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四丁目でCan蛙

2015-08-27

”平和学の父”ガルトゥング博士の”積極的平和”

14:14 | ”平和学の父”ガルトゥング博士の”積極的平和”を含むブックマーク ”平和学の父”ガルトゥング博士の”積極的平和”のブックマークコメント

●タイトル記事に入る前にNHK職員の方のアピールを!

「☆句の無限遠点☆」さんに動画でNHKは安倍さんと心中するな!」−−ジャーナリストの鏡 元NHK職員永田浩三氏のアピール」が。

6分ほどの内容ですが、勇気ある告発だと思います。

コチラで:(http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20150826/1440550514)

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◎30日を控えて、おさらいのつもりで、昨日、「戦争法案」「シールズ」の次に、「積極的平和主義」についてまとめ始めていました。タイミングよく、前夜の報道ステーションでは、安倍首相の云う「積極的平和主義」よりも、何十年も前に「積極的平和」を提唱していたノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士(85歳)をとりあげていました。大変解りやすい内容だったので、写真と一緒に・・・

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安倍総理が70年談話でも触れた"積極的平和主義"、それと同じ日本語"積極的平和"という考え方を40年以上も前に提唱したのがノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥング博士です。同じ”平和主義”という言葉を使っていても考え方は全く違うようです。」

ナレーション「沖縄辺野古の海を見渡すノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士。”積極的平和”という概念を40年以上前に広めるなどし、”平和学の父”と呼ばれている。博士は安倍総理が掲げた”積極的平和主義”を批判しています。」

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ガルトゥング博士:「日本政府が使っている”積極的平和主義”は、我々が主張する”積極的平和”とは正反対です。”積極的平和”の要は、互いが紛争解決できる形で関係を築くことです。」

ナレーション:「安倍総理安保法制を進める目的として「積極的平和主義」を掲げているが、博士が提唱する「積極的平和」とは、英語では異なるが日本語にすると同じだ。

今年4月アメリカ連邦議会安倍首相は英語のスピーチの中でこういいました:「私たちが掲げるバナーは”国際協調主義”に基づく”積極的平和主義”です。

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ナレーション:「ガルトゥング博士の積極的平和”は、武力に頼らず「戦争」の原因の貧困差別などの問題を根本から解決する現実的取組のことです。

ガルトゥング博士:「安保法案」は非・安保法案で、真逆の効果です。

アメリカは、日本に肩を並べて戦ってくれる仲間になってほしいのです。なぜなら、ドイツフランスがもはやアメリカの協力に加わろうとしないからです。

アメリカは今イスラム国と戦っています。

その戦いで日本に協力してほしいのです。

ナレーション:ガルトゥング博士はペルーエクアドルの国境紛争解決など、国家間や宗教観で起こる紛争解決に50年以上携わってきた経験を持つ。その博士が、「戦争の原因となる過去の事実を調査する国際的組織を作るべき」と提言する。

ガルトゥング博士:「”慰安婦”については多くの違う報告書が出ている。南京強制労働について国際的な事実調査を委員会に託し、アジア太平洋地域の問題解決を支援するのです。」

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北東アジアでもEUのような共同体が出来るはず」と主張。「軍備増強では何も解決しない軍備競争が進むだけです」。

中国朝鮮半島、日本、極東ロシアなどが協力して共同体を作るのです。」「特に北東アジア共同体の本部をどこに置くべきかでしょうか?」

「それは沖縄です。」「戦争が起きたら沖縄リスクが高まります本部になることで、平和の傘を広げられます。」

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古館キャスターのコメントのあと、立野純二朝日新聞論説副主幹:

 博士は、決して浮世離れした理想主義者と位置付ける人物ではない。専守防衛のための軍事力は必要だという現実主義者でありますし、実際、世界各地で紛争調停の実績を積んでこられた

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 その博士が朝日新聞のインタビューにも答えておられました。その中で、安倍政権が目指している安保法制は”積極的平和”に逆行するものだと批判される一方で、それだけでなくて、同時に日本は憲法9条を安眠枕に使っていませんか?ということを仰っています。

 博士は、憲法9条というのは、世界に広めるべき平和に資する重要な手段であると高く評価されているが、日本は、その9条を使い切っていないのではないかという苦言を呈されている。

 一国平和主義ではいけない。これは、国民の多くも、そう思っていると思います。では、その答えが、今、安倍政権が出している安保法制か、安倍政権が言っている日本が海外へ行って軍事行動の幅を広げていくことが、その答えだろうか、そうではないだろうと。むしろ外交力を高めることこそ日本の積極的平和主義なんじゃないのか、という事だと思うんです。

 貧困、格差、そして今ですと最大の問題は難民対策だと思いますが、こういった人道問題にこそ、日本が果たせる役割はあるんじゃないのか。また紛争の調停にもっと乗り出すこともできるだろう。そういういった事を置いておいて、どうして軍事力の話にばっかり進んでしまうのか、というところに矛盾があるのではないだろうかと思う。

 博士の云うところの創造性のある独自の外交を私たちはもっともっと考えて行かなければならない。

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以上が、先日火曜日の報道ステーションでの内容です。

★「THE HUFFINGTON POST」では、6月25日付の<積極的平和主義」は概念の盗用 提唱者ガルトゥング博士が緊急来日> の記事の中で、”平和学の父”ヨハン・ガルトゥング博士の来日のためのクラウドファンディングを呼びかけていました。(http://www.huffingtonpost.jp/kenji-sekine/japan-positive-peace_b_7651094.html

<前略>

積極的平和」のそもそもの提唱者、ガルトゥング博士を日本に!

