初めての自作シンセサイザー

2005-11-16

[][]MS20前期タイプVCF 18:26

いやはや久しぶりの更新ですが、ちゃんと制作は続けていましたよ。今月末のアナログシンセビルダーズサミットにむけて、とりあえずカッコがつくところまで仕上げないと。ひぃ。

他のモジュールはレポートを後回しにすることにして、とりあえずVCFを。

さて、VCFを作るにあたって、いったいどんなタイプのものを組み立てるか、というのがまず問題です。色々悩んだのですが、大学時代に3ケ月くらいコルグMS20を所有というか借りていたことがありましてその音が非常に気に入っていたというのと、回路的に小規模で1台目のVCFにはちょうどいいかな、ということでMS20前期型フィルターを組み立ててみることにしました。

いつもお世話になっておりますtakedaさんのページ(http://www.aleph.co.jp/~takeda/radio/homemadesynth.html)のここ(http://www.aleph.co.jp/~takeda/radio/MS20clone2.html)の回路を参考に、音声入力を増やしたりハイパスINを追加したりオクターブ調整用のSFVRを追加したりした感じであります。


で、作ってみたのですが色々と問題がありそう。とりあえず箇条書き。

・発振が綺麗にいかない。ある程度以上発振するとボワーと爆発音に。

・発信音が滑らかにスウィープしない。特定の場所で「ピーピピピ」とブツ切れになってしまう。

・カットオフのツマミ、7より上あたりが機能していない。VRのカーブに問題かな。

VCO直に比べて、VCFを通すと音量がかなり落ちてしまう。

・音声入力は抵抗によるミックスで2系統用意したんだけれども、そこで2VCOの音をミックスしようとするとかなり歪む。

・発振がオクターブに追従しない。というかかなりキビシイ。

などなど、ザっと書いてみただけでも問題はてんこもりです。とりあえず使えることは使えるのですが、現状のままだと非常に使える範囲の狭い、ピンポイントでしか使えないフィルターという状態です。もちろん範囲外にしたときに出てくる暴力的な音も、特殊な用途には使えそうなのですが・・・。


ちょっと考えただけで思い浮かぶ問題点としては

トランジスタの選定、やるにはやったけどうまくマッチングしてないかも。

オペアンプに付いてるクリッピングタイオード、ここでヤバい音量はカットされるんだけれども、あまりカットしすぎると発信音が嫌な歪みになってしまうような気も。現在は赤LED

・そもそも入力しているオーディオ信号がデカすぎるのかも。PWを狭めた矩形波(つまり音量が小さめ)などを突っ込んだときには、ずいぶん扱いやすい動作になるような気が・・・

うーむ、いろいろと今後の調整が大変そうです。


しかしまぁ、とりあえずシンセサイザーっぽい音がいろいろ出せるようにはなったので、軽く録音してみました。

http://www.chienowa.org/ca3080/20051115.mp3

全部の音が自作シンセです。SH-101のシーケンサーを多重録音して、リードを手引き。PC上でリバーブ&ディレイをかけています。ノイズを使ったリズム音を聴くと、やっぱ低いところで綺麗に発振してないし、締まりも悪いですね・・・・。まぁ、明らかにビンテージな音が出てはおりますがw

takedatakeda 2005/11/16 21:43 http://www.aleph.co.jp/~takeda/radio/MS20clone2.html
は前期型よ。ローコストだけど、直線性が悪かったり、チューニングが難しかったりするので、後期型に取って代わられた幻のVCF。

お察しの通り、入力のレベルはかなりシビアよ。インピーダンスの変化にも強くないと思う。余ってるオペアンプで、サミングアンプを作るべきかも。
発光ダイオードが点灯するほど突っ込んじゃだめ。大ピンチのときにちょっと光るかもぐらいの入力が想定されてます。

レゾナス部分も、R14、C2はそれなりにシビア。特にコンデンサは差し替えて微調整が必要かもしれない。10kのBカーブのVRと、R21の組合わせで擬似Cカーブを作っててこれイイカゲンにやると、スゲー使いにくくなります。

オクターブのスパンの調整は、R11。シビアにやっても温度補償が無いので、合いません。さらに、CVの接続される、先の動作によっても、ダイナミックに変わりますので、パッチができるシンセでは使い物にならない前提です。

んー、まずは図面を!

ca3080ca3080 2005/11/17 14:41 直しました・・・。>前期型

いろいろいじってるうちになんとなくクセがつかめてきました。
やっぱり入力のレベルすごいシビアですね、なんとうか、飽和ギリギリで動いてる印象。
R14とC2は注目してませんでした・・・回路図から察するにレゾナンスのかかり具合とかかり方を調整するのでしょうか。
最後のオペアンプがけっこう重要というか、高級なものなどもいろいろつけてみたのですが、結局071(シングルで組み立てました)が一番綺麗に発振するみたいです。音は07xっぽくなっちゃうのですが・・・・
そもそも、VCOの時点で低音が出すぎてるのかも、という気がします。HPFモードだとけっこう綺麗に発振するのです。
出力が小さいのは、しょうがないんですかねぇ・・・。無理に増幅するのもなんか違うような気がするし。
まぁ、とにかく調整してたらなんとか使えるようになってきました。回路図はただいま清書中なので、近日中にアップできればと思います。

ca3080ca3080 2005/11/21 10:42 昨日、松前公高さんのライブパフォーマンスを見ました。MS20を使ってたんですが、完全に全然違う音がしてました(汗)まぁオリジナルを再現ということで作ったわけでもないのでいいのですが、あそこまで違うとは・・・・。やっぱ調整が大変なのですねぇ。
次に組み立てるとしたら、やっぱミニムーグフィルターですかなぁー。

Connection: close