花の中の花と最近のアレコレ

松葉ボタンの花が真夏の日差しに負けずに咲いています。
花をアップで写すと、花の中にもう一つの花が見えます。
黄色い雌しべから飛び出して見える花?は、花の形をした雄しべだろうと思います。
黄色い花はグラジオラスです。
紫の桔梗の真ん中にも花の形の雄しべが見えます。
紫のらっぱ型の花の中にも変わった花が見えます。これ以上鮮明な近接写真が撮れないのが残念。
ついでに赤いゼラニュームの花の黄色いめしべも。

◎先週からフジテレビでドラマ「若者たち」が始まりました。
1966年の「若者たち」を毎週楽しみに見た私は、あの歌に惹かれて見ることに。
森山直太朗が歌っていました。高音がファルセットになる直太朗節ですが、これはこれでいいな〜と思って。
妻夫木くんが長男? あの田中邦衛の役を演じるとは意外でした。初回長時間だったので録画して見ました。佐藤オリエが演じた男兄弟のなかの女一人の役は満島ひかりさん。歌が主役になったドラマでした。バブルがはじけて格差社会になった今だからリメイクできたのかも…というところがちょっと皮肉です。▽「若者たち」の歌詞はコチラで:http://www.uta-net.com/song/4945/
◎夫が録画していた映画の中に「八日目の蝉」があり、見ました。
NHK檀れいさんが主演のドラマでは、スリリングな展開にドキドキし、悲しい母性にタップリ泣かせてもらったので、見る気を喪失していたのですが、映画化がどうなってるか興味があって見ることに。原作を読んでいないので、どちらが原作に近いのか分りませんが、筋立てが全く違いました。
ドラマの方は、誘拐した子どもを4年間わが子として慈しみ育てる”犯罪者”の母性が主役でした。映画の方は、それぞれの立場がある程度描かれたうえで、どちらかというと誘拐されて育てられた4年間を取り戻すことによって自我を回復するという二つの名前を持つ子どもが主役で、記憶をたどる中で誘拐犯の母親の母性と愛情が本物であったことがわかるような描き方になっています。別れの場面・・・警察に捕まる、別れのシーンは、映画でも泣いてしまいます。子役が可愛いし、永作博美さんも上手い。これは母親泣かせのお話です。
◎6月最後の日曜日の「そこまで言って委員会」を一寸見ました。最近はサスガ一寸ばからしくなって見る気が失せてしまっていますが。そこで、解釈改憲の是非だか、集団的自衛権の問題をやっていて、津川雅彦氏の発言でした。「日本に朝日と毎日と東京新聞がある限り9条は無理」。津川氏の言うことは「リベラルと言われるこの3つの新聞がある限り、日本の憲法”改正”は出来ない」ということで、だから、<『解釈改憲』で行くのだ>ということです。民主主義的な審判を通せば、9条をなくすことは出来ないから安倍政権の今のうちにやってしまうということです。こんな乱暴な言い方が平気で出来る番組・・・ということですが、怒らないといけないことの一つです。
◎あの山崎豊子さんの「運命の人」の西山太吉氏の沖縄密約、最高裁の判決のとんでもない内容。
「生き生き箕面通信」さんが分かり易く書いておられます。コチラで:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt
ニュース番組で見た西山氏の悔しそうな顔をまだ覚えています。司法の独立を自ら捨てて、憲法を踏みにじる政治のやりたい放題を野放し追認している今の日本、本当に日本の民主主義はアブナイ!と思います。
◎先日録画で見た北大生スパイ容疑事件を扱ったNHK地方ドキュメンタリ―番組「私の兄はスパイじゃない〜北大生の妹」、また別の機会に取り上げたいと思っています。
◎「るりとうわた」さんの7月14日のブログ「まだ終わってはいない」(http://d.hatena.ne.jp/sasameyuki47/20140714/p1)では、滋賀県知事選で卒原発が継承されたという新聞記事の紹介の3つ目に、朝日新聞の青木美希氏の記事「がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電」が紹介されています。
これも国民・住民を馬鹿にした国や東電の隠ぺい・言い逃れです。それなのに、昨日のニュースでは安倍総理は福島のモモを食べて復興を訴えています。全世界を相手に福島の汚染水のアンダーコントロール宣言ができる人ですから、軽い、軽い!!というパフォーマンスなんでしょう。
再稼働のための規制委員会も人事で再稼働勢力に入れ替えたり、自分の意思を通すためには手段を選ばず…という点で大阪府大阪市のやり方にも通じるところがあります。国が遣るから地方もということなのか・・・こういう権力の乱用がファシズムに転じていくのは過去に経験しているんですね、日本人は。
私の両親の世代の日本人がそうです。私の母は、『戦争中は今の北朝鮮と一緒だった』というのが口癖です。当時は軍国主義教育の最中にあってわが身を見ることはできなかったけど、戦争が終わって情報が解禁され、戦後民主主義の世の中になって、当時を振り返ってみると、日本の戦争中の一般庶民は北朝鮮と同じように貧しく、世界情勢は知らされず、金王朝発表ではなく大本営発表を信じ切って、全く北朝鮮と同じ状態だったと。その反省が生かされないで繰り返されるのか…正念場を迎えている気がしています。
(サンルームのガラス越しに見えるのはヤブカンゾウの花)