1000万人都市の片隅から

31-12-2013

今年気になったバレーボール選手

201020112012

人数無制限,ポジション縛りなしの順不同。原則は心の琴線に触れたのが今年だった選手。但し例外は広く認める。

ひとつ縛りをもうけていて,同じ選手を二度は書かない。しかしこの企画も4年目ともなるといずれ(すでに書いたことを忘れていて)二度目を書く選手が出てこないとも限らない。今年はまだ大丈夫,かな。どきどき。

ということで,2013版。自分の中でピックアップラインが曖昧になってきたので絞り込まずにどーんと。

  • 大保亮太朗(MB/トヨタ自動車サンホークス

    昨季新人(1年目)だった自動車の上原がかわいいと聞いていて,どんなもんじゃろと見に行ったらほんとにかわいかった。のだが,その見に行った稲城の試合でわたしのところにサイン入りマスコットボールが飛んできたのが同期の大保さん。勝ったら本人のところに持って行っていろいろ書き足してもらおうと企んだのにあいにくその日に限って(たしかトヨペ相手に)負けてしまい,行けなかった。それだけと言えばそれだけなんだけど,それ以来気になっている。

  • 木村築(サイド/法政大学

    春リーグの「良くも悪くも木村次第」ぶりが印象深かった今季の法政。秋の入れ替え戦でも全日本インカレの仙台大戦でも,最後は木村のエースらしいエースぶりで勝利をもぎ取ったように見えた。有無を言わせぬかっこよさがある。木村自身は13/14シーズンのVチャレンジリーグにインターンシップ生としてヴェルディでの参加が発表され,さっそく試合でも活躍しているようすで重畳。

  • 喜入将光(サイド?/大塚高校)

    2年生の。たしか黒鷲旗で見たときだったと思うのだけれど,前衛ではセンター(ブロックだけではなく),後衛でサイドという役回りに見えて,それが気になったまま謎が解けずに今に至っている。今年春高の準決勝と黒鷲旗のグループ戦とで大塚高校を観て(もう具体的には思い出せないけれど)すごく楽しかった。黒鷲では筑波大にも勝ったしね。

  • 林佑樹(サイド/大東文化大,アザレア)

    埼玉(アザレア)で出ていた関東ブロック国体での「止まらない」感じがすごかった。結局今年は1度も2部を見に行かなかったけれど,春の大東文化大の躍進の一翼だったのかしらん,などと。

  • 松崎真大(リベロ/順天堂大学

    国体のブロック予選から(?*1リベロで入っている。秋のパンフレットには「セッター」と書いてあった1年生。面差しはちょっぴり渡辺光に似たところもあって,紺色のリベロユニフォームがよく似合う。とにかくかわいい。

  • 川波潤也(サイド/専修大学

    今年の専修は,いわゆる「藤中の対角」,つまり去年端場がいたとこをどうするかに腐心していたようにも見受けられたけれど,なんとなく川波で落ち着いた。ちら見えする赤いアンダーウェアとちょっとちゃらい髪型が好きです。全日本インカレでは赤アンダーじゃなかったっぽくて残念だった。

  • 佐藤拓真(MB/明治大学

    今年度に入ってから見るようになって,なんだかんだでじんわりと贔屓していた。東日本インカレの決勝戦で山田を止めたあたりで恋に落ちたかもしれない(やや大げさ)。1本のキルブロックで試合を作れる選手だと思っていた。そして,これはあくまで推測だけれど,たぶんチームのTwitter公式アカウントの初代中の人でもあった。全日本インカレ終わって少しして,納会の日に公式アカウントとして最後の挨拶をしたあとで,アカウントの最初のポストが主将だったからという理由で主将バトンを渡した。その瞬間に,目の前からすっと去っていかれた気がした。終わったんだな,もう会えないんだな,と思った。最後の試合を観たときよりも強く。寂しいけれど,でも,そういうのもあっていいのかな,と,大学バレーに於ける4年生の引退をただ受け身に受け止めながら思う。

  • 廣瀬優希(MB/順天堂大学

    今季あほみたいにブロックを量産していたブロック王。春リーグ・東日本インカレ・全日本インカレのブロック3冠*2眼力&威圧感もすごい。個人成績ではブロックが目立っているけれど,ちょいちょいサイドから打つスパイクも油断できない。92生のMBったら人材豊富すぎて,その1。

