご飯を食べつづける「大森陵」。別の部署から臨時の応援でやってきた「川崎真知」は、ずっと食事中の彼女に質問していいものか躊躇して――。他人から見た不自由さが、お互いのちょっとした気遣いや捉え方の差で、心地よい関係に形を変えていく。味のある三頭身キャラが、その関係性をさらに微笑ましいものにしている。(P&R投稿)
  • 裏美道 《ひとりレギオン
    • コピー誌「死体に問う」
      • 男は右、女は左の目と腕をもたない比翼族。ある日、墓守の男は、右の目と腕がない「逆ッ羽」の瀕死の少女を見つけ――。男女の番(つがい)は空を飛び、言葉にせずとも心を通わせ、人間を超えた力を発揮できるが、伴侶を失ったり、忌み嫌われる逆ッ羽は底辺を生きるしかない。理不尽を余儀なくされる世界と、外見通りの不自由さを抱えながらも何とか生きていこうとする二人が心のうちに迫ってくる。二人の下に現れた“男”の逆ッ羽へ少女を託すため、心に無い罵詈雑言を浴びせる男の姿があまりに悲しい。(P&R投稿)
  • 朝陽昇 《朝陽昇
    • コピー誌肉まんの恩返し」
      • コンビニで買った肉まん。早速食べようとした途端、宙に浮かび「願いを一つ叶えて差し上げます」と迫ってきて――。呪いが解けて元気いっぱい、でも願い事の「カレーまんが食べたい」に大ショック。それでも願いを叶えるため、カレー鍋に飛び込んで戻ってきた肉まんから滴るルーは、まるで汗か涙。外見は本当にただの饅頭でしかない肉まんを、不思議なくらいとても表情豊かに描けている。(P&R投稿)
  • ozka 《Chromatin Chain
    • プリンタ本「剣と魔法のゆめただじ」
      • シリーズ外伝と銘打ち、厳しい寒さのある世界で「刺青さん」が剣を振るい、ドラゴンを倒し、最後は夢オチ。ラフ描きながら、本編では見られない気迫に溢れる刺青さんのシャウトを堪能でき、ファンとしてうれしい限り。冒険者ルックな外観が刺青に覆われた細マッチョ体型によく似合う。(P&R投稿)
  • 吉田鉄風 《人界の歩法
    • オフセット「魔王が勇者を呪う件」
      • 今まさに、魔王にトドメを刺さんとする勇者。場面は変わり、魔王そっくりの角をもつ少女が、かつての勇者に駆け寄ってきて――。自分を最後に誰も殺すなと告げる、倒れた魔王の大ゴマがビシッと決まってる。また、殺すなの呪い(であり願い)を、少女=魔王の娘に勇者が引き継がせるパラレルな構成が、ストーリーに軸の太さを与えている。これは言わずもがなかもしれないが、少女の父が誰なのか、もう少し示唆的なシーンかセリフがあるとさらに余韻が深まったと思う。(P&R投稿)
  • 肋骨凹介 《肋屋
    • コピー誌「やさしさ」
      • ギャグマンガサークルの中でも抜きん出た会話のテンポ感と切れ味の鋭さにいつも唸らされてます。この新刊では、尻上がりに笑いのレベルを高めていく「恩返され」シリーズが出色の出来。アロエの恩返しって。落ち着いた雰囲気の「手編み」は、オチのメリケンサックの破壊力が格別。(P&R投稿)
  • 東 《初期形
    • オフセット「ほんとのこと」
      • つい最近まで戦争が続いていたらしい、パレスチナイスラエルを想起させる土地に暮らす、猿族の人間と山羊族の人間。ある日の学校で、今し方終えた進級テストに自信のない山羊人の生徒が、「山羊人だからIQが低い」という受け売りを口にして――。猿人の同級生を巻き込んで食い下がる生徒に、さも当然のように「そんな事目をつむれ」「戦争よりはマシだろう」と告げ、あっさりその場をまとめてしまう兵隊帰りの先生のキャラクターが光っている。後半、拾った銃をめぐり揉める生徒と不良を兵隊帰りの技で軽くいなし、銃を捨てさせるため生徒たちを引き連れて海に向かうシーンは、前半とほぼトーンが変わらず、いつもの日常の一幕のように進行する。その描かれ方が、争いと平時の狭間にある土地の空気感をうまく引き出しているように思う。(P&R投稿)



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16/01/31

ちばてつや講評中。

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16/01/30

23年振りの続巻なんですよ。





「指4本」の表紙の3巻が出たのが1993年だから。


自分が奥瀬サキという作家を初めて目にしたのは、ちょいエロマンガを目当てに買ったヤングアニマルハリケーン増刊。B5サイズの割と厚目の増刊誌で、確か、えびふらい、とかが目当てだったと思う。

その中に掲載されていた「自動人形」編の「中編」が、初めて目にした奥瀬サキであり「低俗霊狩り」だった。

「中編」だけいきなり読んだのでストーリーは何が何だか。でも、面白い。続きが知りたい。井の頭公園ってどこにあるの?

