たけのこ三昧 魅惑の一品 不思議な法華経

 




たけのこの時節である。



一昨日の夕食に妻の作った筍の煮物(たけのこ、山椒、油揚げ)が美味しかったので、


昨夕に藪に筍を掘りに行こうとしたら老僧に笑われた。



筍は朝掘りが格段に味が良いのだという。


というわけで本日は朝6時半からお寺の竹やぶで筍掘り。



昨年は全く筍が出なかったが今年は面白いように採れる。



もっともあきらかにどこかの他人が筍を採った痕跡もあって閉口。



大小20個を掘って、本日も夕餉に煮物にしてもらった。






午前中にご祈祷1件の後、法務で大阪へ。




法務が終った後、施主さんが若い頃通ったという堺の菓子屋さんへ連れて行ってくださった。


かん袋

食べログ かん袋



千利休が居していただけあって堺には老舗のお菓子やさんが多いとのこと。


店名を“かん袋”という。



なんでも太閤秀吉直々の命名による店名なのだという。


くるみ餅と聞いてどんなお菓子を想像されるだろうか。
粒々した胡桃の入った餅…と思ったらさにあらず。



恐らくは豆で作った餡をかけた極柔らかい餅なのである。


いわゆる“ずんだ餅”に近いのである。


このくるみ餅はイートインできるのだが、
平日の午後だというのに店内は大混雑。



テーブルも相席は当たり前なのである。


来店したお客さんの殆どの食べているのがこのくるみ餅の上にかき氷をかけた一品。


すすめられるままに食べてみると…



ふんわりとした氷の口どけ、濃厚な餡、とろけるように柔らかな餅の食感。



実にシンプル。直球勝負の美味さである。


辻利のパフェも結構だが、これには眼からウロコの体験だった。








「[図説]法華経大全」を少しずつ読んでいる。



法華経は28のチャプターに分かれていて、
25番目のチャプターは真言宗でも常用されるが、それ以外の部分は真言宗で直接、法務に使われることは多分無いと思う。


この法華経の読後感を何と表現すれないいのだろうか。



想像してみて頂きたい…



夢の中で「素晴らしい宮殿がありますよ」という声に導かれ、壮麗な宮殿を探し当て、その門をくぐる。


すると再びこの宮殿の奥深くに素晴らしい一室があると告げられ、その声に導かれるままに宮殿の奥深くに進み、ひときわ豪華な一室を見つける。その中に入ると立派な机の上の見たこともないような宝石を散りばめた箱が置いてあり思わず近づいてその箱を開けると、箱の中は空っぽだった…


ま、そんな感じでしょうか。



何が言いたいか全然分かりませんよね?(笑)


法華経を読んでいくと、そこにはこの法華経がいかに素晴らしいお経か、どれほど絶大な功徳があるかが延々、綴られているのだが、肝心の法華経の内容そのものは殆ど見出せないのである…


なんとも不思議ではないだろうか。(続く)



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