  • 小宮雄一郎(MB/日本体育大学

    92生の熱すぎるMB争いその2。廣瀬がブロック王なら小宮はスパイク王。東日本インカレ・秋リーグ・全日本インカレと3大会連続でスパイク賞を受賞した。東日本インカレでの「こいつ,打ったらほぼ全部決まってるんじゃねーの」感は半端なかった。長身セッター田尻から小宮の流れが好き。

  • 高橋拓也(MB/専修大学

    その小宮が今年ゆいいつスパイク賞を取り損ねた春リーグのスパイク賞が高橋。学年はひとつ下がって93生。一人時間差というのか,空中で待って,微妙にタイミングを遅らせて打つのが楽しい。しかも高い。秋リーグではスパイク決定率ブロック決定本数両部門で次点に入った。身長なんて飾りですよ,がどこまで通用するか,見てみたいと勝手に思っている。

  • 濱松啓陽(MB/早稲田大学

    タレント揃いの92生MBの中では目立ちっぷりが弱くなりがちかもしれんのだけれど,今季のmy株上昇率は圧倒的だった。特に後半。身長なんて飾りですよ,というか190cmないことをたいがい忘れている。移動が早くてブロックの完成が早い。中央からでもサイドからでも打つ。囮に見えない常に打ち気100%の全力ジャンプ。一見飄々としているくせにプレーはサボらないそのギャップも好き。天皇杯のサントリー戦ではそんな濱松につられてくれないサントリーは手強いなあと思いました。ええ。

  • 鈴木頌卓(MB/東海大学FC東京

    正直に言って,現時点ではややネガティブな意味を含んだ「気になった」だ。どうなることかと思ったよ,ばかー。どうもならんかったじゃないかよ,ばかー。でも,11月に深川の練習試合で観て,リーグ2週目の金岡で公式戦に出ているのをテレビで観て,いつかポジティブな意味で気になる選手になるといいなあと思っている。そして,しょーたも92なんだよな(白目)。

  • 手原紳(セッター/龍谷大学

    全日本インカレの龍谷-明治戦は,今年のインカレの中で5本の指に入る(てきとう)くらい楽しい試合だった。2年生セッターにめろめろで,勢いで「来年は関西リーグに行くぞ」宣言をした。さて,春までこの勢いを保っているかしら。

13人。多すぎたか。

書き出してみるとMB祭りになった。今年(の大学シーン)はわたしにとっていい意味でミドルブロッカーというポジション(やそこに入る選手)に対する色眼鏡を外された1年だった。

12月という時期の都合上Vリーグが忘却の彼方になっており,大学生に偏ってしまうのは例年通り。Vリーグ……ぷれみあ……千々木……でも,千々木さんを取り巻く状況は今年の個人的なトピックの一つではあるものの,千々木さん個人を今年気になった枠に入れるのは違う気がする。黒鷲山本隆弘もちょっと違うし,黒木も……1年目で開幕スタメンで仕事するとは(=身体絞るとは)思わなかった……って,それもちょっと違うな。と。なので,こんなところで。

もうひとつ,国際大会開催年恒例の番外編。ロシア6エフゲニー Sivozhelez(読めない), ロシア15ドミトリー・イリニフ,イタリア6Ludovico Dolfo。どるふぉたんかわいいよどるふぉたん。

今年気になったチーム

2012

仙台大

東日本インカレベスト8,全日本インカレベスト16。

チームの作り方としては去年書いた東海札幌と少し似たところがあって,主力の4年生たちが去年(よりも前?)から中心になっていて,今年がその集大成とうかがった。弘前工出身の選手が多く,皆昔から一緒にやっていたのだとか。セッターの山口を中心にあうんの呼吸が楽しいチームだった。

東日本インカレのベスト8を受けて,国体も全日本インカレもと期待は膨らんでいたのだが,国体は初戦でやたら豪華な愛媛選抜にやられた。会場の国分寺スポーツセンターに入場制限がかかっていて,壁一枚隔てた向こう側で試合をしているのを知りながらもそれを見ることができず,がるがるしていた。

