「LUCYルーシー」降三世明王
本日も気温高し。いよいよ春めいた気候。結露が夥しい。
12度くらいの設定でストーブを焚いてもすぐに室温が20度近くになる。
老僧が昔の映画を観たいとしきりに言うのでレンタル店へ。
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驚いたことにレンタル店に「東京物語」が見つからない。
世界の映画史上に残る日本の名画がレンタル店にないとは…
しかたなくDMMでレンタル。
「七人の侍」はレンタル店にあったので一緒にリユック・ベンソン監督の「LUCYルーシー」を借りる。
老僧は以前にもレンタルシヨップに出かけたらしいのだが、DVDが借りられてケースだけが置いてあるのを見て…
「誰かが中身を泥棒した」
と主張していたのでDVDのレンタルについて縷々説明。
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「LUCYルーシー」では通常10パーセントしか機能していない人間の脳が100パーセント覚醒したらどうなるか…というのがテーマ。
脳の機能の覚醒というのは実に興味深い。
映画の内容は全然難しくなく(笑)
SF(少々)×アクション(たっぷり)×哲学(極少)
分かりやすく無難にまとまっていた。
脳の覚醒した主人公は非常に斬新な生物観を述べていた。
全ての細胞は互いに“会話”していて、瞬時に膨大な情報を送りあっている。
細胞が巨大なコミュニケーション網を構築してそれが物質を形作る…
この部分はなんとなく心にヒットしたので、この言葉に出会えただけでもこの映画を観た収穫としたい。
一昨日、兼務寺院で留守番していると母娘3人で拝観に来られた方があった。
お寺にはあまりいかれないそうだが、私の説明を興味津々で聞いてくださったので楽しい時間を過ごすことができた。
降三世明王の図像のところで「女性が(明王に)踏みつけられているのはどうしてですか」という質問を受けた。
仏画もあまりまじまじと観る機会がないが、良く観ると不鮮明ながら女性らしき人物が明王に踏まれている。
四天王は天邪鬼を踏んでいることが多いが降三世明王はシヴァ神と妻のパールヴァティーを踏みつけていることになっている。
いろいろな仏のなかでもヒンドゥー教の最高神を踏みつけているというのは特異な姿であろう。
知らない人が見ると、女性を踏みつけてDVみたいにみえるらしい。
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