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TRAVEL HETEROPIA/近藤ヒデノリBLOG このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-07-04

2010カンヌ広告祭 受賞作雑感その2(titanium, film, craft, design, grandprix for good)

つづいて、titanium, film, design、新設のfilm craft, grandprix for good部門の受賞作(グランプリ・ゴールドのみ)についての雑感をまとめてみました。全体としてはTwitterfacebookなどのソーシャルメディアが完全にインフラ化。そうしたデジタルのインフラを元にみんなの役に立ったり、楽しましたり、勇気づけたり、何かに気づかせる体験の場やプラットフォームをつくろうとしている気がします。

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チタニウム&インテグレート部門】

今回、僕自身は唯一現場でスクリーニングを丸一日かけて見た総合部門。

チタニウム・グランプリ

・TWELPFORCE/BEST BUY 日本でいうビックカメラのような家電量販店がメディアを使って通常のCMを流すかわりに(少しは流したらしいが)そのお金をTwitterで1000人余の社員が毎日、24時間、あらゆる質問に答えるというサービスに投入。『ツイッターノミクス』という本が市場経済での「お金」に変わる新しい価値として「信用(wiffi)」を挙げていたのを地でいくような「広告のおわり、はじまり」を示す象徴的な企画。

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ツイッターノミクス TwitterNomics

ツイッターノミクス TwitterNomics

インテグレート・グランプリ

・LIVE STRONG/CHALKBOT/NIKE Live strong foundation 他部門でも受賞しまくり

GOLD

・FACEBOOK SHOWROOM/IKEA 家具の配置をネット上で可視化できる仕組。便利ではある。他部門でも受賞。

・WE CHOOSE THE MOON/JOHN F. KENNEDY PRESIDENTIAL LIBRARY 他部門でも受賞。その①で紹介。

・REPLAY/GATORADE 他部門でも受賞しまくり。

・CHOOSE A DIFFERENT ENDING/THE METROPOLITAN POLICE 暴力犯罪に関してネット上でユーザーが様々なエンディングを選んで映像体験できる。殺人犯の目線が体験できたりとけっこう強列。新設部門でグランプリ。

SILVER

・PEE IN THE SHOWER / SOS ATLANTIC FOREST FOUNDATION 環境のために「〜するな」というのではなく「〜してよい」という話法で「シャワーでおしっこしろ」=水の節約になる!というキャンペーン。ユーモアが効いてます。ちなみに、この話法は営団地下鉄の「家でやろう」「またやろう」にも通じますね。我が「いろはす」は残念ながらこれや「SNOWMEN」などのエコ系キャンペーンとの競合で負けた気が。



【フィルム部門】

グランプリをはじめ凝った映像づくりよりも、ストレートでリアルなもの、ドキュメント風の映像が多く受賞。アバターみたいな豪華エンターテイメント映像を作るにはお金がかかるという不況の影響、イメージの嘘はすぐばれるネット時代のせいもあると思うが、映像技巧に凝ったものは主に新設のフィルムクラフト部門に。モノからリアルなコト・体験へ。

グランプリ

・THE MAN YOUR MAN COULD SMELL LIKE/OLD SPICE 草食時代に男らしさをウリに、確信犯的にベタにコテコテにストレートに語るCM。続編もリリースされてますが、ラストシーンはやはり男性の象徴としての馬/バイク。好き嫌いはあるだろうけどターゲットが明快で「男らしさ」という広いインサイトをもとにブランドの主張と態度がはっきり見える広告。

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GOLD

・FOSTER'S BEER これもライブ感を生かしたリアル中継もの。本当らしさと事実の強さ。

・REPLACEMENT / GENERAL MILLS/FRUIT BY THE FOOT / FRUIT SNACKSHEY あまり面白くないような。

・ARCTICO/TROPICANA 北欧の街で人工の太陽をもってくるというイベントのドキュメント風CM。アーティスト、オラファー・エリアソンの作品の完全なるパクリですが了解はとってるんでしょうか…「フルーツ会社として太陽が恵みをもたらすと信じている」らしい。

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↓ Olafur Eliasson – The weather project 2003 たまたまロンドンロケに行っていた時にテートモダンで実際に見ましたが強烈な体験でした。屋外バージョンもあるようです。

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・THE MAN WHO WALKED AROUND THE WORLD/DIAGEO JOHNNIE WALKER

世界を歩いた男、J・ワォーカーの人生を歩きながら語るワンカットCM。偉人の人生の話はいつでも強い。日本企業でも偉大な創業者、本田宗一郎松下幸之助バージョンなども見てみたくなる。

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・HARDCHORUS ITALY/PUMA LOVE = FOOTBALL みんなで合唱してるCM。


【フィルムクラフト部門】(新設部門)

グランプリ

THE GIFT / PHILIPS / CINEMA TVHEY 数行の同じ脚本を元に4、5人の映像作家によって制作されたまったく異なる世界観のショートムービーを公開。それぞれに質が高いパラレルワールド。

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【デザイン部門】

グランプリ

・IQ FONT / TOYOTA 小回りのきく車ということで開発したフォントを実際に車でデモ。フォントという平面デザインを空間に置き換えたところがポイント。トヨタですが残念ながら海外ものです。

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GOLD

・LA BIENNALE DI VENEZIA 国旗の色をデザイン化したカタログ。きれいではあります。

・TANSU SHOE/ONITSUKA TIGER 箪笥でできたシューズオブジェで職人性を訴求。どこかの洋服屋さんでTシャツでつくったフェラーリというのも最近見た気が。

・THE ONEDER BRAIN!! / YOSHIDA HIDEO MEMORIAL FOUNDATION 創造プロセスの脳内のネットワークを手書きで可視化。そっくりの作風のアーティストがNYにいました。

・TAMIYA プラモデル風の名刺。わかりやすいです。


【グランプリ for Good】(新設)

他部門ではグランプリを穫れない規定になっている公共クライアントのための部門。

CHOOSE A DIFFERENT ENDING / THE METROPOLITAN POLICE 暴力犯罪に関してネット上でユーザーが様々なエンディングを選んで映像体験できる。殺人犯の目線が体験できたりとけっこう強烈。

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