待ちに待った内定と待ちに待った実験

毎週、土曜日・日曜日に定員20名の少人数制で実施している化学分析コースの学生が今日も元気に登校してきていました。先週は天神祭の関係で休講でしたので、平日働きながら通学している学生たちもリフレッシュしてきたようです。

内定おめでとう

化学分析コースの学生は、現在化学系の仕事をしている学生もおりますが、多くは本校で分析化学の技術を身につけて、就職・転職しようとしている学生です。
そして、先日転職を目指して入学してきたN君の就職活動がやっと実を結び、兵庫県にある鉄鋼メーカーに分析職として採用が決まりました。
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N君は1年生の時は、化学とは関係のない企業の正社員でしたが、2年からは退職してアルバイトを始め、本校の学校求人に積極的に応募して、就職活動を進めてきました。
内定の報告を彼に伝えた時には「よかったー」と私もびっくりするぐらいの安堵の声をあげていました。
その会社には、同時に平日コースの学生も内定が決まりました。来年4月からは2人とも力をあわせて頑張って欲しいですね。

初めての定性分析

1年生は、溶液中の金属イオンを分離分析していく定性分析実験が始まりました。この実験は先日まで行っていた基礎化学実験とはことなり、1週間で1つのテーマではなく、約10週にわたって続く実験であることが特徴です。分析化学の本当に大事な技術なのですが、時間がかかると言うことで、この実験を行わない大学が多くなっていますが、本校では基本をしっかり身につけるため、この実験を欠くことは出来ません。
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1年生のO君に感想を聞いてみると「やっと定性分析が始まりました。ちょっと複雑そうなところもありますが、頑張ってやってみます!」と語ってくれました。
多少の難しさは感じているものの、始まるのがすごく楽しみだったようです。この実験は、色の変化を見ているだけでも楽しい実験です。変化をしっかりノートに記録して実験すれば実力もグーンと伸びていきますので、とにかく観察と記録をしっかりとして実験を進めて下さいね。


by ドラ一郎