~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

キッザニアに行ってみた

コイに、「日本で行きたいところはどこ?」と聞くと、相変わらず
「ディズニーランド」と「ポケモンセンター」という答え。
ディズニーも、よくよく聞いてみると、ランド自体というよりオフィシャルホテル(アンバサダーかミラコスタ)に泊まりたいってことらしい。
むーーん。それはちょっと無理。
そして毎回ディズニーとポケモンってのもねぇ。


で、思い出したのが「キッザニア」。
確か、私がブラジルに渡るころ(2005年)にオープンした記憶があるんだけど(あの頃はコイもまだ3歳だったので行こうとは思わなかったのね)、
小学校低学年はまさに適齢期ではないか?!と。


キッザニアはオープン数年たった今も非常に人気があるらしく、午前・午後の2部制で完全入れ替え、かつ事前予約が必要。しかも週末はかなり満員状態と聞いていた。
でももしかして行ける日があるかも…と思い、ネットで予約状況を見たら、明日土曜日の午後の部が△印!
よしっ、それなら予約しちゃえっ!
ってことで、思い立ったが即日。土曜日に行ってきました、豊洲ららぽーと内のキッザニアに。


キッザニアとは、ミニ銀行、ミニ電力会社、ミニテレビ局、ミニパン屋さん、ミニ警察署…などなど、街のさまざまな施設が小さくなって再現された子供向けテーマパーク。
ここでは、子どもたちひとりひとりが、それぞれの施設の「お仕事」を体験することができ、お仕事に対するお給料も支払われ(通貨単位は円ではなく”キッゾ”という、ここだけでしか使えない特別通貨)、そのお給料を銀行に預けたりATMでおろしたり、デパートでの買い物に使ったり…と、ちょっとした大人体験が楽しめる街なのであります。

たとえばこれは獣医さん。(なにやら動物に手術を施してます)


こちらは消防士さん。本当にホースから水が出ています。


働いて、お金をもらう。その原理が自らの体験によって実感でき、さらにはいろんな業種を垣間見ることができるなんて、子供向け施設としては最高にいいじゃない?

さて。
横浜からは東海道線で東京へ。東京駅からは都営バス「東16 東京ビッグサイト行き」に乗って、ららぽーとまで徒歩数分の停留所「豊洲2丁目」(豊洲駅前の一つ手前のバス停)で下車。
これはナイスな行き方でした!アドバイスしてくれたおねーさんに感謝!!!
地下鉄駅の豊洲を利用する人が多いと思うけど、うちみたいに東京駅をベースにする人は、断然、バスが便利ですねぇ。有楽町まで移動する手間が省けるし、バス停は駅より近いんですよ、ららぽーとから。

ここのららぽーと自体、初めてだったんだけど、眺めもいいし、店もさすがららぽーとってことで充実の内容だし。素晴らしい。
キッザニア抜きにしても通いたい!
ふらふらと店内を少し眺めつつ、とりあえずキッザニアの入口まで行ってみようか〜と3階へ。
まだ1時過ぎだったので、入口はがらがらで。そうよね〜こんな時間から並ぶ人はいないよね…と思って、一応、係のお姉さんに「何時頃からゲートが開きますか?」と質問してみた。
すると、
「もう整理券はお持ちですか?まだでしたら整理券を確保して下さい」と来た。
整理券?
そんなものが存在するんですか?!


とりあえず、促されるまま、チケット窓口へ。そこでネット予約番号を見せ、ネット決済時に使ったクレジットカードを提示したら、入場券と番号札「C36」を渡されました。
午後の部のオープンは4時なんだけど、3時半くらいから入場できるそうで、私を含む「整理券C」の人は3時から3時5分の間に「C待合エリア」に集合せよ、とのこと。
この整理券、もちろん早い者勝ちで、午前10時、つまりららぽーとのオープン時間から発行開始されるらしい。
一番早い人は「整理券A」。で、アルファベットがどんどん進んでいき、たぶんHくらいまで発行されるっぽい。
なるほど。まぁ、こういう方法の方が、ひたすら長蛇の列…っていうのよりは合理的かもね。
しかしそんなことなら、1階店舗をうろうろせずに、到着後ダイレクトに整理券窓口に来ればよかったね〜


3階のレストランでランチをとり、指定の午後3時にCエリアにて待機。すごい待機者の数にクラクラした…。でも一応、ちゃんと整理券順に整然と並んでいるので、混乱はなし。
そして3時半過ぎに入館しました。