全日本インカレでは,ベスト8をかけた4回戦で法政相手に2セット先取しながら逆転負けを喫したのが悔しい。第4セットの終わり頃からしか見られなかったしね。天皇杯ファイナルラウンドも初戦で敗れてしまい,その集大成を腰を据えて見届けられなかったのは残念だったが,(西日本とは交通事情諸々異なるところでの)関東1部以外の東日本という点に於いても来年以降も一方的に期待しているところではある。

龍谷大

手原さん手原さん言うてますが,彼だけじゃなく。

大塚高校

年が明けるとすぐに春高の全国大会が始まる。去年と今年の高校シーンは,詳しくないからこそ余計に,星城高校を中心に語られているように見える。ここ1〜2年の高校のタイトルは総ざらえしているし,黒鷲旗や天皇杯でもVプレミアチーム相手にいい試合をしていた。中でも1番をつけている石川は,黒鷲や天皇杯でVプレミアのチームと対戦した試合をちろっと見た限り,そういう試合でサーブポイントを取っちゃうメンタル含めて,顔と身長だけで評判になっているわけではない,頭一つ抜きん出た選手という印象も受けた。その石川が関東1部の大学に進学が決まっていることを,日本の未来的な意味で喜んでいいのかどうなのかはちょっとよくわからんのだけれど(見られるのは嬉しい)。

話がおもいっきりそれた。なので,星城は気にならないわけじゃないんだけど気になって当たり前みたいな感覚が強い。それとは少し違って,目から鱗が落ちて楽しいなと思ったのが大塚高校だった。

春高の準決勝も見たのだけれど,それよりも黒鷲旗での印象の方が強い。今年から黒鷲旗は高校が2枠になりその分大学が1枠減らされた。昨年インカレ4位だった専修大を(春リーグで躍進していたさなかの)GWの府立体育館で見られるものと楽しみにしていたのに蓋を開けてみたら大学枠はインカレ3位までだった。かわりに入っていたのが春高2位*3の大塚高校。そりゃ地元だし,大学より高校の方が人気だし,と自分に言い聞かせながらも,大会前はきっぱり不満だった。

だけど,見てみたら楽しかったんだよね。黒鷲で見た中で一番楽しいチームで一番楽しい試合だった。こんな楽しい試合が見られたのだから大塚が出て良かったと思った。正直スマンカッタ。今だって,来年の黒鷲明治が出られないだろうことは不満なわけだが,まあ,新チームであって必ずしもインカレ4位のチームがそのまま出るわけではないし……それは高校も同じなんだけど。

そんなわけで,楽しかった印象が強いけれどちょっぴり複雑な気持ちもある大塚高校。こんどの春高がどういうトーナメント表になっているのか知らないんだけど,決勝戦での再々戦を期待する気持ちがないとは言わない。しかし,そうならなかったとしても,それはそれで,そういうものだとも思うので,(わたしが)あまり意識せずに,ひとつひとつの試合を楽しく戦って,機会があればそれを見られるといいなあと思っている。

早稲田大

今季とくに夏以降のわたしはかなり紫(紫紺)成分が高かったけれど,関東1部の大学シーンを俯瞰して舌を巻いていたのが早稲田だった。

春1部3位,東日本インカレ3位,秋1部優勝,全日本インカレ優勝。

全日本インカレは,4回戦の対筑波戦がフルセット,それも,第5セットの最後はなんというか,すさまじい展開で,薄氷という言い方も違う,紙一重の勝利だった。どちらが勝ってもおかしくなかった。そこをくぐり抜けて,さらに強くなったのか,準決勝と決勝はどちらも貫禄の圧勝といった試合運びだった。

今の関東1部は大きな実力差はないかもしれないが,総合力ではおそらくいちばん強かった。秋リーグのセット率での優勝にしても全日本インカレの4回戦にしても,数字上はわずかな差だったり紙一重の試合があったとしても,それでもこの結果には納得したし,いいかたちで1年が終わったと感じた。1年間安定して上位に入っていたことも,その一つの証左だと思っている。

