2011-04-21 追記(さらなる自戒を込めて)
ひとつ前のブログ、書き方がやや後ろ向きに過ぎたかと少し反省している。当然の話だが、悲嘆に暮れることが目的ではない。単純な二項対立みたいな話ではないことも承知の上だし、いまだに福島県でも原発に反対か賛成かをおいそれと表明できないという現実があることを、現地在住のマダムギター長見順さんのブログで読んだ。それでも、未来がマシな方向に進むように、微力なながらも自分にできることはやっていかなければと思う。先日の都知事選の蹉跌を二度と踏みたくはない。デモでも署名でも、できることは極力やっていこうと思う。
先日19日は、近所のダンススタジオで行なわれていた、ぴかちゅう主催の「ぴかりあ超女の☆ポジティブ人間だよ!全員集合!☆僕らのニッポン考えよう会!=東京編=」という討論会に参加した。ひと仕事終えてビールを開けたときに覗いたPCで開催を知ったのが開始30分前。大急ぎで食べかけの夕食をかっこんで、自宅から徒歩10分の会場へ。出席者は約40人。2、3日前に急遽決まったにしては素晴らしい集まり具合ではなかろうか。中にはすんなりとは理解できない意見(でも、面白い!)もあったけれど、おそらく出席者中最年長(!)の俺にとっては、何より若い人々と意見を交わす貴重な機会だった。
明後日の日曜はまた、代々木公園で行なわれるグリーンピース主催のデモに参加する予定。グリーンピースの主張すべてに賛同することはできないが(例えば、俺は「アンチ反捕鯨派」)、「原発反対」という一点に関してなら、行動をともにするに十分だ。先日の高円寺のデモでは、日の丸を掲げる参加者を見かけて暫し理解に苦しんだ(反原発を訴える際に、日の丸はいわば敵の旗印ではないか?という先入観)が、後で右翼にも反原発派がいることを知り、多様性の大事さにあらためて気づかされた次第。多少浮いてたって構うもんか。「原発反対!」の一点において、ともに主張させてもらいたいと思う。
兎に角、今、この国がマシな未来へと舵を切れるよう、自分にできることは片っ端からやっていきたい。闘いはまだ始まったばかりだ。
2011-04-13 都知事選と南北問題
10日の高円寺の原発反対デモに参加した。デモ初参加で不慣れなながらも、そこはかとない高揚感と、実際の行動で意思表示をしたという充足感を感じたりもしたが、それも束の間、都知事選の開票開始数分後にもう当確予報が報じられ、一転してげんなり。その後、ずっと自分の中のもやもやした気持ちを見つめ続けていて、下記のような考えに至った。こんなちゃらけたブログには似つかわしくないかもしれないが、何より自分への楔として、ここに掲載しておくことにする。
この期に及んでの投票率の低さからうかがえる人々の無関心さには、失望という言葉以上の感情を禁じ得ないが、それはさておき、マスコミが評するように「都民は安定を選んだ」「改革を望まなかった」ということがこの結果の最大の要因であるとするなら、その短絡思考は都民の未来に暗く大きな影を落としていると思う。民主党の「政権交代」が甚だ期待外れなものであったことに対する失望感を差し引いても、目先の安心・安定ばかりに心を奪われ過ぎてはいないだろうか? もっと重大な選択の時ではなかったのか?
東日本大震災と福島第一原発の事故は、今まで露にされていなかったとても多くの事象を我々の眼前にあぶり出し、国内に「南北問題」が存在することも明らかになってきた。東京の消費する電力を調達するために、原子力推進勢力は東京から離れた福島や新潟に原発を建設してきた。地場産業の乏しい、経済基盤の弱い土地の窮状に目をつけ、土地の買収や雇用の拡大などで住民の目の前に札束をちらつかせ、最重要事項であるリスクに関しては十分な説明も対策もないまま、原発を造っては操業させ利益を上げる。中央の繁栄のために周縁が犠牲になるという構図。いわば東京の植民地をつくってきたようなものだ。
イシハラは震災発生直後に福島に赴き、ご丁寧にも「私は原発推進派です」と明言している(怪我人の見舞いに行って、傷口に塩をすり込むような行為)。でも、イシハラが東京に原発を造ることに賛成することはないだろう。つまり、東京の繁栄のための「植民地政策」を今後も継続すると言っているようなものだ。都民もいくら喫緊の不安が大きいからといって、そのような人物を首長に選ぶということは、「誰かを犠牲にしても構わないから、自分たちは豊かで安定した生活を保証されたい」と表明しているようなものだ。今回の都知事選の結果は「都民の総意」としてそう言っているようなものだと思う。そういう意味では、我々にはもう福島県民に合わせる顔はない。
前述の「私は原発推進派」発言の他にも、過去の「三国人」発言や「支那」発言から判る明らかな差別主義(ないしは差別に関しての無頓着)、震災直後の「天罰」発言での残虐なまでの無神経さ、自身の作品での性表現の露骨さを棚上げにしての「青少年健全育成条例」での締め付け強化、人心を無視したお門違いの「花見自粛」発言など、ちょっと思い返しても見識を疑うようなことだらけのこの人物に、「明るい未来」を託せると思う人々の気持ちが俺には理解できない。このような人物が謳う「日本人の連帯の美しさ」が、全体主義への回帰の号令のように聞こえるのは俺だけか?
