荒れた火曜日(5月2度目のお茶のお稽古)

昨日東日本が雷や雹で不安定なお天気と言われて、実際、落雷による事故や火災が起きていました。
天気予報には注意をして西日本は大丈夫と思っていたのですが、そうはいかずの一日になりました。
今朝は、両親とのコーヒータイムを済ませてから夫の車で大阪府庁の近くのパスポートセンターへパスポートの受け取りに出かけました。丁度先週の火曜日に申請をしてから一週間です。来月の海外旅行を控えて10年のパスポートが2010年で切れているのが判ってから慌てて揃えて何とか5月中にセーフです。
左の写真、大阪駅周辺のビル群が見えています。阪急インターナショナルホテルが左、空中庭園がある梅田スカイビル(2つのビルが上で繋がって見える)が右側。真ん中クレーンがたくさん見える建設中のビルは大阪駅に近接するビル群です。
右の写真は、阪急梅田駅と曽根崎署の間にある三角形のビルの屋上にある赤い観覧車です。何年前だったか出来てすぐの頃、Uさんと出かけて乗ってみました。700円か800円の料金だったと思います。建設中から、出来たら乗ってみたいと思っていました。ビルの上からビル見てどうするの?って感じですが・・・、お上りさんです。
午前中はこんなお天気でしたが、お昼前から真っ暗になり出して大雨、大風、雷、落雷。ニュースで箕面市の3丁目で落雷。すぐ近くです。2時から今日は5月2度目のお茶のお稽古。晴れていましたので傘も持たずにでかけました。

とこころが、3時ごろから俄かに真っ暗。先生は立って電気を付けに。めったなことでは電気を付けてお茶をすることがなかったので、今日は特別。どうも真上でごろごろ言い出しているし、箕面の文化振興会の不正事件の話題や、先ほどの落雷がすぐご近所だったらしい(消防車が来ていたとか)ことなどでなかなかお稽古が始まりません。それに、今年の8月は市会議員選挙と市長選挙が重なります。話題豊富なNさんのお話が面白くて盛り上がってしまいました。
さて、今日は立礼式のNさんが最初。私は二番手。Naさんは今日は胸元に前にプレゼントした水色のコサージュを付けてのお稽古です。私は今回は柄物のブラウスでしたのでコサージュは付けずでした。
やはり2週間足らずの間隔だったせいか、先生の言葉数がいつもより少なめ、ということは、私たちの出来がいつもよりマシ?だったのかは分りません。ところで、今日、四(よ)方棚の上に載っていたのは、ナツメ型の棗(なつめ)ではなくて、「中次(なかつぎ)」という茶器です。上が平たくなっています。袱紗で清めるときの作法も「こ」の字型ではなくて、「二引き」といって「二」の字に引きます。

先日の日曜日、約束していた逸翁美術館のお茶会を、私は風邪熱のため休んでしまいました。そのお茶会と展示会の話題もありました。
「逸翁と茶会―茶会記をひもとくー」という展示会がよかったそうです。
前回チラシを見て楽しみにしていた展示でしたが、頂いた資料によりますと、昭和28年の茶会記による特別展示の「茶室の室礼」では、福沢諭吉の書によるお軸と茶杓以外は全て外国製品です。
たとえば、花入れはフランスのセーブル、水差しはドイツの瑠璃金襴手のローゼンタール、蓋置はグランドキャニオン産の天然木輪型、建水はイギリスのウエッジウッド、菓子器はオランダ・デルフトの藍絵風景図手鉢、干菓子器はドイツの琥珀盆という世界中のめずらしい器です。
実物を見た皆さんのお話では、どれも言われなければ舶来とはわからないほどのものが選ばれていたとか。
見立ての妙で、目利きの逸翁ならではなのでしょう。
先生のお話を聞いていても、池田にあって小林一三氏は出入りの菓子屋やお道具屋など、地元をひいきにして育てておられたということが分かります。日曜日はそういう地元の高齢の職人さんや若い男性で茶道を勉強している方などがフラリと一服求めて立ち寄られるそうです。経済人としてだけでなく文化人としての逸翁さんの大きさが分かるお話でした。
(チラシの写真は逸翁さんのスケッチと実物。絵もお上手です)