卒業論文提出まで後僅か!

「せんせのブログ」がお休みであった昨日の建国記念日は朝から雪が降り、ここ大阪では3年ぶりに積雪5cmを記録しました。雪国の方にとってはたかが5cmと思いますが、大阪にとっては大変なことでした。一夜明けた今日は雪こそ降っていないものの寒さが非常に厳しい一日でした。
化学分析コースの学生達は、昨日ゆっくり出来たせいか、寒さをものともせず元気に登校してきました。本年度も今月の27日(日)までで、いよいよ、進級、卒業を間近に控えてこの1年間かがあっという間に過ぎ去ったことを口々に話していました。
さて、1年生は本年度の授業終了までは、もう行事等大きなことはありませんが、2年生は、卒業論文の提出が来週に控えており、その追い込みに全力で取り組んでいました。平日コースは既に卒業研究発表会前に提出済ですが、化学分析コースは卒業研究発表会後に提出となっています。ですから期日的には少し余裕があるのですが、その分、卒業研究発表会での質問事項に対する回答となる説明を論文に反映させる必要があり、色々な文献を参照しながら論文作成をしていました。来週の提出に間に合うのかと質問すると、「発表会での質問に対する論文への反映はほぼ出来ていますので、十分間に合う予定です。」と余裕とも取れる返事でした。では余裕の一枚を、とカメラを向けるとピースサインで答えてくれました。



卒業論文を指導していて感心したことは、検索能力およびデータ処理能力の向上、そして文書作成能力のアップです。これらは技術者にとって必要不可欠の能力で、それが目覚ましく向上しているのは特筆すべき点と感じました。就職先でも、きっと活躍してくれることでしょう。


今日は論文作成ばかりでなく、卒業研究の後片付けを行ったグループもいました。ギリギリまで実験に取り組んでいましたので、今日の片付け作業になったようです。このグループは卒業論文はほぼ完成しているとのことで、ゆとりの後片付けとなったようです。実験室での作業ももうありませんので、その辺りを聞いてみると、「ああ、これで卒業するのだなと実感したのは、卒業研究発表直後でした。でもこうして実験室で作業していると、なんだか感慨深いものがあります」とちょっとセンチになったようでした。実験をすることはなくなるでしょうが、卒業しても気軽にいつでも来校してくださいね。あなた達の最後の母校なのですから・・・。

by トトロ