まずは、非常に人気が高い職種「パイロット」を目指して列に並ぶ。
そう、まずは順番待ちなのよね。
一つのお仕事、一度にできる人数は6人から多くても20人くらい?人気職種はだいたいが10人以下で、1グループがお仕事を終えるには30〜45分くらいかかるわけ。
先頭集団で入場しない限り、まずは順番待ちという試練があるのだ。しかも、親は一緒に並べないし、親が代わりに並ぶこともできない。
お友達同士で並んだり、DSやりながら並んだり…という子を横目に、コイは単身で列に。まぁそれでもイヤではないらしく、隣の子のDS画面を覗き込みながら(笑)おとなしく列におりました。
自分の番が近づくころ、ファイリングされた「お仕事内容説明書」に目を通し、パイロットとは何ぞやをお勉強。

小一時間ほど並んだだろうか、初回から数えて3回目のグループに入っていたコイの出番がようやく回ってきた。
小さな飛行機に乗り込み、パイロット服に着替え、フライトシュミレーターのようなものをやっていた。
悲しいかな、その様子を目の前で見られるわけではなく、テレビモニターを通してしか見られないのよね、親は。うーん、もっと見たい…


その後は、
ソニーの一眼レフを使って撮影を体験するという「カメラマン」のお仕事や、
顕微鏡を使って菌の研究をするという「研究者」のお仕事を体験。

たまったお金を持って銀行の窓口で口座を開設し、本物さながらのキャッシュカードを手にし、ATMでお金をおろすことも体験した。


そして、コイが「これだけははずせない」と譲らない、運転免許試験場へ。ここはお仕事ではなく、受講料を払って免許を取るのよね。
これも、写真入りのかっこいい免許証がもらえ、ご満悦のコイ。
さっそく免許証を持ってレンタカーを借り、まぁ言ってみればゴーカートなんだけど、車を運転した。
一応、信号や横断歩道、ガソリンスタンドなどがあり、普通のゴーカートとは一味違うって感じで、かなり楽しかったみたい。


この調子で、一つ終わったらまた次に並び、体験してはまた次に…と、延々5時間。食事もとらず、飲み物も飲まず(だっていらないって言うんだもん)、精力的に活動。すごい体力だ…
でも、これは楽しいわ。
私だって体験したいくらいだわ。
今回、やりたかったけどやれなかったものがたくさんあって。たとえば、モスバーガーを作るお仕事とか、コカコーラをボトルに詰めるお仕事とか、テレビ局とかラジオ局とか…どれもこれも人気なんだよね。
絶対また来たい!と言っております。




しかし、親にとっては結構、過酷な場所であります、正直。
とにかく、ほとんどのお仕事は、ガラス越しで垣間見るという状態なので、中でどんな話をしてるのか聞こえるわけではないし、写真を撮ってもガラス越しだからイマイチだし。
館内に休憩スペースがたくさんあるわけではなく、しかも誰かがすでに座っている状態なので、ほとんど立って待っていなければいけない。これは疲れますわ〜。
子どもが4年生以上の場合、子どもだけを館内に残し、親はいったん出てららぽーとでお買いもの!というのも可能なんだけど、うちは2年生だからねぇ。
インターネットが使える休憩室もあるんだけど、そこ、なぜかすごく冷房が効いてて、寒すぎてつらいし。
もうちょっと、親が楽しめる部分があればいいんだけどなぁ〜、というのが率直な感想。


ま、ここは子どもの街ですからね。子ども向けに徹してもいいんでしょうけど。
だったらもう少し館内スタッフの数を増やして、親なしで活動可能な環境にするとかね。それにしては面積が広すぎるか…。


そんなこんなで、めいっぱい楽しみ、プロのカメラマンが撮影した子どものバストアップ写真を1枚千円で2枚も購入し(ついつい…)、なんだかんだと充実した1日。
閉館は夜9時なんだけど、それからフードコートで夕食。同じような家族連れも多く、思わず「ここはブラジル?こんな夜遅くに子どもがショッピングモールに…」と思ってしまったよ。
日本もだんだん夜型になってきているのかしら。


夜の電車を乗り継いで、横浜の家に着いたのは、日付が変わる30分前。コイも疲れ果て、私も疲れ果てましたわ。
でも、たまにはね。
たまじゃないと無理だな、ありゃ。


そういえば、この日はマイケル・ジャクソンが亡くなったという報道があった日。
「新聞社」では、その記事を道路に貼りだしていました。世紀のスーパースターの死は、子どもタウンにとっても大ニュースなのです。