早稲田の強いな,すごいな,は今年あちこちで書いた。ちょっとだけ心残りだったのは,黒鷲にしても天皇杯にしても,「大学」カテゴリの外での大会のときに疲労がピークで,彼らのすごさを出し切れなかったことだ。すごいよ,たのしいよ,って自慢したかった。

吉村,本間,七里が抜ける来年の早稲田がどういうチームになるのか,今はまだわからないけれど,3年生以下の選手もみな素敵だし,控えにもいい選手がいると聞く。素敵な新入生も入るらしい。今のクォリティにさらに磨きをかけて,より強くて楽しいチームを見られることを願っている。

今年初めて見た大会

  • 世田谷コンソーシアムカップ
  • 国体東京都予選
  • 天皇杯神奈川県予選
  • 北信越ブロック国体
  • ぐらたん

少ない,ですな。来年はいわゆる地域リーグやら9人制やら関西リーグやら中国リーグやらにもお邪魔してみてみたい。

今年印象に残った試合

いわゆる「下剋上」試合が並ぶのは仕方ない。「興奮した」の方が適切かもしれないラインナップ。

これも12月に寄っちゃうのはお約束。

  • チャレンジマッチ:日立リヴァーレ×デンソーエアリービーズ(2日目)

    僅差で明暗分かれる得点の行方にどきどきしていた最終セット。

  • 12/13ファイナル:堺ブレイザーズ×パナソニックパンサーズ

    千々木→伊藤のスイッチと試合後の抱擁に胸きゅん(死語)。

  • 黒鷲旗グループ戦:大塚高校×筑波大

    関東1部カレンダー的には4/29までリーグ戦3連戦のあと4/30移動の5/1黒鷲開幕だったんですよー,という事情はありながらも,わくわくしたし,楽しかった。黒鷲旗においては,疲労の色濃い大学勢の中で慶應が警視庁に勝ったのも快挙。

  • 北信越ブロック国体:長野県×石川県

    紫推しならさらに倍。

  • 東日本インカレ:仙台大×東海大

    仙台大のセンターの使い方が小気味よくてね。イイゾーイイゾーって言ってるうちに勝っちゃった。コンビだろうが時間差だろうが,マイナスだろうがファーストだろうが,よくわからんからそのへんはおいとくが,それらを使い分けていたなあという印象。

  • 全日本インカレ4回戦:明治大×龍谷大

    明治ここで負けちゃうんじゃないのというスリルだけではなくて。

  • 全日本インカレ4回戦:東海大札幌校舎×中央大

    これはもう100%「わしが興奮していた試合」でしかない。北の大地の師匠の推しチームは別にあるのに,わたしはそっちのけでもっぱら東海推しだった。国体含めて2年間で9試合観戦。楽しかったよありがとう(滂沱)。

  • 天皇杯ファイナルラウンド2回戦:近畿大×JT

    ひゃっふー。近大はコートの中もアップゾーンもスタンドもノってて楽しかった。試合が終わった後,両側の(近大応援サイドだけでなく)スタンドに挨拶をしていた。「やらかし」ちゃったJTだけど,劣勢でもイゴールも甲斐も国近も出さずに戦っていたので,それはそれで生きてくると思う(思いたい)の。

  • 震えたのは,秋リーグの明治大×日体大

    フルセット。第5セット10点過ぎたところからの劇的な逆転に手が震えた。しかし細かいところはびっくりするぐらい何一つ覚えていない。

ぐらたんの日本以外の試合(ざっくりしすぎ)もおもしろかった。イランがフルセットでUSAに勝った試合とか。ざっくりしすぎ。

全日本インカレは事実上の優勝決定戦と名高い早稲田×筑波を見逃しているあたりが弱い。

しかし,楽しい・おもしろい試合を見られるかどうかは,縁と運だからね。ある程度事前におもしろさの種を仕込んでおくことはできても,試合そのものがどうなるかはやってみないとわからない。そして同じ試合でも,見る側の見方や見所,コンディションによっても印象や評価は大きく変わる。

それこそがスポーツ観戦の,ままならないがゆえの楽しさだと思うのですよ。

*1:東日本インカレは不明

*2:秋季リーグはクリス。

*3春高なのかインハイなのか,条件はよくわかっていない。

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