松茸の栄養、というより健康効果、あるんです。

先日、スーパーに行きました。マスコミによると、今年の松茸は豊作だそうな。で、平台にある松茸のパックを見ると、2本が入って、なんと3万円。庶民をばかにするな、のお値段ですね。安いと言っても、高嶺の花。でもね、ちょっと怪しいんだけど、さるイベント会場の露店で、大量に松茸を売っているお店があったんです。傘が開いているんだけど、韓国産の松茸が1本1000円。なかなか香りもいいので思わず買っちゃいました。で、早速、お鍋にしていただきました。なかなかおいしかったよ〜ん。なんといっても、松茸の香りが良くって、ちょっと食べ過ぎたかも。でも、おいし〜い。

さて、松茸は栄養の点からだと、水分が約90%、糖質7%、タンパク質2%、脂質0.6%で、その価格の高さに対して、良質の食品ではないですね。しかし松茸の香りは、秋の香気を漂わせ、それによって食欲を大いに高めてくれるから、その価値は十分でしょう。この特有の香りは、高分子アルコールのオクタノールと桂皮酸メチルが混ざり合ったものです。で、これらの成分には、食欲を掻き立てる働きや、消化酵素の分泌を促進したり、抗ストレスの働きがあると考えられています。松茸には、アルファグルカンタンパク質複合体が含まれています。これはベータグルカンより消化吸収が良く、ベータグルカン同様に免疫の働きを高めるといわれています。体内でビタミンDに変わるエリゴステロールも多く含みます。さらにビタミンB2ナイアシンも含み、口内炎や角膜炎などの皮膚炎の予防に効果があります。さすがに、値段の高いのは、匂いだけでなく、中身にもあるようですね。