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2012-04-14

[]『職業としての学問』(マックス・ウェーバー) 17:40

職業としての学問 (岩波文庫)

職業としての学問 (岩波文庫)

著者の講演を採録した非常に有名な本で、不純な動機でもってこの本を読み始めた私が講釈を垂れるようなこともないでしょう。ただ、既出感に満ち満ちしていま須賀、一つ言えることは彼が本当に言いたかったことは「職業としての政治」についてではなかったろう、ということです。学問が個人の実際生活に寄与するのは、その人を自らがが信じる「神」を明確にすることに導き、それに自ら責任を持つことを強いられることだ、と述べていることは、なんだかデカルトっぽい議論で須賀、私が勝手に言っている言葉表現するなら「知的な誠実さ」*1を前提とするものにも思えます。

それでも、彼が「日比野日々の仕事に帰れ」と言ったのは何より、第一次世界大戦後に動揺するドイツ青年たちに向けられたものである、と感じますし、二つの意味皮肉なことに、以下の一節は、その後にドイツが辿ることになった歴史を「予言」しているようにも読めてしまいました。

また、もしなにか新しい宗教の再興を、しかも新しくかつ真正の予言なしに画策するならば、その結果は、実質的にはやはり同様の*2出来損ないに終り、しかも前のばあいよりもさらに悪い結果をひきおこすことになるであろう。

*1:彼の言う「知的廉直」は価値判断への不介入を強調した言葉で、当然通ずるものとは思いま須賀、別の言葉として使わせていただきたいと思います

*2世界が脱魔術化した時代に、記念碑的な芸術作品を無理に造ろうとしたりする結末と同様の。私による注です

はまなまこはまなまこ 2012/05/07 01:02 書評いいですね。再読したくなった!青年よ地に足をつけろ!

canarykanariiyacanarykanariiya 2012/05/08 23:13 >いつからなまこになったの?(笑)
なにも言っていないに等しいレビューですけどねorz
次は真面目にやります…