出ていた1〜3巻をそろえ、新宿御苑行ってみたいと募らせ、ヤングアニマル本誌も買うようになり、ちょうど掲載された連作読切「公園散歩者」で決定的にファンになり、「火閻魔人」「支配者の黄昏」も読み、しばらくて、定期購読していたヤンサンの増刊で「こっくりさんが通る」が始まり、その後上京した高田馬場で、大塚狐子がショーツを売りにいってたブルセラショップの入ってるビルとクリソツな物件を見かけたり――。


90年代末からは原作仕事の比重が高くなり、どれも物語のテイストはまぎれもなく奥瀬サキ

ただ、重要キャラの反応がなんでそれ?というシーンがあった「夜刀の神つかい」で作画担当とちゃんと意思疎通できてんの?と軋轢が噂されたり、「DAYDREAM」のように二桁の巻数まで続いたのが唐突気味に連載が終了したり、その一応の続きの「MONOPHABIA」も、え?ここで?という終わり方だったり。

不遇というか、いまいち波に乗れない、いよいよ本格的にこぎだそうとする度、岸に押し戻されてを繰り返していた奥瀬サキが、原作仕事と平行した「ドロねこ9」などの製作をはさみ、「火閻魔人」のリスタートを経て、2年前、GUMで「後編」を再開。その半分が、1年前に「指3本」の3巻にまとまり……まとまったところでGUMが休刊マジで!また掲載誌が……と落胆するも、WEBで続くよ!の報に胸をなでおろし、残り半分が1週間前、「指4本」の4巻にまとまった。


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そして今日のサイン会


okuse saki


サインを描いてもらいながら、(やっぱり、ジョン・レノンに似てらっしゃるなぁ……)と思った。

それと、「自動人形」編が完結した、読めた、という喜びよりも、「低俗霊狩り」の新作が読めた、流香魔魅にまた会えた、という喜びほうが大きかったと気づいた。23年前の自分は、流香魔魅のもつ優しさに憧れていて、今もそうなのだ


去年、アニメイトで開かれた「楽園」のイベント飯田編集長が話していたボルヴィックの件を聞いてみると、初めて聞いたという顔できょとんとされていた。自分の粗忽な聞き間違い、もしくは飯田編集長勘違いか(別のマンガ家の人の話とか)。サイン会場の机の横に置いてあったペットボトルドリンクお茶ジュースで、ボルヴィックはなかった。


帰りのレジで白井弓子の「WOMBS」の5巻を手に並んでいると、1〜4巻をセット購入した客が真っ最中のサイン会を案内されていた。返事は「いいです」。耳を疑い、首根っこを引っつかんで4階に連れていきたかった。


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ほぼ全てに決着がついたと思いきや、「後編」のラストで、犬神使いの磨津野琢郎が田中源一郎に投げかけた「あんたと水前寺龍揮」「どっちが人形なんだ?」というセリフ。

えっ!?となった。

全くそんなことは思ってもいなかった。

読み返すと、朔本耶亨の首を日本刀で切り落とした時点で完全にダウンしてしまったはずの田中源一郎が、流香魔魅のピンチにさっそうと登場するシーンで、流香魔魅が田中源一郎の背後に(傀儡師の)操見塚晴玄の幻影(もしくは生霊?)を見ており、その前には田中源一郎に操見塚晴玄が乗り移ったように見えるシーンがある。

さらに、朔本耶亨が姉と成仏した後、朔本耶亨に切られた田中源一郎の刀傷がきれいに治っている。

この疑問についてはあえて聞かなかった。

今度は23年も待たせずにその理由を読ませてくれると思うので。




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15/11/15

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*1:【11/16追記】 今、サムライTVでダイジェストを見た。ベストバウトは明らかに言いすぎだったので取り消す。延髄切りとか触ってるだけだ……。

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