『狂気の科学』を正気で読んでいる

『狂気の科学 真面目な科学者たちの奇態な実験』を読んでいる。というのも、翻訳者の一人が大学院時代の指導教員である石浦章一先生なのである。とはいえ、タイトル自体にも魅かれ、手にしたのだが。「狂気の科学」と聞いた時、なんとなく、池上高志先生を思…

母マウスの音声受容とLaterality

マウスの声(超音波)の文法性に関しては懐疑的なあたしだが、他の部分ではヒトにも共通な機構がある気はしていて、こんなのが出ましたね。元の論文はリンク中のリンクにある nature 誌。ScienceのNews記事中ではEmory大学のLarry YoungさんとRobert Liuさん…

アルスエレクトロニカと博報堂とアルスエレクトロニカによる共同プロジェクト、FUTURE CATALYSTS主宰のイベント、Future Catalysts PLATZ Vol.1 CREATIVE QUESTIONS to design your CITY 〜みんなのクエスチョンが描く、「まち」の未来〜 http://future-cata…

世界との接点とも言える色の情報は、どちらも確かに残されてはいるようだ

話題になった「ドレスが白金に見えるか、青黒に見えるか」問題は、僕には結構重要な問題だった。 色は、僕にとって非常に大事な、世界との接点だからだ。 ことの次第がよくまとまっているかなぁと思える記事はこちら。リンクも豊富。 http://www.softantenna…

今、空前の孤独ブーム

たいした実験ではなかった筈なのに、今日はなんだか疲れた。 実験の合間もほとんど、この先の仕込み作業をしていたせいかもしれないが。データを足したところ、僕の神経データは概ねホンモノらしくて安心してるんだが、亜核レベルでの細かい解剖になると、チ…

【越境する理科教育がくるのか!?】おじいちゃん達はこれからの理科教育をマジで考えていた

今日は、(財)理数教育研究所主宰の 「シンポジウム 小・中・高の理科カリキュラムを考える」(PDF)に行ってきました。というのも、この団体が次期学習指導要領の改訂に向けて、かなり具体的な理科教育に関する提言をまとめており、その委員会の委員長が僕…

第3回を終えて:写真とサイエンス −視野を拡張するビジュアル表現−

昨日の「写真とサイエンス −視野を拡張するビジュアル表現−」第3回、超次元編「11次元空間は可視化できるか?」 お越し下さったみなさま、ゲストのみなさま、ありがとうございました!第1回と第2回は、宇宙や細胞という対象を観察、観測、計測し、そのデータ…

1回目と2回目を終えて。写真とサイエンス −視野を拡張するビジュアル表現−

現在、IMA CONCEPT STOREにて、連続企画をやらせてもらってます。 写真とサイエンス −視野を拡張するビジュアル表現−2回目を昨日終えて、1回目の感想もからめてダラ っとFBに書いたものを、こちらにも転送。 昨日の「写真とサイエンス −視野を拡張するビジュ…

学問をする

研究をしていると、自分が見つけられるコトがちっぽけすぎて、とても虚しくなる。また、最近では、俗物的な対人関係や上下関係、政治力学、事務手続きなど、虚しさに輪をかけることが非常に多いのではなかろうか(昔のことなど、私が知るわけはないが...)。…

SYNODOSで連載始まりました

SYNAPSE Lab. とSYNODOSさんのコラボ連載企画がスタートしました。 不定期ですが、論考的なものとイベントの文字起こし、インタビュー記事が中心になると思います。最後に、それらを一つに束ねるような論考か、イベントをしたいと思いっています。 http://sy…

『すべてがGに見える』

打ち合わせから帰宅すると、菅野はすぐさま、コンタクトを外すために洗面台に向かう。洗面台の背後にある浴室のドアは、朝、家を出るとき、開けておいた。浴室のドアは折りたたみ式で、樹脂素材ではあるが磨り硝子状に半透明になっている。その折り畳まれた…

1 故朝永振一郎博士は理研を評して「科学者の自由な楽園」と述べた。朝永振一郎著、江沢洋編「科学者の自由な楽園」参照

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「研究不正再発防止のための提言書」の公表

「研究不正再発防止のための提言書」の公表について | 理化学研究所 http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140612_2/ News見て、「解体」がセンセーショナルで、突っ走り気味では?と思ったけど、全部読んでみると、真摯な内容も多かったように思う。解体は…

8時間睡眠のウソ。

『8時間睡眠のウソ。』読了。8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識作者: 川端裕人,三島和夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2014/01/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 内田麻理香さんもお勧めしてて、読んでみました。確かに…

