ルドルフ The Last Kiss
帝国劇場にて「ルドルフ The Last Kiss」を観劇。「ジキル&ハイド」の作曲家、ワイルドホーンが作曲の舞台だということで、期待しての観劇。
結論から簡単に言うと。。。楽曲は悪くない。舞台セットも豪華。出演者も歌い手揃い。でも脚本がつまらない(というか、意図が理解できない)。結論として、イマイチ(もう一回見ようとは思わない)な舞台に。
特に、主役の2人が魅力的ではない。caltecには、ルドルフがただの我が侭な人にしか見えなかった。「演じてる井上君、辛くないのかなあ、、」と思って舞台見てました。今回は、ルドルフと敵対する父親役のフランツ・ヨーゼフや、妻(知念)ステファニーに感情移入できてしまったので、ちょっとビックリです。
あとは、浦井君の演じたキャラの存在意義がわからない。RENTのマークやエリザベートのルキーニみたいな狂言回し的な役割にしては台詞ないし。。いなくてもお芝居成り立つような気が。
<主なキャスト>
ルドルフ(オーストリア皇太子):井上芳雄
マリー(ルドルフの恋人): 笹本玲奈
ステファニー(ルドルフの妻): 知念里奈
ラリッシュ(マリーの友人): 香寿たつき
フランツ(オーストリア皇帝): 壤 晴彦
ファイファー(人形師): 浦井健治
ツェップス(新聞記者): 畠中 洋
ウィルヘルム(プロイセン皇太子)岸 祐二
エドワード(英国皇太子): 新納慎也
ブラットフィッシュ(御者): 三谷六九
ターフェ(オーストリア首相): 岡幸二郎
主役の井上・笹本ペアの歌は、さすがという感じ。
井上君、芝居も成長している気がします。
主役以外には、岡、香寿、知念が目立ってた気がする。
岡 :存在感、歌で目立ってました。
香寿:歌、芝居、ダンスともに良かった。ただ衣装がちょっと似合ってなかった。
知念:ビジュアル、歌が良かった。芝居については向上の余地あり。
ストレートプレイなどで研鑽を重ねると、ミュージカル女優として一皮向ける気がする。
音 楽 : ★★★☆☆
脚 本 : ★☆☆☆☆
演 出 : ★★★☆☆
役 者 : ★★★★☆
舞台/衣装:★★★☆☆
満足度 : ★★☆☆☆