3月のお茶のお稽古


◎3・11を迎えて、テレビでは震災、原発事故から3年目を取り上げていました。私も特別番組やNHKの再現ドラマを見たりしました。もちろん3年目だからというだけでは済ませてほしくありません。あの日に生まれた赤ちゃんが100人以上いたということも知りました。お誕生日が3・11だから、この子は一生忘れることはないでしょうと母親が。その日亡くなった人の命と引き換えのようにして生まれた命。3歳の子供たちは元気に外を駆け回り、お話だってできています。3年といえば、赤ちゃんがこんなに何でもできるほどに育つ年月なんですね。それなのに・・・
★福島から自主避難されていた方のブログ。しばらくお休みでしたが、再開されました。これが心の復興かなと書いておられます。「一歩、また一歩と・・・」さんです。3年目の3・11からまた日記更新されています。コチラで:http://blogs.yahoo.co.jp/nhkhp146/64519835.html

大阪維新の会に異変です。維新の会の岡田府会議員(45)=藤井寺市選出=が会派離脱。来年春の統一地方選自民党からの出馬を検討しているとか。維新って結局なに?ですね。昨日の夕刊では、「いよいよ大阪都構想の先行き不安」でした。
◎さて、今日は3月のお茶のお稽古です。日差しは春。日だまりは暖かいくらい。今日は金魚が三匹隠れないで泳いでいました。でも、お稽古の途中で霰が降る冷たい日でもありました。
お部屋に入るとお二人は未だ。掛け軸は立雛。香合は桃の実。実が生るのは6月くらいですが、6月は陶器の香合は使えないので桃の節句用の香合です。
お花は細花入れという伊賀焼に椿のツボミと桃の花。
そして、お棚は糸巻棚という名前で呼ばれるものです。真ん中の棚板が昔の糸巻の形をしています。黒く見えますが真っ黒ではなくて青漆です。棗(なつめ)の蓋にはお雛様、身には桃の花。そして水差は華やかな京焼。


いつになくお二人の到着が遅く10分ほどして着物姿でみえました。
大島紬名古屋帯。明後日の日曜日に立浪部屋のちゃんこ鍋を誘われているので今日はお稽古のつもりで二人で着付け合って来たとのこと。
しばらく着物のお話をして私がお茶を点てることに。


ぼってりした楽茶碗の吉向焼(きっこうやき)と五人囃子のお茶碗を選び、わらびの蓋置にしました。今日は、袱紗捌きの時に初めてパチンと音が出ました。気持ちのいいものです。Naさんに代わって私も一服戴きましたが、お干菓子のお盆が菱餅の形をしています。ザボン?の中身に白餡を入れてそのまま砂糖漬けにしたお菓子が出ました。どこかの名物とか言われたのですが・・・。
いつもなら、Noさんの立礼式に移るのですが、着物で締めつけ過ぎたNoさんがギブアップ。きついので・・・と帯を解くことに。そこで着付け教室に早変わりです。先生は本格的なお茶席の時もご自分で着て出かけておられますので、着付けの先生も出来ます。着物の着方のコツや帯の締め方のコツをお二人に。
私は自分の着物を処分してしまって着物を着ることは諦めてしまっています。先生が「ご自服でどうぞ」と言われたので、自分でお茶を点てて美味しそうな蜜柑の白餡入り砂糖漬けのお干菓子を戴くことに。その後先生とお二人が着物の着方、帯の締め方の伝授が終わった頃、今度は三人分のお茶を点てることに。Nさんは御自分の着物は娘さんに譲って今日はお母さんの着物と帯だそうです。グリーンの大島に朱色の桜を織り込んだ名古屋帯がよく合っていたので写真を撮らせていただきました。