クーリエ・ジャポン『「言葉」こそがあなたの武器である。』

クーリエ・ジャポン『「言葉」こそがあなたの武器である。』、隅々まで読みました。面白かった。 http://courrier.jp/contents/courrier112.html#content-box-center COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日…

2014年元旦 ニッポンのジレンマ

今日のジレンマを見て思ったこと。まず学者筋の人がメタ的なこととか歴史性の話をするよりも、 起業家や活動家の具体的な話を聞く →個別の活動を国やコミュニティ全体の雰囲気に持ち上げるプラットフォームや アーキテクチャの具体案を出す →選択肢を絞るた…

グローバルな個人戦略はきっと「幸せ」を「運ば」ない -ニッポンのジレンマ 「僕らの新グローカル宣言」観た-

もはや、毎月恒例になってきたが、やはり感想をまとめておこう。 後で述べるが、この回は大学というものを考える上で僕にとって良い機会になったので、僕自身のタメのメモとして、これまで見聞きしたことも含めまとめておこうと思う。 さて、 録画しといた …

世界はすでに、俺より年下(草食系モード)が動かしはじめている!

WIRED のOPEN GOVERNMENT特集をやっとこ読み終わった。 この特集以外にも読み応えあるものが盛りだくさんで、なかなか本論のオープンガバメントに辿り着かなかった。WIRED VOL.9 (GQ JAPAN.2013年10月号増刊)出版社/メーカー: コンデナスト・ジャパン発売日:…

アーキテクチャまで持ってけ! ニッポンのジレンマ-新TOKYO論

ニッポンのジレンマ、新TOKYO論、観た。 *ワイン飲みながら書いたから校正してない。 面白いなーと思ったのは、鈴木さんが言った「つまらない」ということ。冒頭で社会学者の新さんが、東京でオリンピックをやらなきゃいけないのは、世界の主要都市間でのプ…

晒されること、晒すこと(ZENRA)

クーリエ・ジャポン『共感する仲間が増える「働きかた」を始めよう。』号の、 瀧本哲史「そのニュースが君の武器になる Vol. 7」、結構有名なエピソードと思われるハーバード大のカーメン・ラインハートとケネス・ロゴフによる2010年の論文『Growth in a Tim…

実験・研究に必要だと思うことを考えてみた。

下調べ(知識)、ロジック、技術力(実験精度)、丁寧さ(手技と計画管理、指導)、過不足ないデータの解釈、コミュニケーション力(プレゼン、コラボ要請、論文と申請書の文章)、政治力(カネとコネ)。全般的に誠実さは忘れたくないもの。

仙台の雑煮

この、ずんだタグの記事は、東北応援的な意味で、名産品などの紹介をしていこうと思っていたのだが、すっかりご無沙汰になってしまった。 今日は、お雑煮などについて。知り合いが、全国お雑煮マップを創っているということで、それに協力がてら、ここにもup…

本年もよろしくお願い致します。

今年の目標、・仕事はためない、即座にやる。 ・アニメいっぱいみる。 ・論文いっぱい読んで、感想をブログにup ・CNS ・部屋の片付けとか、デスクの片付けも、リアルタイムでやる ・モノも情報も、整理整頓。仕事も、プライベートも。

事実を見つめて

どうすれば今の状況を抜け出せるのか、分からないのだけれど、 事実を見つめる姿勢を忘れないことにしました。運命の至るところが、想いと違えど。

Bolgのタイトル変更

ブログのタイトルを、変えざるを得ませんでした。

「大学院、来年度から修士論文不要に 試験などで審査 」について

日経新聞の記事 大学院、来年度から修士論文不要に 試験などで審査に対して、思うままに、書き残す。 わらわは、 大学の組織の改革も無く、新卒一括採用が無くなる様な社会の側の変化もないまま、この制度が適用されることは、研究推進上は確実に失策になる…

いやぁ、研究って、本当に上手くいかぬぁいですね。

何をやっても、何も出ません。 自分のテーマが、重要ではなさそうだと言ことだけが、 分かってきました。

がすと論者になります

化けの皮剥がしに行こうぜ!

オシャレな白衣

欲しい、忘れないように、貼っときます。 Fashionsnap オシャレな白衣とは?世界初「白衣×ファッション」ECサイトがオープンhttp://www.fashionsnap.com/news/2011-08-07/classico-web/ クラシコHP http://www.clasic.jp/classicostyle/ http://www.clasic.j…

SYNAPSE Lab. のHistory的なもの

現在のSYNAPSEに至るまでの活動歴および活動費・援助など 20094月 菅野(専門:神経科学)が、東京大学大学院副専攻・科学技術インタープリター養成プログラムの先輩である住田(専門:科学史、元 日本科学未来館サイエンスコミュニケーター)から呼び出され…