福島県民がプルサーマル推進派の知事を選んだことは、今にしてみれば誰にも愚行であったと言えるだろうが、今回の知事選の結果を見る限り、この事態になってもまだ目が覚めない都民のほうが遥かに愚かであろう。未来への重大な分岐点で「都民の総意」は取り返しのつかない誤った選択をしてしまったのではないかと思っている。国の希望的な未来への努力ではなく自分たちの目先の利益を優先させたツケは、いったいいつどこに回ってくるのだろうか?
今回の知事選の結果を聞いて「もう都民やめたい」とも思ったが、今の自分の仕事や生活の基盤を考えると、それはおいそれと実行に移せる考えではないということにすぐに気づく。危険であることを承知で住み慣れた土地を離れられない福島第一原発周辺の住民の心中を、遅まきながら自分の感覚として理解した次第である。まったくもって申し訳ない。
2009-07-27 やっと咲いた
2009-07-10 その後のターンテーブル、その後の仔ネコ
去る4日に「without records」展は無事に予定通りオープン。翌日のオープニング・ライヴも盛況のうちに終了。展示は過去の京都、仙台、山口のどれともまったく趣きを異にする作品に仕上がっていますよ。
その後もオープンまで、暇に任せてほぼ連日仕込みの手伝いに通っていたけれど、なにぶんメカには弱く、いちばんタイヘンな配線作業の日には仕事が入って行けなかったりで、不肖オイラはほとんど役に立たず終いでしたが、作品は素晴らしいので見に行ける人は是非! あ、でも「見に行く」というより「体験する」という方が正確かも。最低でも1時間くらいは展示の中でまったりと過ごしてみて下さい。いろんなシーンが体験できる筈。詳細はこちら→http://ensembles.jp/#exhibitions、ないしはこちらに→http://www.n0idea.com/vacant/menu.html
さてさて、その後もネコの額のような庭に野良仔ネコ軍団はたびたび来訪。濡れ縁にて我が家のごとくにリラックス。
ほとんど同じ色・柄・背格好ながらも、一匹一匹のキャラクターの違いもだんだんハッキリしてきた。頭を撫でられると嬉しそうにお腹を見せるヤツから、目が合っただけで一目散に逃げ出すヤツまで、人間との距離の取り方も五匹五様。
しかし、菜園の中を走り回り、植えてある植物の蔓にじゃれついて被害を与えるのには困りもの。2本の朝顔は何度も添え木から引きずり下ろされてもはや壊滅的状況。折角ついた蕾も齧られて、花が咲いてもまるで破れ傘のよう。ゴーヤが1株枯れてしまったのも仔ネコのオイタのせいだろうか? サヤインゲンの蔓もぼろぼろに齧られるも、こちらは負けずに別の蔓を伸ばし花を咲かせている。作物が仔ネコに負けないよう、今朝は油かすを追肥してドーピング。がんばれ、ウチの野菜たち!
一方で荒らされた作物の世話をしつつ、もう一方でそれに害をなしているケダモノたちにはエサを与えていて.....あれれ、これってマッチポンプでは?
2009-06-28 梅酒とらっきょう、老眼鏡、ターンテーブル
景気低迷で仕事が少ないと言われている割には今月は忙しかった。昨日はぽっかりと一日予定が空いたので、前からやりたかった梅酒とらっきょうの仕込みをする(近頃なんだか生活が農耕民族っぽい)。梅はまだ出盛りだけれど、らっきょうはそろそろ時季が終わりみたいで、八百屋の店頭から消えつつある。どうにかぎりぎりセーフで間に合った感じ。
梅酒は氷砂糖の量を少なめにして、ホワイトリカーの代わりに国産の安いブランデー(今回はシャルマンブランデーV.O.の一升瓶)を使用して。らっきょうは石垣の天然塩と鷹の爪のみで漬ける。どちらも8月頃からが飲み頃、食べ頃かな。楽しみ。
今日は朝から眼鏡屋へ行き、先日発注しておいた老眼鏡を受け取る。47歳を目前にして、生まれて初めて眼鏡を作ったよ。ここ半年で急激に老視が進んで視力が落ち、乱視も進んでしまって細かい字が読みづらくなり、仕事に支障を来すようになってきたのだが、これでバッチリ。8級、9級のフォントもくっきり見えるようになって、ひと安心。
.....さて、たまには音楽の話でも書きますか。
眼鏡を受け取った後、裏原宿のVacantへ、大友良英の「without records」展の仕込みを手伝いに行く。仙台の青山さん、YCAMの伊藤くん、理智くんらに久しぶりに再会。今にも降り出しそうな空模様の下、百数十台のポータブルレコードプレイヤーはじめ、4tトラック1台分の機材と資材を搬入し(土砂降りになる前に無事搬入完了!)、その後開梱、ターンテーブルの動作確認、スタンドの組立て等の作業。若い人たちにまじって久しぶりの肉体労働で汗を流す。終了後のビールが美味かったです。
仕事の予定が空いているので、明日も明日とて手伝いに行っている予定。