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安倍政権が多用する「積極的平和主義」。実は平和学では「積極的平和」とは、有名なコンセプトであることを知りました。「積極的平和」とは、貧困、抑圧、差別などの「構造的暴力」がない状態のことをいい、決して「テロとの戦い」に勝利して、脅威を取り除くようなことではないのです。


この「積極的平和」を提唱したのは、平和学の第一人者で世界的に「平和学の父」と知られるヨハン・ガルトゥング博士であることを知りました。世界中の大学で平和学を教えて来られ、これまでに世界100ヶ所以上の紛争調停をしてきた実践者でもあります。これは日本に呼ぶしかない!と動いた所、ご高齢にもかかわらず、日本のことを心配してくださり、来日を決意してくれました。


Skypeで博士と話した時、安倍総理が「積極的平和主義」を旗印に掲げていることをどう思うかと聞くと、

私が1958年に考えだした「積極的平和(ポジティブピース)」の盗用で、本来の意味とは真逆だ

とおっしゃいました。  <後略>

安倍内閣の「積極的平和主義」は「新語時事用語辞典」のコチラ(http://www.breaking-news-words.com/2014/02/blog-post_2943.html

★今朝(27日)の朝日新聞にはガルトゥング博士のインタビュー記事が掲載されたとか。「「AO153の日記」さんがブログで書いておられます。「ヨハン・ガルトウンクさんのインタビューに思う」(http://d.hatena.ne.jp/A0153/20150826/1440594300)

A0153A0153 2015/08/28 12:46 トラックバックありがとうございます。不勉強でヨハン・ガルトウンクさんのことは知りませんでした。
9条を安眠枕にしているには、笑いかつなるほどと思いました。SPYBOYさんのコメントへの返しに書いたのですが、戦後の平和運動はそれなりの価値があったと思っていますけれど、ずるずる後退してきたのも事実でして、彼の言う通り弱点があったわけです。
9条と先人の努力で平和ボケしていられたのですが、9条の法的拘束力を完全に無視する安倍政権の登場に及び、安眠できなくなったと言うことですかね。

hatehei666hatehei666 2015/08/28 14:05 私はガルトゥング博士の事を東京新聞の記事から知りました。全く初めての人で、こんなすばらしい考え方を持った人がいると、東京新聞がすっぱ抜いたのだと思いました(笑)。
ところがAO153さんは朝日で読んだとブログで記し、cangaelさんはテレビ報道からで、いっせいに報じているのはなぜかと思っていたのですが、緊急来日があったからなのですね。
AO153さんは朝日の記事を要領よくまとめていましたし、cangaelさんのコメントで、博士のことはほぼ言い尽くされた感じです。私はバスに乗り遅れました(苦笑)
それで図書館から「平和を創る発送術」というユニークな小冊子を借りて読んでいます。平明な語り口ながら、論旨明快。私も読み終えたら書いてみようと思っています。

cangaelcangael 2015/08/28 14:08 AO153さん、コメントありがとうございます。
ブログで朝日新聞の「積極的平和の真意」というガルトゥング博士のインタビュー記事をまとめてくださっていてとても解りやすかったです。AOさんの感想と指摘もよくわかりました。
植民地主義の問題で、ついこの間、近くのホールであった中村哲さんの講演後の質問で、若い女性が日露戦争に対するアフガニスタンでの評価は中身がよく分かって言ってるのか?というのがありました。英国に日露双方が代理戦争を遣らされて、日本が勝つよう仕向けられていたことを知ってのことか?ということでしたが、中村哲さんは、アフガニスタンの側での「美しい誤解です」と答えて、日本国内でも指導者は解っていたが、国民は騙されていたとも。日露戦争でやっと勝った日本が、東南アジアの人たちには、白人たちによる植民地主義を東洋人が打ち砕いた英雄として映ったという『歴史』を、日本人の私自身もよくわかっていなかったような気がしました。ガル氏の植民地主義についてのAO153さんの注文・批判は判った上で、つい最近、感じたことなので、書いてみました。
「9条を安眠枕に」は、当たっているだけに、日本の現状と政治へのなかなか厳しい批判ですね。いつも思うのですが、広島・長崎の市長さんたちのメッセージ、核廃絶の先頭に立ってほしいという「積極的平和」活動に対して、日本政府は真面目に取り組んでこなかったですね。9条の文字通りを信じている人から、専守防衛の自衛隊は合憲という人までのバランスで、なんとかやってきましたが、憲法を逸脱する安倍さんにはやっぱりNOといわなきゃですね。

cangaelcangael 2015/08/28 14:16 hatehei666さん、コメントありがとうございます。
さきほど、ブログを読んできたところでした! 
除染についての記事、その通りと思って読ませていただきました。
ところで、サスガ勉強家のhateheiさん、早速、本をお読みですね!
また、ブログでのご意見を楽しみにしています。

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